2024年7月31日(水)
当店は1936年、常滑市で和菓子店を始め今年で88年目になります。先代の父が常滑市、半田市に地域に根ざした店舗を展開してきました。長男の私は『忠実に嗣ぐ』と想いを込めた名前を付けられ(笑)、子どもの頃から年末年始もちょっとした手伝いを頼まれていました。両親は家業に接して欲しい、見て欲しいという想いがあったようですが、せっかくの休みに、好きなテレビも見れず、当時は家業が嫌いでした(笑)。その後、後継者という決意はまだありませんでしたが、父と同じ日本菓子専門学校で学び、大阪、東京の洋菓子店で修行しました。
そんな中、28歳の時、父の他界がきっかけとなり、この会社を守る、従業員を守って幸せにすると決意し、4代目になりました。世界にはアメリカのドーナッツ、イタリアのティラミスなど色々な国の菓子がありますが、当店はキレイでキラキラしているフランス菓子をお手本にしています。今はSNSを意識した気を衒ったような菓子が注目される傾向にありますが、そこは意識せずシンプルであり、丁寧な菓子作りにこだわっています。先代がこの地域に根付かせた『ブッセ』はまさにそれで、日常生活
に溶け込んでいるような菓子です。ふんわりとした焼きたてのビスキュイ生地に、フレッシュバター100%のクリームをたっぷりとサンドしたシンプルで優しい味は、知多半島で育った方には『故郷の味』となっているのではないでしょうか。近年、季節感も味わっていただきたいと桜やラズベリーなど、季節限定の味もお届けしています。お客様から『安定したお菓子』という評価をいただきますが、パティシエの丁寧な菓子作り、販売スタッフの丁寧な対応、そういう努力があっての『安定』だと従業員に感
謝しています。同時に「いつもの味だから安心」「美味しいから食べたい」というお客様の信頼や期待にお応えしたいという気持ちも強いですね。
変化の激しい時代の中で、洋菓子業界にも求められていることが変化してきています。先代から受け継いできた当店のスピリッツとも言えるブッセを大切にしながら、新しいチャレンジをし続けています。『伝統とチャレンジ』この二つの軸を守っていくこ
とが私の使命と思っています。
お客様の気持ち、時代背景を反映させ、挑戦の一つとしてフローズンスイーツ部門を立ち上げ、今年7月からはネット販売も始めました。焼きたての美味しさをそのまま瞬間冷凍することで、旨味や香りを閉じ込め、お菓子の美味しさを保持します。ご自宅の冷凍庫に保管いただけば、好きな時間に好きなだけ解凍してお召しあがりいただけます(賞味期限30日)。
当店は知多半島と共に成長してきました。自然に恵まれたこの地域は醸造や農業、美味しい果物や野菜などの食材が溢れています。観光に訪れる方も多くなり、その素晴らしさ、当店の想いを生産者さんにお伝えし、皆さんのご協力のもと、自然の恵みとのコラボから色々な商品が生まれました。TOKONAMEプリンや、小ロットでこだわりを持って作るクラフトジェラート、今年4月から新たに発売したクレープ(一部、常滑店限定)など、知多半島の魅力を味わっていただけると思っています。より美味
しいものを作ることは、生産者さんの気持ちにも応えることだと考えています。この夏はトロピカルアフタヌーンティー、かき氷、パフェなど、キレイで美味しいメニューが満載です。カフェスペース桃パフェでゆったりとした時間を過ごしませんか!
先代は「お客様が必要としているものを、たくさん提供しなさい」という言葉を遺してくれました。私自身もむやみやたらに種類を増やすのではなく、本当にお客様が求めている菓子を、心を込め丁寧に作りお届けすることが大切だと考えています。これからも、その気持ちは変わらずにいたいですね。また、先代は常滑店のある矢田という地域に『矢田コミュニティ』を発足し地域貢献にも頑張っていました。私も今その団体に所属し、日々の草刈り、花壇に花を植えるなどの活動のお手伝いをしています。7月には常滑店前の矢田川沿いを松明を持って歩き、田の害虫を退治して豊作を願う『矢田虫送り(県指定無形民族文化財)』を開催しました。
半田店のある中心市街地エリアでは、昨年から中心市街地活性化のためのワークショップが開催されており、定期的に参加させていただいていますが、まだまだ社長業の仕事に追われている毎日です。半田も創業の地である常滑も両方が自分のベースだと考えています。私自身大きなことは出来ませんが、当店を育てていただいた恩返しのために、少しでもまちづくりのお手伝いが出来たらと考えています。
■ カレット半田店 半田市広小路町153-8 TEL.22-7340
■ カレット常滑店 常滑市矢田垣出口46-1 TEL.42-0720
■ 営業時間(半田店)お店・平日 9:00~19:00/土日祝 9:00~18:30
カフェ・毎日 9:00~17:00(L.O.16:00)
2024年7月5日(金)
5月1日生まれの私の誕生花「すずらん」の花言葉は『幸せの再来』。その花言葉の通り、人生は何度でもやり直せて、人は何度でも幸せになれると信じています。幸せってなんでしょうか?私は幸せは自分で感じるものであって、日常の些細なこと、当たり前のことを幸せと感じられる感性を持っていることだと考えています。
私自身、色々な経験をしてきました。ペットを突然亡くし、ペットロスに陥ってしまいました。眠れない、ペットの鳴き声が聞こえるなど、情緒不安定になっていきました。その辛さを体験しているから、ペットロスで苦しむ方の力になりたいと思っています。「お別れから3ヶ月経っても精神的ダメージから抜け出せない場合は、専門家の協力を得てください」と言われています。一つの目安ですが、それよりも知っておいていただきたいのは、ペットはいずれ亡くなってしまうので、大なり小なりペットロスを経験するかもしれないという事です。その覚悟を持っていることで、別れに対する感じ方も大きく変わってきます。また、あなたの近くにペットを亡くして悲しみの中にいらっしゃる方がいらしたら「いつまでも泣いていたらだめだよ」などの慰めの言葉や「私も経験があってね、その時は・」といった、ご自身の経験談を話し始めてはいけません。その言葉をかけられて二重三重に傷付いていく人もいます。ただただ話を聴いて共感してあげてください。それだけで救われる方が多くいらっしゃいます。黙って聴いてくれる人がいる。それが生きる力になります。
長期の悲嘆にくれ、体調を悪くし、最悪の場合には人生を棒に振ってしまうケースもあるようです。重篤なペットロスになってしまう前に立ち直り、ペットとの楽しかった思い出を生きる力に変えていっていただけるような、カウンセリングを提供したいと思っています。
「幸せになるお手伝いをしたい」と思ったのは10代後半でした。心を癒す仕事をされている精神対話士の活動をテレビで見て「有意義な仕事、いつかやってみたい」と衝撃を受けました。社会人になり、母になり、その時の思いは遠い記憶になったまま過ごしていたある時、私自身の怠慢や人間関係のトラブルで経営していた事業を廃業しました。好きで始めた仕事を失い人としても未熟だと気付いた時、人生終わった、生きている価値もないと絶望しました。それまで友人だと思っていた人達は離れていき、もう駄目だと覚悟を決めた時「一人だけでも信じてくれる人がいれば、最悪の状態にはならないでしょう」と寄り添ってくれる友人がいたんです。その言葉に心を打たれ、10代の頃の映像や想いが甦ってきて、カウンセラーを目指しました。
コネクションも、経験も少ない中で2017年5月1日に創業し、昨年に現在地に移転しました。最初の頃は1回のセッションが終わると疲労困憊してしまい、1時間くらいは動けない状態でした。お客様の人生に感情移入してしまって疲れてしまうんですね。カウンセラー仲間や先輩方の力を借りながら、その感情がコントロールできるようになったのは、5、6年経ってから
です。経験を重ねて癒す力が養われてきたと実感しています。
現在は箱庭療法心理セラピストを養成する講師や、安定した心を育てるためのトレーニングプログラムのご提供もしています。周りの目ばかり気にして何もできなくなったり、落ち込んでしまい心が揺さぶられ不安定になられる方がいらっしゃいます。そういう方は総じて生き辛さを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。自分に向き合い、自分を客観的に見ることができれば、ちょっとやそっとのことで心は揺らぐことはなく、自分らしく前向きに生きていけると思っています。そういう心を育てるためのプログラムです。(期間:6ヶ月)
経営理念は「一人ひとりの力を信じ、共に歩み、強く背中を押す存在であること」そのためには私自身のメンタルも整えることが必要であり、公私をきっちり分けることが大切です。仕事を頑張れば頑張るほど、プライベートも全力で愉しもうという意識が強くなってきました。そういうバランスを取っていないと自分を保つことが難しいような気がしています。
1人の友人が生きる力をくれたように、私はあなたが前を向いて自分の脚で歩き出せるまで見守ります。
大丈夫、あなたは一人じゃない!
■ 半田市岩滑高山町7‒42‒1
■ 営業時間/月曜~金曜:9:00~19:00 土曜・日曜:9:00~16:00 完全予約制
■ 休日/祝日 定休日・時間外での対応はご相談ください
■ 資格/キャリアコンサルタント 心理カウンセラー(日本次世代育成支援協会)
箱庭心理セラピスト養成講師(日本箱庭療法研究会)
2024年6月3日(月)
技術者である父は地域のために働きながら、常に新しいことに挑戦し、当時としては珍しかった大型自動車の整備工場を営んでいました。そんな父には逆立ちしても勝てないと自覚していましたが、両親から「長男だから継ぐんだよ」と洗脳され(笑)、自然と後継者の道を歩み始めました。技術を身につけるために専門学校を経てトヨタビスタ愛知(現・愛知トヨタ)に入社し、整備と営業を学び、家業に戻ったのは23歳の時でした。
当時、将来に希望が持てず、ゴルフをしている時だけが心休まる時間でしたが、半田青年会議所(JC)に入会し、仲間に触発され、「何かやらなければ」と感じるようになりました。ある日、机の上に『車検のコバック、加盟店募集』と書かれた月刊誌が置かれていました。それを見た瞬間、「これからの車業界はこれだ!」と確信し、説明会に参加し、全国でFC加盟1号店として契約しました。大きな冒険でしたが、母からの「父と同じ世界で競うのではなく、自分の武器を見つけなさい」という言葉に
強く背中を押されました。また、本音で話し合うJC仲間との出会い・活動を通じて、新しい情報に接する時の、アンテナの張り方も変化していたと感じます。JCに入っていなかったら、その記事を見ても何も感じなかったと思います。同時に、車屋は『3K』と言われていた時代でした。社員がみつまるのコバック車検で働いていることを自信を持って言えるような会社を作りたいという強い想いもありました。
色々なご縁が重なり、1992年に『車検のコバック』FC店としてスタートし、3年後には年間車検台数が10倍ほどになりました。今では当たり前の事前見積もり、見積もり金額がオーバーしたらお客様に確認して作業という明確なシステムが好評で、知多半島全域からお客様がいらっしゃいました。コバックは多店舗展開を基本モデルとしており、当社も東海市に出店を準備していましたが、父の反対に屈して2号店は諦めました。今思えば2号店出店を諦めた時は、1号店を出す時のような熱意がなく「そうだよね」とあっさり受け入れたことも、私に与えられた定めであるように感じています。信仰深い両親からの恩恵でしょうか、いつも見えない力に導かれていたような気がしています。
やがて整備業界自体がニューサービスと呼ばれるコバックと同じサービスを提供するようになり、当社の立地条件の悪さが仇となり、瞬く間に年間の車検台数が6割ほどに落ち込んでしまいました。そんな時にJCの先輩から「いい物件がある」という情報が飛び込み、現在地に移転し再スタートを切るという幸運に恵まれました。
私自身、新しいことにチャレンジすることが好きな父の血を受け継ぎ、1年前に先進自動車に対応できる設備工場を新設し、EV・予防安全機能・高精度車体整備が可能な設備を整え、アメリカのテスラ社の認定板金工場(*)の資格を取得しました。コバックに次いで、第二の武器を手にした瞬間でした。「過剰投資ではないか?経営が無謀すぎる!」と本気で心配してくれる仲間もいましたが、近い将来訪れる自動運転社会での安全を守ることが、当社の使命と考えています。
会社は舞台だと考えています。役者である社員がそれぞれのポジションで素晴らしい演技をすることによって、会社は成長し発展します。幸いにも、コバックには愛知県知事認定の「車検大学校」があり、そこで熟練した講師の指導を受けた社員が高度な知識と技術を習得しています。さらに、テスラ社独自の厳しいトレーニングと評価試験に合格した社
員もおり、私たちは専門知識と高度な技術・経験を持つスペシャリスト集団です。私の役割は、このような『人財』に恵まれた中で、方向性を示し、舞台を整え、集客を行うことです。同時に、今の与えられた環境の中
で自分ができることを全力で取り組み、コバックのもう一つの基本モデルである複合店舗『コバックランド』の展開を進めています。車検工場、自動車整備、板金塗装、保険代理業務、自動車販売業務を通じて、「お客様に求められ、必要とされ、喜んでいただけるサービスを創造し続ける」という経営理念のもと、地域に愛されるサービスを提案し、日々成長を目指しています。
JCに入会し、素晴らしい人々との出会いから、仕事への意欲や取り組み方など多くの有意義なことを学び、現在の私が形成されました。現在所属しているロータリークラブのメンバーからも、私の弱点や短所を指摘していただき、自己反省の機会を得ています。生涯、このようなアドバイスを素直に聞き続ける自分でいたいと思っています。
本音で忠告してくれる人は数少ないと私自身が体感しています。一緒に働く二人の娘に対して、父として当たり前なのですが、本音で忠告する一人になりたいと願っています。時間を調整し、昼食は三人で近くの喫茶店でとります。時には「娘さんと一緒で羨ましい」と言われることもありますが、「その考え方は間違っている」と厳しい言葉を投げかけることのほうが多いランチです。私の意見が必ずしも正しいわけではありませんが、選択肢の一つとして考えてもらえればうれしいと思っています。今は、その長女がJCに入会し、JC活動にどっぷりと浸かっています。彼女がどのように成長するかを楽しみに見守っています。
*板金修理に必要なテスラ車両の情報を得られる
■ 半田市吉田町1丁目33
■ 営業時間/月~土 8:00~18:00、 日曜・祝日 9:00~18:00(日曜受付のみ)
■ 休日/GW・夏季休暇・年末年始・一部不定休 ■ TEL.20-5891
2024年4月30日(火)
3月15日、ミツカンの酢づくりの歴史や食文化の魅力に触れる体験型博物館『MIM(MIZKAN MUSEUM)』をリニューアルオープンしました。構想2年、デジタルコミュニケーション型の展示を強化し、コンセプトはデジタルの活用、体験価値の向上で、楽しみながら食に対しての学び、気づきを得ていただきたいと願っています。
館内の5つの個性あふれるエリアは、見て、さわって、遊びながら学べる子どももオトナも楽しめるスペースで、『大地の蔵』、『光の庭』を今回リニューアルしました。ミツカンの『酢づくりのこだわり』を楽しみながら体験できる『大地の蔵』では、壁面全体に映し出されたスクリーン上で職人のアバターに変身して酢づくりに挑戦する『あなたも酢づくり職人』が好評です。ご自分の顔を映し出されるのが嬉しそうで、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきます。
大きくリニューアルした『光の庭』の『そうぞうファクトリー』『みらいウィンドウ』は遊びながら100年先に自分の作った食べ物を届けられる設定です。『そうぞうファクトリー』では今課題のフードロス問題に取り組んでいます。画面上にカタチの良くない野菜、市場価値がない変わった魚など、使い道がなく捨てられそうな食材を集めて、味や食感を整え、色を変えたりトッピングしたりした「未来の食べもの」を『みらいウィンドウ』で未来の世界へ届け、ファクトリーでの体験が未来をどう変えるかを見ることができます。遊ぶ・考える・学ぶがギッシリ詰まったこのゾーンは大人気で、開館中は待機している人の列が途切れないほどです。(一人の体験時間は7分ほど)。私も楽しく挑戦し、作った未来の寿司、ケーキを大切にケータイに保存しています(笑)。
高速フリーWiーFiが導入され、アプリをダウンロードした後、館内7箇所でオリジナル画像アイテムが入手でき、その画像を回したり、動かしたりしてご自分や友人と一緒に写真撮影ができます。撮った写真をSNSどでもシェアでき、使い方は無限です。
新アプリはスタートラインとなるエントランスから始まり、先ずはそこでダウンロードしていただきます。「どうしたらいいの?」と思われる方もご安心ください。近くにいるダウンロード促進スタッフにお気軽にお聞きください。
半田の山車31輛の法被をモチーフにして展示している『風の回廊』は画像アイテムを入手できるポイントです。MIMが所在する下半田地区4輛の山車をドローンで空撮し、三次元画像処理した画像アイテムです。動かしたり回したりすると普段では見ることのできない上山や下部までも見え、改めて山車の素晴らしさを体感できます。この山車の撮影は、下半田地区山車組の皆さんの積極的な協力があったからこそ実現しました。「曳きたいんだからいいんだよ」と山車を快く曳き出していただき、本当に感謝しています。今年の春まつりは当館の中庭に山車4輌を集結していただく予定です。私たちも大変楽しみにしています。
時代の流れに応じてインバウンド対応も強化しました。日本語や英語・韓国語・中国語で説明表記をし、それぞれの国の言語の冊子を準備しています。海外の方にもお楽しみいただきたいですね。
ミツカングループは半田で生まれ、半田に育てていただきました。おこがましいのですが、私も半田で生まれ、食に興味があり地元企業への就職を希望し同社に入社しました。新商品の開発、プロモーション開発など、様々な部署で働き、2015年ミツカンミュージアム立ち上げ時に関わり、2年前に半田に戻り、創業221年目に入る今年3月のリニューアルオープンに向けて動き出しました。
私たち社員は食に興味を持ち、追求し、美味しいものを食べるために色々なレシピを考えたり、スパイスに凝るなど、自分で料理をする人が多いですね。私もそういうタイプで、いつもお昼のお弁当は自作です。そういうことは当たり前で、食品メーカーは料理をされる方に提案する立場であり、お客様の立場に近づこうと努力しています。
今回のリニューアルもお客様の立場に立ち、より体験を楽しんでいただけるようなデジタル技術を駆使して、楽しいアイテムやコンテンツを盛り込みました。そして「こんなことできたらいいよね。楽しいよね」と目いっぱい欲張って、新しいMIMに私たちの想いの固まりを詰め込みました。「また来たい」と思っていただけましたら嬉しいですね。(取材日:3月25日)
館長 新美佳久さん
■ 半田市中村町2-6
■営業時間/9:30~17:00(休館日/木曜日、年末年始・WEBからの予約制)
■ ご利用料金 大人/500円 中高生/300円 小学生/200円 乳幼児/無料
※障がい者手帳をお持ちの方ご本人とその付き添いの方1名は該当料金の半額
体験型博物館
MIM(MIZKAN MUSEUM)
■ ご滞在可能時間 120分 ■ TEL.24-5111
■ 社会見学の申込はお電話にてご予約をお願いいたします。
社会見学コースは教師の引率があり、児童・生徒が授業の一環として見学される場合に限ります。
2024年4月1日(月)
【女性会と私】
ライオンズクラブメンバーの奥様(女性会メンバー)からのお誘いで女性会に入会したのが2018年4月。今年で6年目に入ります。「みんなで集まるの好きでしょう」とお声がけいただいたのですが、それまでの私は特に女性だけの団体に属するのは少し苦手意識を持っていました。入ったら元気のいい素敵な方ばかりで居心地がよくて、積極的に出席しました。2年目に研修交流委員会の委員長、その後、研修交流委員会担当副会長を務めてきました。
女性会は本当に楽しく有意義な会と実感しています。友達関係とは違って商売をしている人たちなので、仕事の話もしっかりでき、共通課題を話題にしているだけなのに、自分の中で問題が解決した経験が幾度もありました。令和6年度は図らずも会長という重責をお受けすることになってしまい、自分で良いのかと葛藤の日々を過ごしました。「引き受けたからには全力で」がモットーで、きちんとお役目を果たしていきます。
私自身「こうしたら面白いかな、楽しいかな、役に立つかな」と思うこともありますが、メンバーにはそれぞれやってみたいことがあるはずです。やりたいと思った方が手を挙げた時に、横でそっと寄り添って、それを繋ぎ合わせて実現化していく努力をするのが私の会長としての仕事と思っています。その方の湧き上がるエネルギーに、とつとつと寄り添う人でありたいと思っています。
【女性会と社業】
社業あっての女性会メンバーであり、私も『Do LIVING ISSEIDOの杉浦勝代』として入会し、メンバーも常に自分の商いを考えていると思っています。4年前、研修交流委員長になった時に、委員会終了後に自社のPRタイムを設けました。相談に乗っていただける職種のメンバーを知り、私自身も困っているときに助けていただいたことも多々あります。自分の商売だけでなく、地域の情報発信をしてくださる方もいて、今では情報交換の場となっているのではと思っています。一貫して担当してきた研修交流委員会は社業発展のために大切な組織と痛感しています。
また、これまで他商工会議所女性会との交流の機会を持ってきました。今後の女性会の視野を拡げていくには青年部メンバー、青年部の女性メンバーとの交流が必要ではないかと考えています。例えば女性会の中では当たり前のことでも、青年部では考えられなかったことだったり、その反対も然りですね。刺激をいただいたり、新しい発見が沢山あるのではと考えています。青年部は大勢のメンバーをまとめて活発に活動していらっしゃる。その『技』を見に行きたいと思っています。若さだけでない何かがあるはずです。
【スローガンへの想い】
令和6年度は39名でスタートします。意見を吸い上げやすく小回りのきく人数です。今年度からは役員も委員会組織も1年任期(今までは2年任期)となります。私自身『1年なら頑張れる』と思ってお引き受けしましたが、一人でできることは限界があります。みんなで頑張って行きましょう。私の守り神は千手観音。千の手と手のひらの千の眼でお役に立てると思っています。転んだらしっかり支えます。安心して自分のやりたいことに挑戦してください。スローガンは『繋いでいこうむすびてとなる女性会』です。ただ社長(ご主人)曰く『石橋を叩くふりをして渡る』らしいので(笑)、几帳面そうで、そうでない私、皆さんのご協力をお願いします。
【(有)一誠堂を通じて】
一誠堂表具店の次男として生まれた社長がこのお店をオープンしたのが1996年、YESマンだった私は「やろう」と言わ
れたら「はい」と承諾。勢いでスタートし、若さって素晴らしいとつくづく思います。セロトニンを放出し触覚も優しい無垢の一枚板テーブル(常時150枚以上を品揃え)をメインとし、素材とデザインにこだわったインテリア用品と住宅建築で豊かな暮らしのスペース
づくりをお手伝いいたします。時には社長と意見の違いはありますが、一枚板テーブル、インテリアが好き、絵画や陶器の展覧会を一緒に見るという共通の時間を楽しんでいます。そんな積み重ねで、やっと社長と仕事上のパートナーとしての歩調を合わせることができるようになりました。旅行も映画を見るのも一人が好きな30代くらいの私からすると、今の動きは劇的な変化です。
なぜか人生の節目で大病に見舞われてきた私。病気についての勉強会で参加した東京で素敵な洋服と出会い、そのブランドを販売し始めたら元気になってやる気が出てきました。それから少しずつ変わっていったような気がしています。振り返れば、今まで自分で自分を追い込んで病気になったのでしょう。まだまだその資質が抜けなくて、度々の病でその繰り返し、修行が足りないようです(笑)。でも病気をする度に少しずつ優しくなれたような気がしています。
【丸メガネは私のスイッチ】
私のトレードマークともなった丸メガネ。自分では話しかけられやすいと思っていたのですが、普通にしていると怒っているように見えるようです。きっかけがないと変わることが出来ない不器用な私は、丸メガネはとっつきやすく見えるんじゃないかなと思い、メガネの力を借りています。以前からの知り合いからは「マンガチックになったね」と言われていますが(笑)、メガネをかけた最強の私で社業、会長職の歩みを進めていきたいです。
Do LIVING ISSEIDO
■住 所:半田市北二ツ坂町1-10-10(図書館北)
■営業時間:10:00~19:00
■ 定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
■ TEL:22-8828