2024年12月27日(金)
明けましておめでとうございます。昨年11月15日にオープンしたコココリン(半田市創造・連携・実践センター)にスタッフとして兼務し、沢山の人たちと出会い、話し、一人で仕事をしている時には予想もしなかったようなことが出来るのではと、今からワクワクしています。そのために頑張ろうと心を新たにしています。今年もよろしくお願いします。
半田市は子育て支援センターなどの施設が充実し、自然に恵まれ人も穏やかで、大好きなまちです。多治見市(岐阜県)で生まれ育った私もすっかりここに溶け込んでいます。夫の仕事の都合で半田に住んだのは2007年、第一子が生まれた時からです。学卒後は多治見のケーブルテレビ局で番組制作をしていました。企画から制作・編集に関わり、人と会って話を聞いて書くという仕事が楽しくて、女性向けフリーペーパー発行の会社にライターとして転職しました。その後出産をし、1日が仕事と子育てで終わり、土・日にあまり得意でない家事をする日々で、仕事と家庭の両立は色々な面で厳しかったですね。「0歳児を預けるなんて
子どもがかわいそう」と言われたり、子どもと一緒に楽しく過ごす時間も取れない、フルで働けないので大事な仕事を任せてもらえないことなど、葛藤の日々でした。私自身、仕事も暮らしも楽しみたい性格で、エネルギーがたっぷりある方でもないので、思いきって退社しました。その後はガッツリ働かず、自分の興味が持てる仕事をしながら家事、子育てがバランスよく出来るように努めてきました。
第二子である娘が誕生し、長男の経験から子どもが動き出したら連れて回るのは大変、動き出すまでが勝負と生後4ヶ月になった2010年に『言葉工房トム』をスタートし、ゆったりペースで生活が楽しくなる情報紙『マルシェ』を発行しました。本格的に活動し始めた時に、この時代に出会った方達からHPの文章づくり、リーフレット作成等のお仕事をいただき幸運な出発でした。いつもどんな状況の中でも仕事をしてきました。私は自分がやりたい仕事をしていたい人なので、子どもがいようがいなかろうが、たぶん仕事をしないという選択肢はないでしょうね。
ケーブルテレビ時代に、まちはそこに生きている人の想いや考動で作られていることをリアルに感じ、そこで商い暮らす人たちが上手くご自分の魅力を発信できていない、気づいていないんじゃあないかと思ったんですね。その魅力という強みを引き出し、発信するお手伝いが出来ると思い、『伝わらないを“伝わる”に変えるPR支援』をキャッチコピーとし、言葉の仕事をしています。伝わることによって共感が生まれ行動につながり、その一歩があってこそ、何かが始まると信じています。自社HPに中小企業のPRに役立つコラムを書いていますが、人気の3本はいずれも挨拶文の書き方(入社式、周年記念、社長挨拶文)で、全国の社長さんたちがその制作で悩まれているのを感じます。挨拶文は苦手と思う方も多いようですが、従業員のモチベーションをあげたり、営業の役割を果たしたり、大切な機会と考えています。
また、メニューのひとつ「コトバタントウ」は、定期訪問(月1回)をして、その場で必要なものを制作したり、PR・人材育成のお手伝いをしています。定期的に長期に亘って訪問することで、その企業の根幹となる部分を的確に発信し、長期的視点と臨機応変な対応で骨太のPR活動を支えていきます。最近のコトバタントウのご利用では、自社に合った人材を採用するために、普段から代表の想いや事業内容を発信する必要性から、打合せ&取材後に1000~2000字程度のブログ記事を書いています。中小企業診断士としての考え方も交えながら提案させていただきますので、お力になれる面も多いかと思います。困ったらぜひご相談いただけたら。私自身、「この仕事が好き」という矢印もあり、「言葉の仕事をしているからこそ、そんな自分自身を好きでいられる」という、反対向きの矢印も持っています。その上、言葉の仕事でお客さまに喜んでいただき、この仕事やめられませんよねぇ(笑)。
ある日、就職情報サイトに掲載された「事業を企画してまちづくりをする」職種に目が留まり応募しました。それがコココリンとの出会いです。ここは中心市街地の活性化、市民・事業者・学生等の交流、連携促進によるネットワークの形成、起業・創業の促進という3つの目的があり、まちづくりの拠点となる施設です。これからは『暮らし』『子育て』『起業』のしやすさなどが大事な価値となります。事業企画コーディネーターとして私の経験も活かしながら、一歩前に進みたい方のために、応援していきたいと思っています。自分のやりたいことで能力が活かせ、お客さまに喜んでいただけ、その印として対価がいただける。そのシンプルな形に沿っているのが起業だと思っています。一歩踏みだす勇気はなかなか持てないかもしれませんが、人生を積み重ねてきた中で得意なもの、好きなものがあると思うんですね。それを事業として、つなげて、うみだしていく、そんなサポートが出来たらと考えています。始めることはそんなに難しくない、起業もまちづくりも自分の世界と地続きにある、と思っていただけるような仕掛けをいっぱい創っていこうと考えています。
まだスタートしたばかりで今は『場』でしかないかもしれませんが、ここから人がつながり、魅力が伝わりいろんなものを創造していけるよう、いい風を起こせるよう、ワクワクしながら『前向きな一歩を踏みだす場』として育てていきたいと思っています。
■ 住所/半田市桐ヶ丘
■ 営業時間/8:30~16:30
■ 定休日/土日祝日
■ TEL/090 -9181 -7555
2024年12月17日(火)
ワクワクすることに出会うとそこに向かって一直線 !自分の直感力を信じて動いてきました。小さい頃からの夢を叶え保育士になり、結婚を機に転居のため半田市内の保育園を退職し、名古屋市内の児童館に就職しました。育休中に長男と参加したベビーマッサージ教室では、先生が自分のお子さんをモデルにして教室を開いており、その時に初めて子どもと一緒に働く『起業』という働き方があることを知りました。待機児童問題で長男が保育園に入れなかったこともあり、ベビーマッサージが大好きだったので、自分も好きなことで子どもと一緒に働いてみたいとベビーマッサージ講師の資格を取りました。ママ友たちとサークル活
動をする中で、みんなでワイワイと子育ての楽しさや悩みを話したり、そういう場所があることが子育て中のとても楽しみでもあり、救われた時間でした。
そんな経験もあり、長男が小学校に入学前のタイミングで生まれ育った半田に戻り、自宅にて『おやこのひろばsmile-baby*』をスタート。その時、次男と長女は保育園に通っていたので、夫や周りの人たちの理解があってこそのスタートでした。『今しかない親子の時間を楽しもう♪』をモットーに、【おひるねアート・ベビーサイン・手形アート】などを通して、成長記録をカタチに残すお手伝いを始めました。子育て中は楽しいこともたくさんあるけど、大変なこともある。頑張りすぎて1日があっ
という間に過ぎ、気づいたら子どもが1歳になっていたというママもいます。そんなママたちに保育士としての知識、3人の子
育て経験を交えて、「子育てって楽しい!」を伝えたいと思っています。
子育て支援事業の他に、もう一つ事業をしています。コロナ禍でイベントも教室も全て中止になり仕事が全くない緊急事態宣言の2か月間、働き方を見直す中で、今後は事業のオンライン化と在宅でできる仕事の2つを取り入れようと決めました。まず自分の今の事業をオンライン化するにあたり、EC業界についていろいろ学んだり調べた結果『ツクツク』というECプラットフォームに出会いました。低価格でネットショップを開設でき、物販もウェブチケットも販売できること、ホームページ、アプリ、ブログ、メルマガ、顧客管理など、事業の大部分をこの1つのサイトだけで一元管理できる点がとても魅力的でした。小規模事業者持続化補助金を活用させていただきショップを開設し、その際には商工会議所の皆さんにとてもお世話になりました。
ママたちと話していると、出産して社会との繋がりがなくなることに不安を感じていらっしゃる方が多くいます。10年ほど前は育休が終わったら職場復帰やパートに出ることが当たり前のようでしたが、今は『起業』も選択肢の一つと感じています。何かを始めたいママたちの応援をしたいと思い、新たに始めた事業は起業支援で、SNSサポートやHPやECサイトの制作サポートです。「ホームページを作りたい」「ネットショップを始めたい」「WEB化を1つにまとめたい」など事業者さんのそれぞれの求めていることにお応えできるよう必要な部分をサポートしています。まずSNS発信からという方には、インスタグラムの代行作業や公式LINEの構築サポートなども行っています。11月にオープンした半田市創造・連携・実践センター「コココリン」にて、2025年1月から「ママのための自分軸の働き方大学」をスタートします。
コロナ禍は私にとって大きな転機でした。コロナ前は自主企画というスタイルでしたが、今はイベントを依頼されるようになり、おひるねアート撮影会は県内のハウジングセンターでも開催しています。またコロナで同じように活動ができなくなった子育て支援をしている講師たちと知多半島ママコミュニティ『すまいるママ』を立ち上げ、オンラインで交流会や誕生日会をしていました。今は『すまいるママフェスタ』をイオンモール東浦にて定期開催しており、起業女性の活躍の場、地域のママたちの
親子で楽しめる場を提供しています(次回開催は12月25日~27日)。
最後に、私の好きな言葉に『五方よし』という言葉があります。近江商人の三方よし『売り手よし、買い手よし、世間よし』に『繋ぎ手よし、未来よし』を含めた五方で、コロナ禍を経てより人との繋がりが大事になってきたと感じています。何を買うかよりも、誰から買うか、SNSの時代で情報が溢れているからこそ、人とのご縁を大事にして、お互いに応援し合える仕組みを作ることで、未来もよくなる!と思うのです。ママサポートも、事業者サポートも、ご縁を大切にして『五方よし』の想いで皆様と関わっていきたいと改めて思っています。
今の現状から何か一歩進みたい、オンライン化したい、持続可能な収益システムを作りたいという事業者様はぜひ一度ご相談ください。
■ 住所/半田市大伝根町1‒7ー16
■ TEL/090-6618-6736
2024年11月1日(金)
『苦難は幸福の門』。その言葉を地で行くような道程でした。起業前はアパレル業界、不動産管理会社に勤務していました。不動産管理会社時代に、各地に多くの空き家があり、それらが壊されていくのを見て、空き家を活用した事業ができないかと考えるようになりました。また、全盲で知的障がいのある身内を支援してくれる施設が少なく、私自身も自分のことで精一杯だったため、十分に力になれなかったという苦い経験もあり、「人生最後の社会貢献をしたい」と、50歳の時にこの世界に飛び込みました。2018年に『(同)やさしい』を創業し、空き家を活用した精神障がい者・知的障がい者のための家庭的なグループホーム『ぬくもりのさと』を1年半で半田市、常滑市、武豊町に4箇所開設しました。急展開だったこともあり、従業員のマネジメント面をはじめ、様々な面で苦戦し、当時を思い返すと、まさに崖っぷちに立たされていました。福祉先進国・北欧にヒントはないかと情報収集を始めたところ、助け合いの精神が根付いている北欧の障がい者施設の取り組みをオンラインで学ぶ機会を得ました。通常では現地に行って視察するのが一般的ですが、コロナ禍もあり、すべてオンラインで学ぶことができました。私にとってはコロナ禍が功を奏した形になり、幸運な出会いとなりました。
北欧型福祉は、全ての市民が等しく社会保障の給付とサービスを受けられる特徴があります。また、北欧はIT先進国でもあり、この北欧型福祉とITを融合させ幸福度が高い北欧型の福祉事業『北欧型福祉モデル』(商標登録済)として動き出せたことで、崖っぷちから脱出することができました。グループホームに暮らす人たちの安心・安全な衣食住の完備(24時間見守り、看護師訪問、徒歩圏にメンタルクリニックあり等)と、働く場所の連携は重要で、2021年に就労継続支援B型事業所シャルール『㈱ぬくもりの光』もスタートしました。
日本では従来、人が仕事に合わせてきましたが、北欧型はその人の特性に仕事を合わせる考え方です。現在、様々な人たちとご縁をいただきながら、多様な分野で就労の場所を提供しています(水耕栽培、データ入力、動画編集、リサイクルショップの値札付け、草取り、米粉ドーナツやプリン・アクセサリーをマルシェに出店、ECサイトで高級食器・化粧品・雑貨等の販売、AIやメタバースの活用など)。自分の強みを生かし、自然体でリラックスして働ける場所を目指しています。安定した収入を得てより豊かに生きていくためには、まずはシャルール内での仕事を経験し、生活のリズムを整え、自立トレーニングのために施設外就労を経て、雇用契約を結ぶA型就労、一般就労への移行が理想的な流れです。その道のりは厳しいのですが、人は学ぶことにより成長します。学ぶ機会は、社会で人と関わることで得られ、それは施設外に多くあります。ステップアップのため、まずは施設外就労を目指しています。
また、近年、固定観念に縛られない自由で純粋な発想を表現する障がいのある人のアートが注目されています。有名ブランドがそのアートとコラボしてTシャツやトートバッグなどの商品化、販売をする例もあります。2018年から厚生労働省が障がい者の自立と社会参加促進を図るために『障害者文化芸術推進法』を施行しました。私自身、実家がアパレル会社だったこともあり、アートに魅力を感じ、障がい者アートを愛知県で普及するために名古屋、セントレアで『障がい者アート展』開催を目指してクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて今年8月から開始しました。また、10月には障がいのある人の芸術・文化活動を通じて、障がいのある人の社会参加と障がいへの理解が深まることを目指す活動『アール・ブリュット展示会』を瀧上工業雁宿ホール、半田市内のスターバックスで開催しました。多くの人にご来場いただき、障がいの有無を超えた交流を図り、障がい者アート普及の第一歩を踏み出しました。
今まで福祉の王道を走ることなく、自分の思う通りに動いてきました。元々私は福祉を学んできていないので、福祉への固定観念を持っていないからだと思います。そんな取り組みが珍しいのか、全国から視察に来ます。今日は山口県、昨日は東京から、福祉とは分野が異なる人(IT・建築関係など)も訪れてきます。メディアに取り上げていただいているのも(『週刊新潮』『産経新聞』『KENJA GLOBAL』ウェブサイト「ヒューマンストーリー」など)、私の取り組んでいる領域が広いからでしょう。
障害者差別解消法・障害者の地域移行支援の施行、SDGsへの取り組みなどで、障がいを持った人たちが少しずつ暮らしやすい社会へと行しています。世界的には、大病院や大規模施設の中で障がいを持った人たちが暮らすのではなく、町の中で多様な人々がともに暮らしていく、というのは当たり前の風景です。日本でもこの世界基準に沿っていく流れにより、最近では『ぬくもりのさと』のような家庭的な施設が街中に増えてきています。そして、知多半島の半田以南は空き家も多く、メンタルに関する大きな病院もあり、福祉を学ぶ日本福祉大学の学生さんもいて、人・ものが揃っている場所だと思っています。福祉に取り組む若い人たちと力を合わせて、全国有数の『福祉ビレッジ』の町としてのお手伝いをしていきたいと思っています。
■ 住所/半田市成岩本町1-21-2 ■ TEL/59-2525
2024年10月2日(水)
『作ることが好き』『食べたお菓子が美味しかった』ので飛び込んだのは半田市内の老舗和菓子店でした。今、考えると特に深い理由もなく進む道を決めてしまったようにも思いますが、自分にあった選択だったと実感しています。何よりも、もの作りの世界は魅力的で、休みの度にあちこちに花を見に行っていたほど花が好きなので、花を題材にしたお菓子を作るのは楽しかったですね。和菓子職人は本物を見ることが大切で、趣味が学びになり得した気分でした(笑)。ただ手先が不器用なので、人より少し努力が必要だったと感じています。勤めた38年間に『技術と人間関係』を学んだことで今の私があると思っています。
『一級菓子製造技能士』の資格習得はひとつの目標でした。当時は子どもが小さかったので、騒がしい自宅ではなく、マンガ喫茶で勉強しました。久しぶりの勉強は結構大変でしたが、その目標を達成した時は嬉しかったですね。2019年、これからのことを考えた時に再出発するなら今と54歳で退職しましたが、運悪くコロナ禍の波が押し寄せてきました。変更を余儀なくされ、客として通っていた飲食店に雇ってもらいました。程なくして母が亡くなり、2023年の年明けには、父に余命宣告が
下され、介護に専念しようと2月に飲食店を退職しました。たった3週間後に父は旅立ち、またしても無職になった私は、5ヶ月後に和菓子店をオープンしようと動き始めました。十分に考える時間もないドタバタした毎日でしたが、飲食店で働いていた時に、一人で出来る範囲で商い、自宅の駐車場にキッチンカーを停めて、それを店舗にしようと決めていました。そして何気なく目にしたテレビで『きなこ』を作っていたのを見て「きなこを極めて、きなこにこだわった店にしよう」と密かに計画していました。
キッチンカーはタイミングよく知り合いから購入できたのですが、納得できる『きなこ』を完成させるまでに時間がかかりました。きなこは大豆を自家焙煎して作り、大豆の産地、焙煎具合によって色や香りに違いが出てきます。妹家族に何回も試食してもらい「これだ!」と思うものがやっと完成しました。付き合ってくれた友人にも感謝です。きなこを使ったお菓子屋だから『和風sweets きなこ』。難なく店名も決め、きなこの文字は自作です。少し酔って書いたので、書体と私の見た感じにギャップが
あるでしょう(笑)。愛車のオートバイも売り払い、昨年8月20日に心機一転、気持ちも新たにスタートラインに立ちました。
厳選した原材料に添加物を使用せず、健康を第一に考えたお菓子です。挽いたばかりの香り高い自家焙煎きなこで、こし餡を包んだ『わらび餅』。ぷるぷる、とろける食感の『羽二重餅』『くず餅』が自慢です。その他、四季折々の和菓子、シュークリーム、プリンなど和洋折衷の商品ほとんどに、きなこを使用し、きなこの販売もしています。きなこは動脈硬化の予防やエイジングケアにも期待ができるそうで、一度に300gもお買い求めになられる方もいて私も驚いています。和菓子は最初に目で味わうお菓子で、形が重要になってきます。長年勤めていた店のお菓子の形を手が覚えていて戸惑うことがありますが、その形をアレンジして『きなこ流』にするよう努めています。ハートが好きで、様々なお菓子にハート愛を込めています。
開店して1年余り、店舗が本通りから1本外れた所で分かりにくいので、まずは宣伝と姪っ子に指導を受けながらインスタグラムに商品を投稿しています。インスタの威力は凄いですね、遠くは岡崎や春日井からいらっしゃる方もいます。先日は姫路の方が「インスタを見て美味しそうだったから、旅行先をこちらにしました」と言われて感激しました。月に3・4回インスタを見たイベント主催者からの依頼で、キッチンカーで出店しています。色々な方とお会いできることは楽しくて、キッチンカー仲間との繋がりもでき、交友関係が広がりました。意外だったことは、テレビ局からも「インスタを見て取材に来ました」と言われたことです。SNS、Xなど始めればいいのでしょうが、とてもその余裕はありません。友人からは「1日に2回インスタに投稿しなさい」と言われるているのですが、新商品を作った時に投稿するのが精一杯です。
買い物も飲みに行くのも、いつでもどこにも着ていく、きなこ色のTシャツは私のお気に入りです。先日あるスーパーに行ったら「美味しそうな色のTシャツですね。どこにお店があるんですか?」と尋ねられました。早速、持ち歩いている名刺をお
渡ししてご挨拶したら、翌日買いに来ていただけました。このTシャツも凄いです(笑)。
「美味しい」に自信があります。きなこ色のキッチンカーで「美味しい!」を味わってください。
■ 住所/半田市住吉町3-177-2 TEL/090-3254-7321
■ 営業時間/9:00~無くなり次第終了
不定休になりますのでお越しの際はお電話いただけるとありがたいです
2024年8月30日(金)
『南海トラフ地震発生の確率は10年以内で30%程度(政府・地震調査委員会:2024年)』と発表されていますが、震災は目に見えないので、ついつい考えることが後回しになっているように思います。実際には発災後に「もっと準備しておけば良かった」と後悔される方は多くいます。私自身、そういう場面を多く見てきました。
自衛隊員として新潟県中越地震(2004年)の災害派遣で避難所支援に行った時に、防災を想定し準備をしてきた方、防災知識が全くない方、知識はあるが物資が揃っていない方など、様々な状況を目にしました。そんな様子を見て「防災を知っていれば、被災後の生活の辛さを軽減できるのでは」と考え起業しました。防災士を取得し被災地へボランティアに行き、色々な情報を収集し、動き出すまでに3年ほどかかりました。防災講演会や防災講義、防災バーベキューに集まってくるのは1人、2人、寂しいからと知り合いを呼んでいただいてのスタートでした。
防災バーベキューは、火の付け方を学んだり、家庭にあるもので調理をします。例えばスパゲッティを1日ほど水に付け、ふやけてきたら湯煎をするとモチモチの生スパができ美味しくいただけます。避難所で色々なことを考え過ぎて塞いでしまう方もいるので、何か役目を作ることは大切なことです。特にお子さんは時間を持て余していますので、「お願いね」と頼めば、自身が役立っているという充実感も生まれてくるでしょう。簡単な調理はお子さんにお勧めです。命を繋ぐために『食べ物』は大きな要素です。「災害時に食べられるだけでありがたい」と言われていた時もありましたが、美味しくなければ頑張って生きていこうという意欲が萎えてしまいます。ガスや電気を使わず、家にある食材で安全で簡単にできる美味しい食べ物を情報としてお伝えしたい
と、自宅で食材と格闘しています。これはほんの一例ですが、正しい知識を持ち必要なものを備えることは、防災の第一歩と考えています。
今、私は地域の防災力を高め、安心・安全な街づくりのお手伝いをしています。子どもの頃から人の役に立ちたいと、警察官を目指しました。就職時は超氷河期時代で、何度かチャレンジしましたが、願い叶わず郵便局に就職しました。配達、貯金のPR、時には高齢の方の話し相手という業務でしたが、もっと人々を守る仕事に就きたいと考えていました。高校時代の部活動、銃剣道の大会は自衛隊主催であり、合宿場は自衛隊の宿泊施設でした。そんなご縁で身近な存在であった自衛隊員になりました。除隊した今も即応予備自衛官として年間30日の訓練を受け、災害時にボランティアとして被災地に赴いています。
企業、一般の方を対象に講演、講義、炊事、キャンプ、防災用品紹介・解説、護身術(避難所で身を守る)など、防災に関わる事業をしています。一見、防災から遠いような花火も重要事業です。コロナ禍の中で、日本各地でシークレット花火が打ち上げられました。私も花火師として、花火が上がる度に聞こえてくる歓声を聞きながら『花火は感動を与え、人の心を癒す大きな力を持っている』と実感しました。被災時にもその感動や癒しは必要なことだと思っています。
また、 BCP(事業継続計画)とBCM(事業継続マネジメント)対策を提案しています。緊急事態発生時に自社が困ることは?から手順を導いていきます。より具体的な提案ができ、災害直後から反映できると自負しています。色々なご縁が繋がり、工場・医療関係など幅広い業界の方々からお声掛けをいただいています。様々な業界の勉強が必要で学ぶことばかりですが、新しい知識や経験を、多くの方に伝えることに喜びを感じています。知らなかったことを知るのは楽しいものです。私の生活は常に防災に繋がっていて、電柱を見たら、「地震でこの電柱が倒れたらどうなるだろうか?」と心配してしまいます(笑)。
防災に関わり20年ほどになります。たまたま携わった企業が隣接する会社の業務を知らないことに驚いたことがありました。話の流れから「この製品が作れなくて困っている」「隣で作っていますよ」そんな会話を交わし両社の橋渡しをしました。仕事を通じて、お役に立てることは嬉しいことです。企業は災害が起きた時に地域の力になるのが必要なことだと考えています。所属する半田商工会議所青年部の仲間にも、コソッと防災の大切さを呟いたり、商品を何気なく見せています(笑)。
防災は禍を防ぐことです。防災は面倒、よく分からないと思われるかもしれませんが、日常生活に防災を取り入れて生きる力を伸ばし、大災害に遭遇しても一緒に生き延びましょう!そのお手伝いをしています。
■ 住所/半田市花園町6ー5 ‒13 TEL/090ー9183ー7954
■ 営業時間/8:00~18:00 受付対応日 月曜日~金曜日
防災・危機管理アドバイザー・青山中学校避難所運営委員会委員長・鴉根消防団団員
大浜煙火保存会会員・応急手当指導員 他