半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

会員トピックス
はんだの元気印企業

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この道一筋57年 お茶と茶道具の専門店

2024年7月5日(金)

川一製茶有限会社


「心と緑の知多半島 生物皆家族」。代表の川口宗一さんが大切にされている言葉である。地元のお客様を大切に50年以上小さなお茶メーカーとして営業してきた川一製茶有限会社をご紹介。 
 同社は1967年に川口氏が当時二十歳という若さで奥様と創業された。それまでは他業界の会社に勤めていたが地元の半田にずっと居たいという想いで独立された。創業当時、川口氏は知り合いを中心とした家庭への訪問販売で事業を始めていった。当初の取扱商品は1種類のみであり、原付バイクで移動販売するということが1年程続いたという。
 それからお客様の要望が徐々に増えていき、商品の種類も少しずつ増えていった。販売先は地元の商店や個人スーパーへ拡大し、販売業から卸業へ展開していった。その結果、売上、販売量ともに増加していった。しかし高度経済成長期に伴って大手スーパーが地元へ参入することで商品の卸先が減ってきてしまう。そこで打開策として店舗販売事業が開始される。
 店舗販売をすることにより多くの人と関わりを持つことができるようになり、今では地元の菓子メーカー、学校関係、寺院関係等、多くの取引先ができた。また、茶道の先生とも接点を持つことができ、全知多茶道連盟に加入して知多半島を中心としたお茶会へお茶や茶道具を提供している。
 川口氏は創業当初から今日までのことを振り返ると訪問販売から地道に取り組んできたことが今の糧になっているという。お茶の知識は全く無かったという川口氏は独学でお茶に関する知識を習得していき、茶葉の仕入から加工、ブレンドまでを独自で行っている。一番の人気商品である「熱出し玉露」は、かぶせ茶日本有数の生産地伊勢水沢冠山の里で生まれた最上の荒茶を精
撰仕上げした茶であり、玉露の味と香りを楽しめるのが特徴である。創業当初1種類だった商品も今では関連商品を併せて100種類以上取り扱っている。作業場である事務所はどこか懐かしい雰囲気があり、創業時からご夫婦で積み重ねてきた歴史や趣を感じられた。
 現在は半田市と阿久比町にそれぞれ店舗があり、昨年まで青山にあった店舗「お茶の国」は移転をし、現在は自宅兼店舗「お茶の家」として営業している。お店に訪問した際はいつも抹茶を提供していただき、お店の名の通り自宅のような安心感のある空間となっている。
 最後に川口氏はこの業界の日本文化、伝統の飲み物を大切にして専門店の価値を絶やさず残していきたいという想いとこれまで関わってきた皆様への感謝の想いを語ってくれた。これらの「想い」は冒頭で述べた「心と緑の知多半島 生物皆家族」という言葉に強く込められており、川口氏のお茶と人を大切にする気持ちに感銘を受けた。(取材:中野遥介)
                 
                


〈会社概要〉
【住所】半田市新宮町3-137
   お茶の家:半田市青山4-3-1 
   お茶の川一:知多郡阿久比町卯坂神田9-2
【代表】川口宗一
【創業】昭和42年
【HP】https://tea-kawaichi.jimdofree.com/




歴史ともてなしが味わえる

2024年6月3日(月)

合同会社 うさぎ屋

半田市の紺屋海道沿いに位置する一軒の古民家。歴史ある町並みに溶け込み、地域の人々に愛されるこの和食会席料理店が今回ご紹介する「うさぎ屋」である。
 現在の同社は明治時代から続くこの地で、落ち着いた雰囲気のなか地元の食材を活かした料理を提供してくれる。また、古民家を活かした空間で、季節の移ろいを感じながら、心温まるもてなしと共に、記憶に残るひとときを過ごすことができる。まず初めに、「うさぎ屋」を営むに至った歴史を前代表の榊原富太郎氏と、現代表の姉である亜美氏に話を伺った。
 平成16年に創業した「うさぎ屋」は、現在の和食会席料理店としての顔を持つ前に、平成12年から現在営業している母屋の奥にある蔵にて、現代表の母が「ギャラリーはなくら」という喫茶店とギャラリーを経営し始めた。そのときは、三段弁当や軽食などを提供していた。そして、母屋を2年間貸し出した後に、平成16年から「うさぎ屋」として飲食業への道を歩み始めた。この飲食業への本格的な転身は、喫茶店を運営していた経験を活かす結果となった。
 同社の魅力の1つが明治34年に着工し、翌年に完成した母屋である。濃尾地震や三河地震、伊勢湾台風を経験しながらも、現在も明治の遺構を色濃く残している。また、庭から見える景色は明治の時と変わらず、春なら椿や桜、秋なら彼岸花などの四季折々の植物がお客様を出迎えてくれる場となっている。他にも、大正時代に造られた電話部屋など多くの見どころがある。
 また、食器に対するこだわりも「うさぎ屋」を語る上で欠かせないものだろう。現代表の母は、上記に述べたギャラリーを営
んでいたときから器や骨董品を収集していたそうだ。季節に合わせた食器(例えば3月はひな祭り、5月は五月人形など)や、うさぎをモチーフにした器などを集めており、中には独自に作ってもらった器もあるとのこと。そのため、「うさぎ屋」で食事をもてなす折には、食事だけでなく、視覚的な楽しみも提供してくれるだろう。ぜひ来店したときには、料理を載せている器にも注
目してみてはどうだろうか。
 両氏は、「この店をお客様と長く付き合える店にしたい」とおっしゃった。コロナ禍以前は宴会で利用されることが多かったが、コロナ禍以後は還暦や米寿のお祝いなどで家族でのご利用が増えたことを大きな変化と感じているそうだ。重ねて、亜美氏は「結婚記念日に利用してくださっていたお客様から2.3年音沙汰がないと思っていたら、お子さんを連れて来店してくださったことがある」と教えてくれた。このように、お客様に寄り添うもてなしをしているからこそ、「また来たい」と思ってもら
えるのだと感じた。
 この取材の最後に屋号の由来を聞いたところ、「うさぎは古来より縁起が良いため、それにあやかっています」と答えられ
た。調べてみると、ぴょんぴょんと跳ねることから商売が「大きく跳躍する」ということで、うさぎのものを持てば繁盛するといわれているそうだ。ほかにも、古事記内で縁を結ぶ役割を持っていたため、うさぎは縁結びの縁起ものとしても親しまれていた。
これは、両氏の想いと重なる部分があり、相応しい名前ではないだろうか。
 最後に、この記事を通じて、「うさぎ屋」の歴史やこだわり、未来への展望を多くの人に知ってほしいと筆者は思う。そし
て、長く付き合える店を目指す榊原様方の想いは、訪れるお客様に必ず伝わるものなのでぜひ一度、「うさぎ屋」の扉を叩いて、その魅力を自らの目で確かめてみてほしい。(取材:藤井悠美)
                 
【住所】 半田市堀崎町2-1
【代表】 榊原 舞
【営業時間】 昼の部 11:30~14:00 
     夜の部 18:00~21:30 ※事前予約制
【TEL】 26-6363
【定休日】 水・木曜日



こだわりの「豆腐」をつくるための、こだわりの道具でありたい

2024年4月30日(火)

株式会社かめさきカホリン

古くから日本国内で親しまれ、誰もが食したことがあるであろう“豆腐”。この“豆腐”を作るための道具を製造している会社が半田市亀崎町にある「株式会社かめさきカホリン」である。今回は代表の磯貝氏に、同社のこだわりや豆腐にかける想いを取材させていただいた。
 同社は昭和25年、磯貝氏の祖父にあたる先々代の間瀬秀雄氏が現地にて創業、今年で74年目となる老舗企業である。創業当時は豆腐を固めるための凝固剤の製造販売を主
としており、社名である「カホリン」は凝固剤の一種である「カオリン」からきているそうだ。昭和30年代、それまで木製が主流だった豆腐の製造器具が、保健所の指導により衛生面から金属化(アルミニウムやステンレス製)の研究・開発がされ、同社も愛知県豆腐商工業協同組合とともに共同研究を行った。以降、凝固剤製造を廃止し、豆腐器具製造に特化して現在に至る。国内でも豆腐器具専業は同社のみであり、60年以上作り続けてきたことで蓄積されたノウハウを活かして早期納品、少量受注のほか、顧客の要望に応じた仕様での製造が可能となっている。『美味しい豆腐をつくりたい』という豆腐職人や豆腐製造事業者の方々と共に歩んできた同社は、美味しい豆腐を作るための良い道具、こだわりの道具を常に作り続けており、日本の伝統食である豆腐の文化を継承し、発展させるための役割を長年果たしている。取材をして初めて知ったが、豆腐のサイズは地域によって異なっていたそうだ。また、豆腐自体にも地域での特徴があるそうで、知れば知るほど奥が深いものだと感じた。
 代表の磯貝氏は豆腐文化を絶やさないためにも、様々な活動を行っている。みなさまは【豆腐マイスター】というものをご存じだろうか。全国に4,959名の方が受講・認定されている日本で初めての豆腐の食育資格だ。「豆腐を通じて豊かな食を未来に継承すること」を基本理念に活動している(一社)日本豆腐マイスター協会(後援:(一財)全国豆腐連合会/国から認可された唯一の豆腐業界団体)が主催しており、磯貝氏は協会の代表理事も務めている。身近な存在である豆腐だが、現在は後継者不足による廃業等から豆腐職人・豆腐製造業者が減少しており、このままでは豆腐のことを伝える人が地域からいなくなり、豆腐のことを知らない子供たちが増え、豆腐という食文化が日本から失われていくのではないか、という危機感から豆腐マイスター認定講座は生まれた。豆腐マイスターは「地域に根付く食育の担い手を育てる」ことを目指し、豆腐に関する正しい知識を身につけ、日常的に豆腐を使うだけでなく、多様な情報があふれる世の中で、正しい情報の発信者として存在している。
 豆腐業界全体の底上げをすべく、磯貝氏は日々活動している。昨年、当所主催で初めて開催した「はんだオープンファクトリー」でも、地域の子供たちをはじめとした参加者が同社を訪問した。工場内の見学のほか、同社の製品を使って実際に豆腐を作るなど、豆腐を身近に感じられる体験をした参加者からは笑顔があふれていたという。
 磯貝氏は今後の豆腐業界について、「豆腐」というコンテンツをもっと広げていきたいと語った。豆腐マイスターは食育の担い手という、消費者の視点での学びが主であるが、そこから一歩進んで、業界として豆腐に関する知識・ノウハウを残していくことも重要だと考えている。最近では、豆腐業界の社員研修として豆腐マイスターを活用されることも多く、豆腐の基礎知識だけでなく、業界の歴史や動き、経営的視点などの情報も伝えていきたいと話された。さらに、近年では日本国内だけでなく、海外での豆腐需要も高まっているそうだ。ビーガンやベジタリアンといった菜食主義のスタイル、食の環境負荷に関する問題意識などの観点からも注目されており、業界としても前向きな動きだろう。
 筆者も冷奴や鍋、湯豆腐など季節を通じて豆腐を頻繁に購入する。豆腐は食卓には必要不可欠なものだ。今晩のい出しでスーパーに立ち寄った際は、豆腐への熱い想いを頭に思い浮かべながら、手に取りたい。(取材:濱島千尋)
                 
                

<会社概要>
【住所】半田市亀崎町9-123-11  【代表】磯貝剛成
【創業】昭和25年4月 【TEL】28-3141
【HP】http://www.kahorin.co.jp/




「運動、栄養、休養、心、つながり」の五位一体で生活の質を高める

2024年4月1日(月)

スモールジム MoveOn 知多半田駅前店

 新たな年度を迎え、何か目標を立てて新しいことに取り組み始める人も多いこの時季。健康やダイエットのために運動を始める人も多いのではないだろうか。運動は習慣化しないと効果が出にくいが、運動が苦手な方にも寄り添ってくれるのが、今回ご紹介する「スモールジム MoveOn 知多半田駅前店」である。
名鉄知多半田駅西口より徒歩2分の場所にあるビルの2階に入る当店は、同じ時間帯の利用は最大5名までという少人数スクール制ジムで、毎回トレーナーが教えてくれる個別指導を特長としている。「これまで運動を続けることが出来なかった」「自分のレベルに合わせて、ゆっくり何度も教えてほしい」という方に好評だというこのジムのオーナー兼トレーナーの角地(かくち)真一さんにお話を伺った。
奈良県生まれの角地さんは、中学から大学までは陸上部に所属し長距離走を専門としていたという根っからのスポーツマンだ。大学卒業後はスポーツ用品小売企業に就職し、店舗と本社を含め16年間勤務。その後、スポーツクラブ運営企業に転職し、支配人や新店開発・運営など14年間に亘り経験を積んだ。「顧客や会員さんとお話するための知識や体験を養うため、メジャー・マイナー問わず一通りのスポーツは経験してきました。これまで30年余りの経験を活かし、会員一人一人に寄り添った指導をしたいという気持ちが強くなり、一念発起して2023年9月にスモールジムMoveOn知多半田駅前店を開業しました」フランチャイズ制であり全国で30を超える店舗
数がある当ジムだが、経営者同士の勉強会の場で知り合った創業者と角地さんも想いを同じくして、地域のコミュニティづくりに近い形で運営を行っている。
1回50分のプログラムの中では、動的ストレッチ、筋力トレーニング、神経系トレーニング、静的ストレッチなどを通じて身体の使い方を効率的に指導してくれる。会員は角地さんと近い50歳代の女性を中心に幅広い方が利用されており、特に中心となる50歳代は、親の介護をしている世代で、自分がこの先同じ状況にならないようにと、健康寿命を強く意識されているのではないかという。「1枠5名までというイメージから、グループで入会しないといけないと思われがちですが、個人でのご入会がほとんどで、ご夫婦や親子で入会される方もいらっしゃいます。まず初めは一人で入会され、無理なく続けられる自信がつくとご友人を誘われことが多いです。また、このジムで出会って仲良くなられるケースも多いですね」ジムで仲良くなるキッカケとして、トレーニング後の30分をカフェタイムとして、角地
さんが豆から淹れるスペシャルティコーヒーをいただきながら、身体や栄養など健康に関するお話をする時間が設けられていることが挙げられる(参加は任意)。
トレーナーがつかない通い放題ジムでは、入会から半年後の退会・休会者が約半数にのぼるというデータもあるが、スモールジムは継続率が約85%の高さだという。心身の健康と自分の未来が良くなっていく実感があることはもちろん、トレーナーに気軽に相談したり仲間内でおしゃべりが出来るコミュニティが生まれることも、ジム通いが楽しく続けられる要因の一つではないか。
「進歩・進化する」という意味をもつMoveOnと名付けた当店は、会員が健康に対する意識を切り替え、心身ともに進歩していくことを目指している。常に前を見続ける角地さんに、今後の展望を伺った。「まずはこのジムの経営の安定と、会員さんの生活の質を向上させていくことが当面の目標ですが、長期的には別の夢を2つほど描いています。一つはカルチャースクールの運営で、例えば韓国語などの語学を学ぶと、ドラマを字幕なしで観ることが目標になったり、映像で観た土地に実際に旅行するなど生活に彩りが出てきますよね。短期的な趣味ではなく、そういった人生の生きがいに繋がるお手伝いがしたいと思っています。
もう一つは、心を予防的に健康にする場のご提供です。ジムや運動で身体が良くなっても、心の状態が良くないと健康とは言えないですよね。現在は支障をきたしてからクリニックやカウンセリングに行く方が多いですが、物事の捉え方や考え方を学ぶ場をご提供することで、予防的に心を健康に保つお手伝いができれば嬉しいです」
単なる運動指導に留まらず、「運動、栄養、休養、心、つながり」の多方面から会員の生活の質を高めるために日々活動している角地さん。いつお会いしてもハツラツとした笑顔のウラには、自身に関わる人の健康を心から願う覚悟が感じられた。(取材:齋田哲資)

                 

オーナー兼トレーナー/角地真一
                
住所/半田市昭和町1-2 昭和ビル2F
営業時間/火~金 9:30~21:00、
     土 9:30~20:30
定休日/日・月曜、毎月29日~月末日



安心・安全・誠実

2024年2月29日(木)

半田自動車工業(株)

現在国内主要産業の一つである自動車産業だが、乗用車が急速に普及し始めたのは昭和30年代半ばから40年代前半と言われている。そんな時代より前に、半田で自動車整備業を営む企業があった。今回は終戦直後から半田で事業所を構え、80年近くの歴史を積み重ねてきた半田自動車工業株式会社さんのご紹介。

現代表の祖父である鈴木寅松氏が昭和初期に創業した鈴木トラック商會からはじまり、昭和20年10月21日に半田自動車工業株式会社として法人設立。当時は運送用のトラック整備が主であったが、高度経済成長とモータリゼーションの流れの中で、トヨタ自動車のサービス指定工場、各トヨタディーラー協力工場の認定を受け、一般乗用車を中心とした自動車整備・販売会社として事業拡大。平成12年に鈴木裕二氏が若干33歳で代表取締役に就任し、現在に至る。

「右肩上がりの自動車業界でしたが、自動車や部品の性能向上、道路等のインフラ整備が進み、平成7年の車両法改正で、整備業界は大きな転換期を迎えました。「早く、安く」を掲げる業界への新規参入等で、本当に厳しい状況でした。反面、弊社の企業理念である「安心・安全・誠実」をお客様にいかに伝えるか、を再考できる良い機会にもなりました」

そう語るのは現代表の鈴木裕二氏。「私たちの仕事は車を修理する整備業ではなく、安心・安全を提案・販売するサービス業である」という考えのもと、時間管理、数字管理、接客訓練など、社員全員のレベルアップを常に図っている。特に接客訓練には力を入れており、毎日朝礼で接客のロールプレイングを実施し、全社員が誠実な応対、提案が出来る体制を整えている。車が故障してから修理するのではなく、「予防整備」をお客様に提案させていただくスタイルを再度徹底し、信頼を広げてきた。地域に根ざした、お客様の大事なお車の「ホームドクター」としての役割を徹底し、今では当たり前となっている、コンピューターシステム診断もいち早く導入した。

8年前には、一般車両の整備だけではなく、高齢化社会を見据えて、福祉車両用の代車3台を購入し、福祉車両事業部を設立。専門的な整備研修に参加し、昇降機やスロープ、回転スライドシートなどの車両架装整備もすることで、現在では40社を超える福祉施設からの整備依頼をいただいている。また電気自動車の普及に備え、EV車両対応のリフトや可動式急速充電器も今年導入を予定する。

時代の流れと共に多様化するニーズに対し、「安心・安全・誠実」に応える事でお客様の信頼を獲得してきた半田自動車工業。今後の更なる展望として、自動車事業以外の分野にも取り組み始めている。その一つが健康経営の一環としてショールームに導入した高気圧酸素ルームだ。社員の健康管理だけでなく、整備作業中の待ち時間等に、お客様の健康管理の一助になればと無料開放を行い、地元スポーツクラブとも提携し無料で子どもたちの体調管理、怪我のリカバリー等に活用してもらっている。今後の事業として、代理店契約も結んだ。

 「お客様に車の安心・安全を提供するだけでなく、人や社会といったあらゆるニーズに誠実に対応し、顧客満足度を常に高めていく事が重要。そうならなければお客様に生涯に渡って取引していきたい企業と思ってはいただけない」代表取締役鈴木裕二氏の眼には、今後の期待と確かな意気込みを感じることができた。(取材:小林裕也)

【住所】半田市栄町2丁目72  
【代表】鈴木裕二
【営業時間】8:15~17:15   
【TEL】 21-3381
【定休日】日曜日・第2・4土曜日