2022年8月10日(水)
大学4年間は、地元の小さなスーパーでアルバイトをした。母親ほどの年齢の人たちの中で、サラダを作ったり、寿司を巻いたり…人手が足らない時に呼び出しがあれば、快く応じた。
「断ることが苦手で(笑)。何でもやってみたい方で、『やる?』と聞かれれば『やります!』と即決していました。年上の人の話を聞いていると『なるほど』と思うことが多く、貴重な経験をさせてもらいました。そんな人との関わりが楽しくて、食品スーパーで仕事をしようとユニーに入社し、アピタ稲沢店で精肉部門に配属されました。それまでは買い物をしたこともなく、精肉のことなど気にもしていなかったのですが、知らないことを知ることが楽しくて、仕事に夢中になっていきました。入社13年目で12店舗ほどに勤務し、その間ずっと精肉担当でした」
1店舗に1年ほど勤務という短期決戦の中で、行動力と的確な判断力が求められた。アピタ伊賀上野店では、ハレの日のみ販売していた伊賀牛を日常的に取り扱おうと奔走した。販売する段取りをつけた時に、転勤となり後進に道を譲った。幾度となくそんな経験を重ねた。時には「ハイヒールはありますか?」というお客様の問いに、靴売り場を案内し「そんなことも知らないのか」と叱られたことは、今では笑い話になっている。ハイヒールとは豚足のことであるようだが、その土地の風習に馴染みながら、お客様との会話を常に楽しんだ。ハイヒールの件から、突拍子もないことを言われた時には、額面通りではなく多方面から考えるようになり、真のお客様の声に的確にスピード感をもって応える努力をするようになった。失敗や達成感、全てがプロの接客のためのプロローグであった。
「会社から本社か店舗勤務かの希望を聞かれます。僕はお客様と接したいからと店舗勤務を選択し、精肉担当者として年々より大きな規模の店、特色ある店を希望してきました。いつかは店舗全体を把握する役職に就きたいと思っていた矢先、昨年の7月に副店長というポジションを飛び越えて、店長に登用され、店全体の責任を負う立ち位置に不安しかありませんでした」
『若手店長を誕生させよう!』と部門勤務から店長にという、思い切った同社の試みが昨年度からスタートし、4人の仲間と共に、その第一号としての抜擢だった。現職について1年。不安でしかないスタートだったが、持ち前の飾らない人柄から、その不安も少しずつ解消されてきたようだ。
「なんとかこなしているのは、店のメンバーのお陰です。僕は入社以来、周りの人に恵まれていると常に感謝しています。メンバーに対しての発信力が乏しい面もあると感じていますが、店の方向性も決めながら、意見を聞いていく立場の今は、そのバランスをとりながら日々、仕事と向き合っています。店舗運営側として責任は重くなり、運営当事者としての意識に変わりましたが、メンバーと話し合いながら、一緒にやっていくスタイルは変わることはありません」
お客様目線で考えることは、どの業界についても言えることである。だがどうしても店サイドは売りたいという意志が出がちであるので、時には『知らない方が武器になることもあるのでは』と考える。これとこれはどう違うか?この食材はどう料理をしたら良いか?知らなければ単純に疑問を持つ、お客様もそうかもしれない。だからより親切に調理法や商品の特徴を表記し、イメージをしやすくすることがお客様に寄り添う第一歩ではないかと語る。そのきめ細やかな対応からか、常連のお客
様も増え、店での会話も弾む。
「この間もお客様から煮豚を柔らかく作る方法を教えていただき、『それいいですね』とお話ししていたら、『作ってきました』と持ってきていただきました。独身の30代男性では分からないことも多く(笑)お客様やメンバーから教えてもらうことばかりです」
幾度となく繰り返してきた転勤で、その土地の魅了をキャッチする力も養われた。そして地産地消の良さも再確認したと言う。調味料、お菓子、練り物・ここ地元ならではの店舗展開をしたい。それに加えて、地域に拘らず『その土地ならではのもの』を取り扱い、良質な物、珍しい物があるような、一味違った店舗づくりをしたいと語る。
なぜ、売れるか?自分の足で動き、見て感じるために、美味しい、珍しいと言う噂を聞けば、その店を訪れ購入する。知識豊富であり、お客様のために・・・常に意識をしているプロとしての視点である。
●ちょっと一息●
異動のたびに2年に一度くらい引っ越しをし、引っ越し上手になりました(笑)。その土地を知るためにも店の近くに住むようにしています。色々なお店で働いてきて、そのお店で働き続ける人たちがメインになることで、未来永劫に発展していくのではないかと感じています。だから僕たち社員はフォローに回ることが重要だと思っていますが、知りたくてついつい何にでも手を出してしまってきました。少しずつ手を引いていこうかなと考えています。
メンバーは意識が高く、自分の好みを入れながら、新商品を推薦してくれる仕事のプロが揃っています。店内に一人ひとりの店を持っている感じです。僕も経営のことだけでなく、現場に立ちたくて一角に僕のコーナーを作ってもらいました。休みの日にすることがないので(笑)、面倒くさがり屋の僕でも出来そうな梅シロップづくりに挑戦中です。
1987年愛知県小牧市生まれ。2009年名城大学経営学部卒業。同年ユニー(株)入社、アピタ稲沢店に配属。県内の店舗、大和郡山店、伊賀上野店食品担当を経て昨年7月に現職。趣味:ドライブ、犬の散歩。半田市在住。当所議員。
2022年8月10日(水)
JR半田駅から徒歩5分圏内。新川通りに立つマンション1階にある「MELILA THE BEAUTY」。屋号であるMELILA(メリラ)はラテン語で改善という意味を示す“MELIUS(メリウス)”と、Beauty/Prideと言った意味の花言葉を持ち、小さい花が重なって咲く“Lilac(ライラック)”を掛け合わせた造語である。「当店のお手入れで本来の美しさを掴み、多くの女性に輝いていただきたい」という想いを込め、代表の江口彩矢佳氏が名付けたもの。
江口氏は、高校卒業後、美容業界に就職。その後、バリにて、3カ月間エステを学ぶため留学し、帰国後は、再び美容業界にて芸能人やモデルタレントなどのVIP顧客担当を務めるなど、腕の高さを買われていた。技術向上には余念がなく、体質や骨格に違いのある外国人への施術にも興味を持ち、カナダへ留学もした。また、勤務先がベトナムで店舗を立ち上げる際、ベトナムの現地まで出向き、見事新店舗を軌道に乗せた。再帰国後は、事業部長に就任、関東地区5店舗の管理を行うと共に、外部との契約交渉などを務めた。
引く手あまただった彼女であるが、一念発起し、地元半田市にて「MELILA THE BEAUTY」を開業。開業時には、当所を通じた創業融資制度の利用、当所開催の起業家支援セミナーへの参加、半田市商業施設助成事業制度を活用するなど、当所を大いに活用した創業者の一人である。
パーソナル施術では、今まで10,000人以上の体を見てきた彼女。留学や海外勤務の経験があったため、国内外問わず様々な体を見てきたことは、彼女のセールスポイントの一つ。多種多様な体質や骨格にも対応が可能なのである。また、美骨セラピストとしても13年の経歴を活かした施術を可能としており、経験を基に考案したオリジナルの施術と、遠赤外線効果が高い玄武岩を温めることで、筋肉や内臓に密着させるホットストーンを掛け合わせた「温美矯正」で心地よく効果を目指していただくことも可能。
オーダーメイドコースは、「温美矯正」の強みを維持しつつ、経験を活かした施術で、顧客状況に応じ、内容をカスタムするものであり、一度の施術だけでも、非常に高い効果を感じていただける人気コースである。
本年5月からは、地域初となる【黄土モリンガ蒸し】もスタート。【黄土モリンガ蒸し】は、600年ほど前から産後ケアとして愛用されてきた韓国の民間療法「黄土よもぎ蒸し」の進化系スチーム座浴である。手
足など末端部位や下半身の冷えと言った女性特有のケアに特化している。導入を決めたのは、「下半身やおなか周りが冷える女性が多く、彼女たちには従来の施術のみで効果が出しにくかった。従来よりも更に内側から温めることで、効果をより高めることができる」と江口氏は言う。エアコンや、体を冷やす食べ物が増える夏の時期には、重要なインナーケアでもある。
栄養素が高いモリンガを煎じた蒸気を、下半身中心とした体全体に浴び、皮膚や粘膜から吸収することで40倍以上吸収率を高め、より健康・美容効果を得られ、美に益々磨きがかかるのである。
このゲッポウが届く頃は夏真っ盛り。美 BODYを目指し、ぜひ同店で生まれ変わってみてはいかがでしょうか。もちろん、新型コロナウイルス感染症対策も万全。取材担当者は、創業に関わるも、女性専用ということで入店ができません。恥ずかしい肥満体型にならぬよう自己管理に努めたいと思います。
(取材:榊原鉄平)
【住所】半田市新川町22-1 JUS半田 1A
【代表】江口彩矢佳 【創業】令和3年8月
【営業時間】10:00~20:00(女性専用・予約制)
【定休日】日曜・祝日 【TEL】24-7657
2022年8月10日(水)
世の中がコロナ疲れで疲弊し始めた昨年8月に、みんなが元気になれる店を作りたいとオープンしました。野菜やフルーツがたっぷり摂れる料理やデザート、水素水を使ったドリンクなどメニューは健康を意識しました。そして、心豊かに召し上がっていただきたいと、嫁のジョイが長年集めてきたブランド食器(皿、コーヒーカップなど)でも提供することにしました。「使わないと勿体ないよ」というジョイの言葉に押されて、大切な食器を使わせてもらっています(笑)。お客様にランダムにお出ししていますが、お目当ての器が回って来ると嬉しそうにされる姿を拝見するのは、こちらも嬉しくなります。また、若い頃カクテルに興味を持ち、その時の作り方を応用したジュース類は、当店の看板メニューの一つになっています。
僕は基本的には独学でメニュー作りをしてきました。独学という言葉の響きはいいですが、基礎がしっかりしていない分(笑)、既成概念に囚われないので、色々なメニューが誕生しお客様からびっくりされたことがあります。ジュース類の豊富さや、あまり馴染みがない料理、珍しいフルーツに驚かれるようです。
ちょうどオープンした頃にレトロ喫茶が流行り出しました。レトロに代表されるクリームソーダに挑戦しようと思い立ちました。それまでのクリームソーダは緑、青、赤の3色。誕生石の12色のクリームソーダがあったら面白いんじゃないかと思ったんですね。石の色を反映させたクリームソーダは、見た目も楽しめ、SNSに投稿してくださる方も多くいます。
フレンチトーストも目玉商品です。お客様と「この卵焼き、フワフワして美味しいね」「おばあちゃん、それ、パンだよ!」と卵焼きと間違えられてしまいました(笑)。抹茶味のフレンチトースト、病みつきになってしまう人も続出するバジルソース味のフレンチトースト、新しいことに挑戦することが好きなので、気がつくと続々と新商品が誕生しています。反面、いつの間にか消えてしまったものもあって(笑)、いつもメニューは変動しています。ただ、お客様がご希望され、材料が揃っていればご要望をお聞きします。可能であればお客様のわがままをお聞きするという、大手ができないサービスを提供したいと思っています。ここならではの珍しいものを提供し、お客様に寄り添ったサービスをする。当店のコンセプトです。
20歳の頃、いつか自分の店でケーキスタンドを使いたいという夢が実現し、フルーツとパンと飲み物のセットのスペシャルモーニング(~17時まで)はこのケーキスタンドを使用し、リッチな気分を味わっていただい
ています。常時7~8種類のフルーツは、時期によっては珍しいフルーツ、ブラックベリー、サファイアぶどう、コットンキャンディグレープなどで「珍しい、初めて食べた!」と言われると嬉しくなります。また、ジョイの故郷、フィリピンご当地スイーツ『ハロハロ』は、本場の味で、当店ならではのものです。知多半島中から故郷の味を求めて、フィリピンの人たちが集まってきます。暑い夏にはピッタリのスイーツ、食べて良し、写真映えするも良し!オススメの逸品です。自慢メニューは健康を意識したデトックスウォーター、韓国風タマゴサンド、大磯屋さんの麺を使った焼きそば、自家製レモネード、テイクアウトコーナーのジュースなどなど、際限なくあります。詳しくは、『&カフェInstagram』で検索してください。
お値打ち価格で提供することも大切なコンセプトです。サラリーマンをしていた時に知多半島中の店で昼食をし、多くの人たちが1日にいくら使うことができるかを身にしみて感じました。だからお客さまに寄り添うことを信条としている僕は、一般的な価格より20円OFFにしています。それを基準にして価格は3通り。末尾0と50円は無難なもの、80円は演出効果の高いSNS映えするものです。全て税込です。計算がしやすいような数字ばかりで、算数ができない証拠ですね(笑)。いつまでもお値打ち価格で提供し続けるために、野菜やフルーツ生産者さんとコラボしたい。それが今の僕の希望です。
お陰様で遠くから来店してくださる方も多く、土・日曜日は外でお待ちいただき、僕たちも休憩する暇もないほどで、嬉しい悲鳴を上げています。当店を愛してくださるお客さまに感謝です。「ここに来て良かった」「そういえば、ここのお店で良く食べてたね」と思い出していただけるような店作りを目指しています。14席のこじんまりした店のシンボルマークはフクロウです。フクロウは幸運や金運を呼ぶと言われています。店にも、そして来店されるお客様にも幸運や金運が訪れることを願っています。
■ 半田市乙川栄町1番地 ■ 営業時間 火~日 8:00~18:00頃
■ 定休日 月曜日 月に1回程度、月・火曜日で連休をいただきます
■TEL 090-1627-1473
2022年8月10日(水)
同店は平成30年11月に青山に開店し、連日多くのお客様で賑わっています。そこでより多くの方に家庭で自慢の味を楽しんでいただきたいとの想いで今年6月、清城町にお持ち帰り専門店を開店しました。自慢の餃子はもちろん、麻婆豆腐・レバニラなどの一品物、唐揚げ・手羽先などの揚げ物、チャーハンや天津飯、あんかけ焼きそばなどがテイクアウトできます。また、お弁当、オードブルも好評。“おらが作る魂の餃子を召し上がれ!”
代表/木原淳一
住所/半田市清城町1-2-5
TEL/47-5835
営業時間/11:00~14:00、16:00~20:00
定休日/火曜日・水曜日
(青山店/半田市青山2-25-11 84-6590)
2022年8月10日(水)
愛知労働局の令和4年度「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する愛知労働局長表彰」における「奨励賞」に選出され、7月7日に表彰式が行われました。この賞は地域の中で安全衛生に関する水準が良好で改善のための取組が他の模範と認められる事業場に授与されるもので、同社のリスクアセスメント推進に伴う労働災害の大幅な低減を達成した事が高く評価されました。新美勝規常務取締役は「弊社はシステム・人・設備に対する中長期的な安全管理の仕組みを構築している。これらを地域社会と共有し、地域貢献していきたい」と抱負を語りました。
代表/新美喜久子
住所/半田市東億田町161
TEL/21-2417
URL/https://hanju.co.jp/