半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

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8/31 農とひとが繋がる場「スタジオCHITA」OPEN

2020年8月20日(木)

yaotomi

無農薬・化学肥料不使用中心の野菜や自然派調味料・化粧品の販売を手がけるyaotomiが8月31日にCLACITY1階にスタジオCHITA(チータ)をオープンします。

スタジオCHITAでは、「食」を楽しみながら見直す事に焦点を当て、workshop等をおこなう学びの場、オイルや味噌・たまりなどの原料からつくる農の体験などをお届けします。また、知多半島のオーガニックマーケットの拠点としての機能も担い、野菜をはじめとした農産物の生産・販売体制を強化することで年々増加の一途を辿る「耕作放棄地」の農地再生にも寄与します。

住所:半田市広小路町155-3クラシティ1F
営業時間:10:00~19:00
定休日:毎月第4水曜日(クラシティ定休日に準ずる)
電話番号:0569-89-9715



「ドアラちゅ~はい・レモン」 8月8日より発売

2020年8月14日(金)

中埜酒造株式会社

中埜酒造(株)はプロ野球中日ドラゴンズとの限定コラボレーション「ドアラちゅ~はいレモン」を発売しました。(昭和酒類販売(本社名古屋市)との合同企画)
球団マスコット ドアラの絵と、ドアラが直筆した「ちゅ~はい」の文字が入ったオリジナルドアララベルで、球団承認マークも入っています。
レモンの爽やかな風味を活かした酎はいで、東海地域の酒販店などで販売しており、酒の文化館でも購入できます。

中埜酒造(株)/ 〒475-0878 半田市東本町2-24
URL https://www.nakanoshuzou.jp/



周りの人に支えられて

2020年8月11日(火)

四季の味 華晄

 半田市立図書館の北に建つ日本風の建物が今回訪問した「四季の味 華晄」。代表の佐野惣二氏は、手に職をつけようと若干15歳で料理の世界に飛び込んだ。名古屋に本社を持つ大手和食チェーン店に就職。その後、現在でも師と仰ぐ四條流十六代家元である入口修三氏の下で修業した。
 日本料理界では、師匠の下、先輩の身の回りの準備や包丁研ぎなどの下積みから始まり、「焼き方・揚げ方」、「煮方」そして「板前」・「板長」へと出世し、その後、一つの店の料理長として指揮を執ったり、自分の店を持つことが通例である。
 佐野氏は約15年間、師匠が県内の料亭やホテルの料理長に就く店へ供に渡り歩きながら日本料理のいろはを学び、34歳の時、現在の「華晄」の料理長に就いた。そして平成17年、氏が37歳の時「華晄」を譲り受け、料理人としてだけではなく、経営者として新たなスタートを切った。
 店のコンセプトは、「懐石」ではなく「会席」であること。お客様が大切な人と会い、飲食を通して交流する席に「華晄」を選んでいただいたことに感謝し、そのシーンに合った料理をおもてなしの心を持って提供する。季節にあった旬の素材、できる限り知多半島の食材を活かし、味だけでなく魅せ方にもこだわり、お客様に喜んでいただくことをモットーにしている。
 「華晄」は料理はもちろん、宴会ができる大広間や4~6名の個室が10室ほどあり、プライバシーが守られ、ゆっくり安心して食事ができる店として知られている。
これまで1年を通して宴会や一般の来店客で順風満帆の営業ができたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年3月からかなりの売上減少を余儀なくされた。毎年3月・4月といえば歓送迎会など宴会の予約が入るいわば書入れ時であるが、今年は宴会が軒並みキャンセル、一般の来店客もゼロに等しく売上が立たない状態となった。
 そんな時、頼りになったのは地元の同年。彼らの助言もあって、佐野氏はテイクアウト商品の開発に力を入れ、それらを積極的に売り込むことができた。テイクアウトを通じて「華晄」の味を知っていただくことによって、敷居が高いと思われていた新規のお客様にも今では店内飲食をしていただくきっかけとなった。佐野氏一人では気づけなかったことを同年のおかげでこのコロナ禍の状況の中で初めて気づき、学んだことが多々あった。
 今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、佐野氏は「改めて自分は周りの人たちに生かされていることを実感した。料理人として自分だけを信じてきたが、違う角度から物事を考えられるようになった。日々精進し、周りの人たち、地元へ恩返ししたい」と話す。これからのウィズコロナ時代をどのようにして切り開いていくのか、今後の佐野氏の展開が楽しみだ。                (取材:竹内圭志)

【住所】半田市北二ツ坂町1-10-8  
【代表】佐野惣二  【創業】平成17年
【営業時間】11:30~15:00(LO14:30)、17:00~23:00(LO22:00)
【定休日】水曜日  【TEL】24-1330 
【URL】https://hanaakari.jp/



オンリーワン!ナンバーワンに!

2020年8月11日(火)

豊田メタル株式会社 代表取締役(常務)松本 忠氏

 志半ばで挫折したことも、己や会社、社会と闘い、常に挑戦してきた道のりだった。子どもの頃からの車好きが高じてカーデサイナーを夢見た。その道を目指した大学入試では、デッサン力が伴わずに断念した。他の大学に入学してもなお、『これで良かったのか?男の夢を追い求めようか?』と悩んだと振り返る。 
 「就職先もカーデザイナーの道には辿り着けず、海外出張もあるだろうから、未知の世界に身を置けば次にやりたいことが見つかるかもしれない。この会社の中でいずれデザイン部を作れるかもしれないと自分に言い聞かせ、豊田通商に入社しました」 
同社の“入社4年目に異動”という制度により、鉄のスクラップリサイクルを担当した。以後それに深く関わり、リサイクルの仕事はやりたいこと、やりがいへとつながっていった。当時、鉄屑は旧態依然とした世界の中で商いがされており、その中で何が出来るかと常に闘っていた。系列を超えて市場を拡げることを提案し、時代を見据えて海外輸出を訴えた。上司から『100年早い!』と言われることもあったが、氏曰く『私の声が大きかったからでしょう』と笑うが、熱意に押された上司からの理解、また、バブル崩壊という時代も味方して(日本では売れなくなってしまったため)海外輸出が実現した。さらにそれまで扱っていなかった鉄鉱石も、視野に入れることを意識し始めた。
 「無理だと上司から言われましたが、鉄屑は“クズ”なので、後に続く若者はこんな世界でしか闘えないのかと思うでしょう。鉄鉱石を当社で扱えない理由探しがしたかったんですね。それで産地オーストラリアの駐在を願い出ました。
その後も色々な人と闘い、自分の力の無さに消沈することも多々ありましたが、今こうして生きているから大丈夫でしょう(笑)。アメリカ勤務を経て、この会社に赴任したのは一昨年の10月ですが、自動車リサイクル法が施行された2005年前後には当事業に関わっており、その後再度、海外数ヶ国でのリサイクル事業に従事したのち戻って参りました。当社は50年前に豊田メタルスクラップとして設立し、社名の改称と共に進化しています。ユニークで、オンリーワンかつナンバーワンになれる要素を持った会社だと思っています。ここで仕事が出来ていることに幸せを感じています」 
 2001年には自動車リサイクル研究所が完成し、リサイクルをしやすい車体構造の研究、効率的な解体技術等の研究をし、世界でも類を見ない取り組みをしている。また、家電リサイクル他、鉄や樹脂等の廃棄物リサイクルもしており、鉄スクラップの生産量は、年間約7万トンを数える。 
 「現場で車や家電を解体している従業員、大型機械をオペレーションしている従業員、研究所その他全ての仕事の先は、地球環境負荷の低減、明日の生態系の保全につながっています。それら全て社会の重要なパートの仕事ということを認識し、やりがいを持って仕事に臨んでもらえたら嬉しいですね。国連が提唱している持続可能な開発目標(SDGs)達成のための17項目の、ほぼ全項目にヒットしています。そのことを従業員に伝えていくことは私の役割だと思っています」
 今年4月から『ネクストメタルプロジェクト』をスタートし、来年から組織化を図る予定である。若手社員が中心となり、明日の豊田メタルのために何が出来るか?働きがいのある会社にするためにはどうすれば良いか?と意見を闘わせている。オンリーワンかつナンバーワンになるための第一歩を踏み出した。
 「今、次代を担う若者に、狙いを定めて確実に一発で勝負する『スナイパー型行動』よりも、失敗してもとにかく撃ち続けて成功をつかむ『マシンガン的な行動』を促しています。若い時は『熟慮断行』を心がけていましたから、全く矛盾していますね(笑)。以前は自分が基準、今は会社、人を見ているんでしょうね。時代性、立ち位置の変化からでしょうが、常に闘い、挑戦するという思いは一生変わらないと思います」

●ちょっと一息●
尾張旭市に落ち着いて2年ほどになります。休日はゆっくりしていることが多いですね。海外では休日も精力的に動いていたので、今はゆっくり過ごしたいという欲求が強いのかもしれません。
海外生活は家族全員、単身、妻と2人であったりと、子どもたちの生活に合わせてきましたが、休日は必ず旅行に行っていました。ベルギー勤務時代には少し足を伸ばせばあちこちの国に行け、そこでは色々なイベントがあって、とても楽しかったですね。その影響でもないでしょうが、ワインが大好きで少し前までは1日に2本は空けていました。
社会に出てからは絵筆を握る時間もなく過ごしてきましたが、究極の夢は絵を描きながら世界を放浪すること。叶えられたら嬉しいですね。

松本 忠氏
1959年愛知県一宮市生まれ。83年名古屋大学経済学部卒業、豊田通商(株)入社。
86年以来、主にスクラップリサイクルを担当。オーストラリア、イギリス、ベルギーに駐在。
2016年アメリカ・ケンタッキー(豊田通商アメリカ:金属資源SBU長)を経て18年帰国し
19年現職。尾張旭市在住。当所議員。日東会代表幹事。



AHH!!でおうち時間、楽しく

2020年8月11日(火)

株式会社アニバーサリーホーム  福田 芙美子さん

「えー、夢のおうちじゃあないんだ!」小学3年生の時に戸建住宅に引っ越した時の私の衝撃です。それまで家を建てるために、両親と一緒にハウスメーカーをまわり、こんな夢のようなお家に住めるんだとワクワクしていました。でも実際は過不足ない四角いおうち。その時のショックが私の家に対する想いにつながり、家に関心を持つことになったきっかけだったのかもしれません。
 大学進学の時は何となく、環境問題を学べる化学工学学科に進みました。しかし就活ではゼロからモノを作るものを扱う仕事に興味がわき、大学生活を送った大阪のリフォーム会社に就職しました。その後、帰郷しTOTOのショールームに勤務し、今の会社とのご縁をいただき、2年前に入社しました。ショールームで働いていると、業者さんと施主さまの関係、業者さんの家に対する想いが手に取るよう分かります。ここでなら私の家に対する想いとマッチするのではないかと転職をしました。私はやりたいことをやって自由に生きてきました。その裏側にはワガママがあるかもしれませんが(笑)、ここでもちょっとお願いをし
て(笑)、入社しました。
 当時私は大袈裟に言えば人生の帰路に立っていました。建築の仕事をしたいのに、今まできちんと建築の勉強をしたことはないと焦り、通信制の大学で学び建築士の資格を取ろうと考えていたので、『学校で学ぶ時間を取りたい』と希望しました。入学して3年目、来年3月の卒業を目指して勉強中です。建築士は最初の図面作成から建築確認申請の書類まで、全てが自分の名前で出来ます。責任は重くなりますが、さらにやりがいが生まれてくると楽しみにしています。今はお客さま、建築士の先生と関わり、実務も学びながら勉強出来、とても充実した毎日を過ごしています。
 勉強し始めた頃は「大学時代に始めれば、今頃は建築士になっていたのに」「あの4年間の学びは何だったのか」と考える瞬間もありました。でも周りを見回したら、定年後に自分で家を建てたい、子育てが一段落したのでやりたかったことに挑戦してるという方もいらっしゃいます。そういう方を見て、いつからだってやりたいことを始めればいい。始めるのに早い、遅いは係ないと思い、少し遠回りはしたけれど、今までの経験は全て無駄ではなかったと実感できるようになりました。大学時代には貴重な友人を得、リフォーム会社では沢山の家を見て、ショールームではインテリアコーディネーターとしてなど、様々な学びは今に活きていると感じています。
 当社のコンセプトは『ちょっとカッコイイ家をちょっとお得に』です。そのコンセプトに惹かれて入社をした一因もありますが、カッコイイ家は自慢したくなり、愛着につながると思っています。そうすると家を大切にし、家族でおうち時間を楽しめるようになるのではないでしょうか。私が小学校の時に憧れた夢のおうちであれば、私自身もきっと自宅に愛着が持てたと思うんですね。また、『中庭のある暮らし』を提案しています。周りをグルーっと塀で囲いウッドデッキを敷いた中庭は、防犯上も
安心で、水場を設ければビニールプールも置け、バーベキューも楽しめ多様な使い方が出来ます。時代に応じた提案をし、もっともっと家に愛着を持ち、おうち時間を楽しんでいただけたらと思います。そんな家を私も造りたいと思っています。私の根底には「私とお付き合いさせていただく以上、損はさせません」という想いがあります(笑)。まだまだ至らない点はいっぱいありますが、ぜひお任せください。
 近年、建築業界にも女性が進出し、私も現場で『監督』と呼ばれながら汗を流す毎日です。辛い時や疲れている時には、ついついふてくされたりもしますが(笑)、祖父母が贈ってくれた『笑顔は人生の花』は大切にしている言葉です。「あんたは笑っていないとね」と言われ、いつも笑顔を心がけています。アニバーサリーホーム半田の頭文字は『AHH!!(アハハ!!)』今日も笑って、笑って、ちょっとカッコイイ家づくりのお手伝いをしています。
 
 
■インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター2級  
■ 所在地/半田市出口町1丁目211-11 ■ TEL/47-5308
■ 営業時間/9:00~18:00(日曜日 9:00~17:00)  
■ 定休日/水曜日、祝日、年末年始
■ URL http://www.anniversary-home.jp