半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

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私たちが私たちのロールモデルとなる!!

2022年9月28日(水)

リコージャパン株式会社愛知支社 知多事業所 金井 百合子さん・森 愛弓美さん 

金井 当社は全国に拠点を置き、リコー製品の国内販売を担い、複合機販売中心のオフィスプリンティング事業から、サービスを主
軸としたオフィスサービス事業へシフトを進めています。知多事業所は保守部門(サービスステーション)と営業部門があり、私は入社
以来、ここで営業業務を担当しています。リコーで働いている友人に『いい会社だよ』と勧められて入ったのですが、アットホームな
雰囲気で働きやすくて、気がつけば30年近く在籍しています(笑)。
森 私も知らないうちに(笑)、20年近く働いています。半田市生まれ、阿久比町育ちの私は、知多事業所があるからと入社しましたが、最初の配属先は三河安城営業所でした。今はソリューション営業部に所属し、お客様のシステム構築やソフトウェア製品の導入にあたり、ICT製品やサービス、業種業務アプリケーションに関わる専門知識を活用し、提案、プレゼンテーションから受注にいたるまで、一連の販売プロセスを担っています。私の担当は名南・名西・知多事業所です。毎日飛び回っていて、事務仕事は苦手、動くことが好きな私にはピッタリとやりがいを感じながら仕事をしています。現職について1年近くになりますが、反省ばかりの毎日です。今までは自分の感覚で動けてきたのですが、メンバーに対し、課題解決に向けて筋道を立てて伝えることの難しさを感じ、自分の力のなさが悔しくて、泣いたこともあります。2回ほどですが(笑)。
金井 愛知支社の男女比は9:1くらいで、男性が圧倒的に多い職場で、そのせいかサバサバした女性が多いですね。職域も性別の垣
根が低くなってきて、女性が活躍しているサービスステーションもあります。森さんは愛知支社のソリューション営業部で初めての女性管理職ですので、私も同僚として応援しています。
森 最初は自信がなくて断ろうかなと思ったんですが、上司から「今までと同じことをやればいいんだよ」と言われて、働く女性のロールモデルになれれば嬉しい、と思ってお引き受けしました。
金井 女性が働き続ける環境がリコージャパンには整っていて、育児休業後の復帰支援など、恵まれていると感じます。戻って来ることのできる場所があるという安心感は大きいでしょうね。それに生活に合わせて時短勤務もできます。私の時代は、仕事と子育ての両立に苦労しましたが、今の子育て世代にはとても働きやすい職場だと思います。
森 女性の育休は当たり前、男性も育休を取るケースも増えてきて、とてもいい傾向だと思っています。ただ職域が広くなった分、女性
も等しく幅広い知識が求められ、毎日が勉強と思っています。
金井 職種からでしょうか、私は定時になったら帰宅できる環境にいるのは有難いことです。プライベートは大切にしていて、森さんとは一緒に旅行やゴルフに行って楽しんでいます。
森 2017年に長く働きたい女性が働き続けられる環境を作ろうと『女性活躍推進PGあいちしゃちほ娘(こ)』が愛知支社で発足しました。各部署から女性社員が参加し、8名の仲間でスタートしました(現在17名)。その発足メンバーとして金井さんと出会い、仲良くさせてもらっています。優しくて頼れるお姉さんです。
金井 しゃちほ娘の社内活動としては、メンバーが講師となって『仕事を見直し隊』や、自ら率先して動くクセ付けをしようと『言い出しっぺ作戦』、社会貢献活動としては『ヘアドネーション参画』『介助犬支援』など、いろいろ取り組んでいます。
森 発足して2年後にはあいちしゃちほ娘とパートナー企業、賛同いただいたお客様が協力しあい『WAC(Woman Activity Consortium)ワック 以下WAC』というバーチャル組織を作り、愛知県の企業を女性の力で元気にしていこう!と活動が始まりました。女性視点で企画・運営したWAC発足記念イベントでは、「防災介護食」、「Caféでお仕事 どこでもオフィス」などのブースを展開し、イベントを通じて多くのお客様と繋がることができました。
金井 その後『あいち女性の活躍プロモーションリーダー』企業として認定され、大村県知事から委嘱状をいただきました。『WAC』は愛知県の女性活躍を牽引する存在を目指しています。
森 男性向けのイベントも企画していますが、部署や世代を越えて一緒に活動することはとても楽しいことです。誰もが企業でイキイキ
と働き続けられるための取り組みを共有し、私たちが私たちのロールモデルとなる!ことを目指して活動していきたいと思っています。

リコージャパン株式会社愛知支社 知多事業所
マーケティング本部 愛知支社 業務1グループ 知多事業所
金井 百合子さん

マーケティング本部 愛知支社 
ソリューション営業部 名南ソリューショングループ リーダー
森 愛弓美さん 

■ 半田市宮本町3-217−21 セントラルビル3階    
■TEL25ー0678  ■https://www.ricoh.jp




地域の発展あってこそ!

2022年9月28日(水)

株式会社三菱UFJ銀行 半田支店 支店長 林 義人氏

『家から通えること』という両親の要望に『長男の務め』と、大学も就職先も考慮し、関東地区勤務限定コースを設けていた東海銀行に入行した。5年後の合併により、同コース消滅のため総合職に転換、以後全国転勤可となり、2007年初めて愛知県勤務となった。
 「入行して25年、人事部での2年間以外は営業一筋。さまざまな地域で個人から大企業まで営業を経験、愛知県と名古屋市の指定金融機関の役割を担う東海公務部では次長として、まちづくり、地域の再開発等にも関わらせていただきました。名古屋駅前・栄地区の再開発、『2026年アジア競技大会』、2027年開通予定の『リニア中央新幹線』などのプロジェクトに携わった経験は、ものの見方や考え方、地域との関わり方を学んだ時期であり、貴重な経験をさせていただきました」
 現職に就いて1年半ほど。支店長一年生として地域との関わり、部下との接し方を試行錯誤しながらの日々だった。最終決定権を持つ今、今までの経験に照らし合わせながら、かつての上司ならどう判断をしてきたのかと思い起こし、慎重かつ素早い判断を心がけてきた。
 「最終的にそのリスクを負うことができることが判断基準であり、責任を取ることが役職者の仕事です。部下には伸び伸びと仕事をしてもらいたい。どうしたら働きやすいか、常に考えています。コミュニケーションを図るのもその一つと、今年から上司と部下が1対1で行う面談『1on1』ミーティングを採用しました。仕事に対してのストレス軽減、問題解決のために上司が助言するシステムですが、あえて仕事の話はせずにコミュニケーション強化を目的にしています。時には『支店長の趣味は何ですか?』『年収は?』というようなことも聞かれますが
(笑)、コミュニケーションを密にすることは信頼につながると、聞かれたことには全て答えています」
 企業としては常に成果が求められるが、目的達成のために部下を鼓舞するタイプではないと自己分析する。それは自身の経験から体得し、銀行員として貫いてきた姿勢の現れである。一勤務地3~5年の間には自ら提案をして、成約は後任に任せることも多々あったようだ。
 「結果が全てではなく、評価はお客様がされるものだと考えてきました。『あの担当者で良かった』『本当にお世話になりました』という声は必ず後から聞こえてきます。先輩たちがそういう記憶を残し、当行の礎を築いてきました。部下には記録より、記憶に残る担当者であれと常々言っています。私もお客様の役に立つことを最優先に考えてきました。だから、若い時には目標を達成できなかった苦い経験も多数あります。しかし、諸先輩たちや周りの人に恵まれ運が良かったですね。何よりもこの役職をいただいたことが強運の現れだと実感しています。
実は私は就活解禁日以後に面接を受けて入行しました(当時はそれ以前に内定をもらっているのが普通だった)。いわば補欠入行ですね(笑)。補欠でも頑張れば、こういったポジションに就くことができる。私が生きた教材となって、この点は部下を鼓舞しています(笑)」
 2度の銀行合併を経験し、不安と暗中模索の中、途中で投げ出すのは本意でない、お客様の役に立つためにやるしかない!『成せばなる』『ピンチはチャンス』と歯を食いしばり、その言葉を支えにしてきた。特に半田に来てからは地域の発展があってこそ、金融機関も発展するとの思いが強くなり、地域団体の役職を努め、社会貢献、地域貢献に注力した。支店の従業員が会社の制度を活用して、新美南吉生誕110周年記念事業、子ども食堂、半田市民管弦楽団など、10団体(今年度は15団体予定)に寄付金を贈り、そこで一緒に体を動かし汗
を流す。
 「管弦楽団にお邪魔した時は、大学の吹奏楽団でチューバを担当していたことを懐かしく思い出し、思わず一緒に練習したいと思ってしまいました(笑)。かつての東海銀行は地域と積極的に関わり、お客様との距離も近かったことを私自身も経験しています。合併によって社名も変わり、地域との接点が薄れてきたように感じています。もう一度、あの頃のように地域の中に溶け込み、深く関わっていこうと思っています。今、この立場だからこそ、それができると考えています。まずは、
色々な所に顔を出すことから始めています」
 『好奇心旺盛』な性格から新しいことに挑戦しながら、地域がより発展することを願って動く。地域の発展が仕事へのやりがいにつながり、モチベーションになる。銀行員としての一つの姿がここにある。

●ちょっと一息● 

知多半島全域の全法人取引先、ほとんどの個人取引先を半田支店で担当しているため、日中は出歩いていることが多いです。日々お話をお聞きしながら経営、地域のことなどを勉強させていただいています。先日の『第九回はんだ山車まつり実行委員会設立総会』に半田金融協会会長の立場で出席させていただきました。私も地元でお神輿を担い
でいましたが、地域への愛情がなければ、このような祭りは出来ない、半田の方たちの地域愛に感動しました。
 仕事と生活はキッチリ切り替えています。退勤時、会社を出たら何の対処もできないので仕事のことは考えないようにしています。起床した時はこれからは何とでも動ける、仕事モード全開です。オフは家族と楽しむことを大切にし、基本は家族単位で行動しています。妻と私の誕生日は3人の子どもたちが祝ってくれて、感謝の言葉が書かれた色紙をもらいました。気恥ずかしい気もしますが、もらうと嬉しいものですね。子どもに教えるつもりで始めた野菜作り、子どもは興味を示さず、いつの間にか家庭菜園は私の趣味になりました。

1975年東京都江戸川区生まれ。97年千葉大学法経学部経済学科卒業。同年(株)東海銀行入行、新中野支店に配属。新宿新都心、板橋支店、2007年柳橋支店(名古屋市)に転勤。名古屋営業本部、春日井支店、東海公務部、人事部(東京)を経て、21年現職。半田ロータリークラブ会員。半田防犯協会連合会副会長。名古屋市在住。当所常議員・地域力創造委員会副委員長。





人命を守り生きつなげる防災、楽しい防災を考える

2022年9月28日(水)

笠井防災教育考究社

9月1日は防災の日として制定されている。これは1923年に発生した関東大震災に由来しており、この日には毎年、各地で防災訓練や避難訓練が行われている。当所の会員事業所にも人命を守る防災のスペシャリストがいることをご存知だろうか。
『笠井防災教育考究社』代表の笠井貴洋さんは、専門学校卒業後、民間企業で複数の職を経験した後に自衛隊に入隊。高校生の時に所属していた銃剣道部(※)の練習や遠征などの際に、自衛隊員との交流があったことがキッカケだったという。退任後の現在でも、即応予備自衛官として年間30日程度の訓練にも従事しており、自衛隊時代からのキャリアは20年以上に亘る。
 令和3年に開業してからは、自衛隊での経験を基にした講演において、災害発生時の避難所生活でもストレスが少なく過ごせるような、人と人とのコミュニケーションの大切さなどを伝えている。また、個人や自治会関係からの依頼で行う機会が多い防災講座では、行政団体が公表しているハザードマップを用いて、自身の生活圏内に存在する危険箇所を知るグループワークなどを行っている。この講座では更に、笠井さん自身が実際に購入・試用した中で、使い方が分かりやすく手頃な価格で買えるオススメ防災グッズも紹介してもらえるそう。一律に与えられる物ではなく、自分の年齢や生活様式に合ったグッズを自身で選択して揃えることで、使用方法の理解度や意識も高まるという。
 笠井さんは「楽しい防災」を念頭に活動されており、近年ブームになっており自身の趣味でもあるキャンプなどを入口に、個々人の防災意識を高めることにも注力されている。その中でも、自分で揃えた防災グッズで実際にキャンプをしてみて、不便に感じたり足りなかった物を補う「避難生活体験」は非常に有効であるそう。このような活動を行うのには、避難するという行動へのハードルを少しでも下げてほしいという想いがある。「特に、災害時に前線で働かなくてはならない人(医療関係者や行政職員、企業の担当者など)や、その家族に最も深い知識を持ってほしい。有事の際の心の安定には、家族が安全だと思える気持ちが一番大事。非常時の連絡手段や避難場所の確認などをしっかり家族で話し合うことで、自分だけではなく周りの大切な人の安心につながるということを知ってほしい」と笠井さんは話す。
 現在は当所青年部にも入会するなど活動の幅を徐々に広げており、今後は企業向けにも、BCP策定の前段階として、社員だけでなくその家族も受けられるようなバーベキューをしながらの勉強企画や、企業主催で地域住民も参加できる防災イベントなどの開催にも取り組んでいきたい構想がある。備蓄米の袋の置き方ひとつにも自衛隊式があるそうで、笠井さんは他ではやっていない防災だが絶対に必要な防災を教えてくれる。企業が防災を考える上での理想は、顧問弁護士のような形で企業にも専属で危機管理アドバイザーや防災士がいることだという。
 防災というと、誰もが必要性は感じているが疎かになりがちな分野でもある。「普段のスーパーでの買い物でも『これは防災食に使えそう』など日常的に考えてほしい。備えなので結果が出づらいのが防災だが、同時に必ず身に付く保険でもある。多くの人に今までの防災のイメージを変えてほしい」と話す笠井さん。第一に人の命を守り、そして助かった命を生きつなげる術を持つ彼だからこそ、“ 受け取るだけの防災” ではなく“ 深く考える防災”の重要性を伝えられるのだと感じた。            (取材:齋田哲資)


※自衛隊でも体育の一部として採用されている、剣道のような防具を 身に付けて竹刀の代わりに木銃を用いて相手と突き合う競技


【住所】半田市花園町  【代表】笠井貴洋
【TEL】090-9183-7954



サウナフリーザーが半田にやってくる!!

2022年9月21日(水)

(株)ブルーエプロンズ

名古屋栄にある、今大人気のサウナラボをトラックに乗せた『サウナフリーザー』が登場!
薪サウナが堪能できるだけでなく施設でしか体験できない『-30度の世界・アイスサウナ』もお楽しみいただけます。施設のサウナ室とは一味違う、唯一無二の自然体験をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。

○タイムスケジュール(一枠の定員6名)
受付は各枠の30分前から行います。
10月28日(金)①14:00~15:30 男性
       ②15:30~17:00 女性
       ③18:30~20:00 男性&女性
10月29日(土)④10:00~11:30 男性
       ⑤11:30~13:00 女性
       ⑥14:30~16:00 男性&女性
       ⑦16:00~17:30 男性
       ⑧17:30~19:00 女性
○場所
名鉄イン知多半田駅前 駐車場
(半田市更生町1-120-2)
○料金
お一人様 3,000円/約1時間
○持ち物
水着または濡れても良い服、タオル、着替えなど
※シャワーは名鉄インの客室二部屋をお借りしています。順番にご利用いただくことをご了承ください。
※20歳未満の方のみでのご利用はできません。
※タトゥー、刺青の方はご利用いただけません。
○お申し込み方法(※予約制)
メール、FAXなどでご予約・お問い合わせください。
メール kandm@cac-net.ne.jp
FAX 0569-77-5138
Instagram DM
@a_materasu_himawari
件名(サウナフリーザー申し込み)、氏名、連絡先、希望の時間枠をお知らせください(第三希望まで)、人数と性別。
○申し込み締め切り
10月21日(金)

※当日は、はんだストリートテラスも開催されています。



知識を豊富に!お客様のために!

2022年8月10日(水)

ピアゴラフーズコア半田清城店 店長  祖父江 陽一氏

大学4年間は、地元の小さなスーパーでアルバイトをした。母親ほどの年齢の人たちの中で、サラダを作ったり、寿司を巻いたり…人手が足らない時に呼び出しがあれば、快く応じた。
 「断ることが苦手で(笑)。何でもやってみたい方で、『やる?』と聞かれれば『やります!』と即決していました。年上の人の話を聞いていると『なるほど』と思うことが多く、貴重な経験をさせてもらいました。そんな人との関わりが楽しくて、食品スーパーで仕事をしようとユニーに入社し、アピタ稲沢店で精肉部門に配属されました。それまでは買い物をしたこともなく、精肉のことなど気にもしていなかったのですが、知らないことを知ることが楽しくて、仕事に夢中になっていきました。入社13年目で12店舗ほどに勤務し、その間ずっと精肉担当でした」
 1店舗に1年ほど勤務という短期決戦の中で、行動力と的確な判断力が求められた。アピタ伊賀上野店では、ハレの日のみ販売していた伊賀牛を日常的に取り扱おうと奔走した。販売する段取りをつけた時に、転勤となり後進に道を譲った。幾度となくそんな経験を重ねた。時には「ハイヒールはありますか?」というお客様の問いに、靴売り場を案内し「そんなことも知らないのか」と叱られたことは、今では笑い話になっている。ハイヒールとは豚足のことであるようだが、その土地の風習に馴染みながら、お客様との会話を常に楽しんだ。ハイヒールの件から、突拍子もないことを言われた時には、額面通りではなく多方面から考えるようになり、真のお客様の声に的確にスピード感をもって応える努力をするようになった。失敗や達成感、全てがプロの接客のためのプロローグであった。
 「会社から本社か店舗勤務かの希望を聞かれます。僕はお客様と接したいからと店舗勤務を選択し、精肉担当者として年々より大きな規模の店、特色ある店を希望してきました。いつかは店舗全体を把握する役職に就きたいと思っていた矢先、昨年の7月に副店長というポジションを飛び越えて、店長に登用され、店全体の責任を負う立ち位置に不安しかありませんでした」
 『若手店長を誕生させよう!』と部門勤務から店長にという、思い切った同社の試みが昨年度からスタートし、4人の仲間と共に、その第一号としての抜擢だった。現職について1年。不安でしかないスタートだったが、持ち前の飾らない人柄から、その不安も少しずつ解消されてきたようだ。 
「なんとかこなしているのは、店のメンバーのお陰です。僕は入社以来、周りの人に恵まれていると常に感謝しています。メンバーに対しての発信力が乏しい面もあると感じていますが、店の方向性も決めながら、意見を聞いていく立場の今は、そのバランスをとりながら日々、仕事と向き合っています。店舗運営側として責任は重くなり、運営当事者としての意識に変わりましたが、メンバーと話し合いながら、一緒にやっていくスタイルは変わることはありません」 
 お客様目線で考えることは、どの業界についても言えることである。だがどうしても店サイドは売りたいという意志が出がちであるので、時には『知らない方が武器になることもあるのでは』と考える。これとこれはどう違うか?この食材はどう料理をしたら良いか?知らなければ単純に疑問を持つ、お客様もそうかもしれない。だからより親切に調理法や商品の特徴を表記し、イメージをしやすくすることがお客様に寄り添う第一歩ではないかと語る。そのきめ細やかな対応からか、常連のお客
様も増え、店での会話も弾む。
 「この間もお客様から煮豚を柔らかく作る方法を教えていただき、『それいいですね』とお話ししていたら、『作ってきました』と持ってきていただきました。独身の30代男性では分からないことも多く(笑)お客様やメンバーから教えてもらうことばかりです」
 幾度となく繰り返してきた転勤で、その土地の魅了をキャッチする力も養われた。そして地産地消の良さも再確認したと言う。調味料、お菓子、練り物・ここ地元ならではの店舗展開をしたい。それに加えて、地域に拘らず『その土地ならではのもの』を取り扱い、良質な物、珍しい物があるような、一味違った店舗づくりをしたいと語る。
 なぜ、売れるか?自分の足で動き、見て感じるために、美味しい、珍しいと言う噂を聞けば、その店を訪れ購入する。知識豊富であり、お客様のために・・・常に意識をしているプロとしての視点である。

●ちょっと一息●
異動のたびに2年に一度くらい引っ越しをし、引っ越し上手になりました(笑)。その土地を知るためにも店の近くに住むようにしています。色々なお店で働いてきて、そのお店で働き続ける人たちがメインになることで、未来永劫に発展していくのではないかと感じています。だから僕たち社員はフォローに回ることが重要だと思っていますが、知りたくてついつい何にでも手を出してしまってきました。少しずつ手を引いていこうかなと考えています。
 メンバーは意識が高く、自分の好みを入れながら、新商品を推薦してくれる仕事のプロが揃っています。店内に一人ひとりの店を持っている感じです。僕も経営のことだけでなく、現場に立ちたくて一角に僕のコーナーを作ってもらいました。休みの日にすることがないので(笑)、面倒くさがり屋の僕でも出来そうな梅シロップづくりに挑戦中です。

1987年愛知県小牧市生まれ。2009年名城大学経営学部卒業。同年ユニー(株)入社、アピタ稲沢店に配属。県内の店舗、大和郡山店、伊賀上野店食品担当を経て昨年7月に現職。趣味:ドライブ、犬の散歩。半田市在住。当所議員。