2020年12月11日(金)
半田の地に55年構えている歴史がある宝石店。「タカヤス」という店名は、創業者である現代表者・榊原直樹氏の祖母の苗字から名付けられた。創業より55年、半田の地で商いを続け、直樹氏で3代目となった当店には今もなお創業以来のお客様が訪れ、時代を超えて長年愛される宝石店である。
今でも初代店主時代のお客様のお子様やお孫様まで世代を超えて来店される。結婚や成人のお祝い等、人生の節目をご家族集まって買いに来ていただけるアットホームな雰囲気の店である。「知多半島、半田の地で続けてきた人の縁を、これからも大切につないでいきたい」と直樹氏は優しい笑顔で語る。
直樹氏は当所青年部としてもご活躍され、活動の中で見聞や人の輪が広がったとおっしゃる。名古屋の宝石店での修業後戻ってこられた際に、父より勧められ青年部へ入会された。最初は右も左も分からなかったが、活動を続けることで、2代目や3代目の経営者という同じ境遇に置かれた人たちとの出会いや、様々な会合に参加され良い成長の機会になったとおっしゃられた。
最近ではブライダルのお客様も増え、充実した品揃えにより知多半島はもちろん、多方面よりご来店頂いている。指輪選びも時代が移り変わりプロポーズ用の指輪を買いに来られる男性客も多く、それぞれのシチュエーションでロマンチックなサプライズプロポーズを計画されるそうだ。
おしつけの無い親身な接客で、全力でサポートしてもらえるのも心強い。
(取材:梶川徳宏)
【住所】半田市山代町1-102-10
【代表】榊原直樹 【創業】1965年
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】木曜日(祝日の場合は営業)
【TEL】21-4503
【URL】http://www.j-takayasu.com/
2020年11月18日(水)
名鉄青山駅から東へ徒歩3分、国道247号線に面した「さくま接骨院」。創業から40年が経過した同院。創業当時から掲げられた看板は、この町の歴史を見てきたため少し色あせている。しかし、地域に根付いた同院だからこそ、それだけの歴史を紡いできた看板が掲げられているとも言える。
同院の代表は、月野義明氏。妻の通江さんと二人三脚で、地域のお年寄りから子どもたちに、安心を届ける施術を行う。代表の義明氏は、柔道整復師の資格を持つ院長であると共に、介護支援専門員や機能訓練指導員の資格も併せ持つ。もちろん柔道整復師資格を持つだけあり、柔道もかなりのもの。一見すると温厚で物静かな方だが、講道館柔道六段の腕前を持つ武道家でもあり、半田柔道会会長の任を務める一面を持つ。また、半田少年柔道教室(※)で、多くの子どもたちに柔道を教授し、子どもたちの稽古中に何かあった場合も、しっかりフォローできる柔と剛を兼ね備えた方である。
奥様の通江さんは、先代の佐久間稔晴氏(さくま接骨院創業者であり、講道館柔道七段、平成28年には旭日双光章受章)の娘であり、看護師資格を保有。近隣に同業他社
が数ある中で、看護師が常駐する接骨院として、圧倒的な強みを持っている。通江さんは、柔道に関しては全くの素人であるが、義明氏との間に設けた一男三女はいずれも、講道館柔道の有段者たち。親子喧嘩となるとどれだけ壮絶なんだろう、と心配する筆者をよそに、そのような争いは発生しないらしい。人の体を揉んで施術を行うも、家庭内や夫婦間の関係で揉めることはない。代表の義明氏の傍らで、いつもニコニコしている奥様の賜物なのかもしれない。
筆者が訪問した際、施術時間と重なった日があり、代表者夫婦が患者さんとどのように接しているか、を垣間見ることができた。ご夫婦それぞれが、幅広い年齢層の患者に対して世間話からスタートし、患部の具合を聞きながら施術完了。患者さんも楽しそうに症状を説明し、あっという間に時間は経過。温和な空気を二人が醸し出しながらアットホームな雰囲気で、次々と来院される患者さんを施術していた。施術の一環として、特徴的なのが、自家製のオリジナル湿布材の存在である。先代の時から存在する逸品で、古くから伝承された各種生薬の粉末を使用し調合した湿布剤。現在では、妻の通江さんが、一枚一枚丁寧に作成し、患者さんの症状により、都度懇切な指導のもと使用されている。幸か不幸か筆者の実体験は叶わなかったが、有事の際にはぜひ試してみたい。
この他にも、微弱電流施療器「ソーマダイン」を完備。そもそも人間は正常組織から微弱な電流が流れ、各種症状が自然治癒されるのだが、この機器は、微弱電流を人工的に作り出し自然治癒力の促進を図り、症状によって抜群の効果を発揮させるのである。
【地域に密着した身近な接骨院】をモットーにしている同院では、来院できない方(腰痛や下肢痛などのため)の自宅訪問や、自宅兼事業所を活かした急患への24時間対応(有資格者不在の場合、対応できない場合あり)も行う。医療機関との連携もあるため、今後も、患者のみならず患者家族の安全安心も高めていく。
(取材:榊原鉄平)
【住所】半田市有楽町4-24-1
【代表】月野義明 【創業】昭和53年4月
【開院時間】<平日>8:30~12:30、16:00~20:00
<土曜日>8:30~12:30 <祝日>8:00~12:00
【TEL】22-5110
※半田少年柔道教室
【参加年齢】幼児~中学生(幼児はご相談ください。)
【練習時間】木曜日:18:30~21:30(低学年は20:00まで)
土曜日:14:00~16:00
火曜日:19:00~21:00(第1と第3は形の練習日)
【練習場所】主に青山記念武道館
2020年10月13日(火)
今回は、今年創業60周年を迎える「深谷フォトスタジオ」にスポットを当てる。代表の深谷慎柴氏は3代目で、いつも元気で地域の人に愛されている55歳である。
慎柴氏は、高校卒業後、写真の専門学校に進学し名古屋での修業を経て、家業に戻ってきた写真家である。しかし、高校時代まで写真に興味が無く、専門学校に行き写真にハマっていったとのことである。
平成3年より、先代より事業承継し代表者となり、それまでのカメラ店から、デジタル化の流れにより写真撮影業へ業態変更を行い、現在は「スタジオ撮影」、「学校行事撮影」、「発
表会等のイベント撮影」を主な事業内容としている。気をつかっていることは「接客能力」。慎柴氏は「写真はセンスが大事であるが、昨今のカメラの性能から出来栄えが良いのは当た
り前。撮影時の対応やアフターケアなど更に接客能力が加わることで初めて“良い写真屋さんだったね”になる」と考える。
現在の営業エリアは、知多半島から名古屋まで幅広く、依頼があればどこへでも駆けつける。その中で、自身の中で唯一の懸念材料であった「後継者の育成・承継」は、三男の太貴氏が修行先より戻ってきたことで解消された。慎柴氏は学校撮影部門、太貴氏はウェディングや七五三などのロケーション撮影部門などを担当し、連携を取り合って業務を行っている。結果として、これまでは子ども対象の撮影が多かったが、ウェディングや成人記念など大人対象の撮影や貸衣裳店や美容室からの撮影依頼が増加した。
自店の強みをお伺いすると、「やはり、息子のロケーション撮影。お客様からは好評で、流行りを取り入れ、撮影の幅を広げた」と慎柴氏も納得のサービスを推す。実際に子どもの写真を撮っていただいた商店街メンバー曰く「太ちゃんの腕前はすごくいい、キレイに撮ってもらった」という声という声も挙がる。
趣味は映画鑑賞で奥様と月に2回は映画館へ足繁く通っている。現在、知多半田駅前の商店街である半田ランブリングタウン協同組合の理事長を務め、“人の役に立ちたい”想いで、商店街や自治体などの地域活動に惜しまず汗水を流している。
最後に一言いただくと「クラシティ3階にあるパスポートセンターから一番近い写真屋は当店です。ぜひパスポート取得の際はお越しください!」としっかり営業トークもいただいた。
いつも明るく、元気で、腕前も間違いない写真屋をお探しの方は「深谷フォトスタジオ」へ。
(取材:中満信宏)
【住所】半田市広小路町119-2
【代表】深谷慎柴 【創業】1960年4月
【営業時間】10:00~18:00
【TEL】21-3161
【URL】https://www.fukaya-photo.com/
2020年9月1日(火)
知多半田駅徒歩2分の場所にある末広接骨院は今年で開業13年目を迎え、地域の人達に支えてもらいながらたくさんの人達を笑顔にしてきました。代表の松田氏が学生時代に将来に繋がる経験があります。柔道でケガの痛みで気持ちまで暗くなっていましたが、接骨院に通い続ける中、痛さが緩和していき回復することができました。持ち前の明るさを取り戻していくことができ、改善に向けてお手伝いできる素晴らしい職業と思い、柔道整復師の専門学校で専門知識、技術を習得しました。
卒業後、勤務整復師として、現場で多くの経験を重ね、また経営のノウハウを学び独立しました。柔道整復師を始め介護支援専門員、機能訓練指導員、認定柔道整復師スポーツトレーナーの資格を有して全力でサポートしています。
加齢や、ケガで慢性的な痛み、生活習慣で無意識のうちに生じている痛みを諦めてはいませんか。同院では症状の根本的な原因を追究するため、全身を検査し、身体の歴史を聞きながら、痛みを出している原因に対して骨盤を中心にアプローチするトータルケアーを行い、5年前より健康保険の限界を感じ「末広整体ラボ」整体院を併設しています。単にマッサージをしたり、ボキボキしたりする整体は行っていません。根本原因にアプローチするかたちで骨盤や骨格の調整を行っています。坐骨神経痛をはじめとする難治性の腰痛の方から信頼を得られています。
来院時の治療だけではなく自宅での取り組みが重要なこともあり時には厳しく指導したりします。「自身の問題なので、しっかりやっていただきたい」と切に訴えています。「歩き方の学校」という歩き方を学び実践する体幹トレーニングを含むトレーニング指導をこれから行います。自宅では一人ではできないと思っている人が、みんなと一緒に行う教室で、仲間と共に励みあいながら、筋力を付けたり、健康に対する意識の向上を図り、高齢社会に向けて元気で暮らしていくための提案をしていくものとなっています。
同じ職場で働く奥様は、受付や予約システムやホームページのメンテナンスでサポートをしてくれています。「妻なくしてはやっていけない」と感謝の気持ちを表していました。
多忙な毎日ですが、リフレッシュ方法はウォーキングと話します。時間があれば1時間半、自身の体の調子を見ながら外の空気を吸い込んでいます。また、研修会の参加、県外での開催もあるので場所が変わり、同業者同士の情報交換も得
られ有意義な時間を過ごされているとのことです。
公益社団法人愛知県柔道整復師会の支部長としてもお役目を頂き、多忙な日々を過ごしています。今後は後輩の育
成に力を入れて応援していきたいと夢が広がっています。
(取材:中村真由美)
【住所】半田市泉町110-2 【代表】松田吉弘
【創業】平成19年7月 【住所】半田市泉町110-2
【診療時間】平 日/8:00~12:00 16:00~20:00
土曜日/8:00~14:00
【休診日】日・水曜日午後、祝日 【駐車場】 あり
【TEL】接骨院 24-5822 整体院 47-8484
【URL】https://半田腰痛整体.com
2020年8月11日(火)
半田市立図書館の北に建つ日本風の建物が今回訪問した「四季の味 華晄」。代表の佐野惣二氏は、手に職をつけようと若干15歳で料理の世界に飛び込んだ。名古屋に本社を持つ大手和食チェーン店に就職。その後、現在でも師と仰ぐ四條流十六代家元である入口修三氏の下で修業した。
日本料理界では、師匠の下、先輩の身の回りの準備や包丁研ぎなどの下積みから始まり、「焼き方・揚げ方」、「煮方」そして「板前」・「板長」へと出世し、その後、一つの店の料理長として指揮を執ったり、自分の店を持つことが通例である。
佐野氏は約15年間、師匠が県内の料亭やホテルの料理長に就く店へ供に渡り歩きながら日本料理のいろはを学び、34歳の時、現在の「華晄」の料理長に就いた。そして平成17年、氏が37歳の時「華晄」を譲り受け、料理人としてだけではなく、経営者として新たなスタートを切った。
店のコンセプトは、「懐石」ではなく「会席」であること。お客様が大切な人と会い、飲食を通して交流する席に「華晄」を選んでいただいたことに感謝し、そのシーンに合った料理をおもてなしの心を持って提供する。季節にあった旬の素材、できる限り知多半島の食材を活かし、味だけでなく魅せ方にもこだわり、お客様に喜んでいただくことをモットーにしている。
「華晄」は料理はもちろん、宴会ができる大広間や4~6名の個室が10室ほどあり、プライバシーが守られ、ゆっくり安心して食事ができる店として知られている。
これまで1年を通して宴会や一般の来店客で順風満帆の営業ができたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年3月からかなりの売上減少を余儀なくされた。毎年3月・4月といえば歓送迎会など宴会の予約が入るいわば書入れ時であるが、今年は宴会が軒並みキャンセル、一般の来店客もゼロに等しく売上が立たない状態となった。
そんな時、頼りになったのは地元の同年。彼らの助言もあって、佐野氏はテイクアウト商品の開発に力を入れ、それらを積極的に売り込むことができた。テイクアウトを通じて「華晄」の味を知っていただくことによって、敷居が高いと思われていた新規のお客様にも今では店内飲食をしていただくきっかけとなった。佐野氏一人では気づけなかったことを同年のおかげでこのコロナ禍の状況の中で初めて気づき、学んだことが多々あった。
今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、佐野氏は「改めて自分は周りの人たちに生かされていることを実感した。料理人として自分だけを信じてきたが、違う角度から物事を考えられるようになった。日々精進し、周りの人たち、地元へ恩返ししたい」と話す。これからのウィズコロナ時代をどのようにして切り開いていくのか、今後の佐野氏の展開が楽しみだ。 (取材:竹内圭志)
【住所】半田市北二ツ坂町1-10-8
【代表】佐野惣二 【創業】平成17年
【営業時間】11:30~15:00(LO14:30)、17:00~23:00(LO22:00)
【定休日】水曜日 【TEL】24-1330
【URL】https://hanaakari.jp/