2018年11月16日(金)
今回訪問したのは、半田市昭和町にある「手打ちそば信濃路」。入口のショーケースには、毎年半田商工会議所が創立記念日に開催する「会員及び会員事業所優良従業員表彰式」で創業50年事業所へ送られる記念品「益々繁盛」が飾られている。店舗は名鉄河和線の沿線で知多半田駅と成岩駅の真ん中に位置する手打ちそば専門店である。
昭和42年、現代表の実父・千村春海氏がJR 半田駅前で開業した。先代が長野県木曽福島出身ということもあり、「信濃路」と店名をつけた。開業当初はきしめん・うどんといった名古屋文化に押され、麺の色が濃い「そば」は地元民に受け入れられず大変苦労したという。しかし先代は、地元民に親しんでいただくため気持ちを込めてそばを打ち続け、努力に努力を重ね複数の弟子を持ち、支店を設けるまでになった。 現代表の千村光弘氏は高校卒業後、乙川の浜田町にあった支店に入り修行を重ねた。氏が31歳の時、独立し清城町に店を出し17年間経営したが、平成19年、現店舗である昭和町の店を先代から引き継ぎ現在に至っている。(現在は昭和町の店舗のみ経営)
同店のこだわりは創業当時から受け継いでいる自家製粉を手打ちした香り高い田舎そば。そのそばとムロアジとサバを調合したつゆはとてもバランスが良く、お客様から評判が良い。そして品数豊富なメニューの中でも自慢の品は、独特な甘みを持った香り高いつゆに海老天・たまごなど具がたくさん入った「地ごくそば」、味噌味でまろやかで食べやすい「山ぞくそば」である。一度食べたら癖になり、リピーターになる人も多く、県外からも同店へ通うお客様もいるほどだ。また、こだわりのつゆを使って作られるカツ丼や天丼も他の店では味わうことができないオススメの逸品である。
同店の客層は、昼はサラリーマン、そして夜は家族連れが多い。千村氏は「信濃路のそばを食べながら家族みんなで会話が弾み、温かいアットホームな雰囲気を感じて一人ひとりが幸せになってほしい」と想いを語る。3年ほど前から28歳になる一人息子が奥さんとともに店を手伝うようになり、信濃路の味はこれからも先へと受け継がれていく。将来は名古屋など大都市に出店し、信濃路の味を多くの人に味わっていただきたいという大きな夢を持ち、そば職人千村光弘は生涯現役でそばを打ち続けていく。
(取材:竹内圭志)
所在地/半田市昭和町2-70-1
代表者/千村光弘 創業/昭和42年
営業時間/11:30〜14:30 17:00〜21:00(20:30LO)
定休日/水曜日(祝祭日の水曜は営業)
TEL/22-5639 URL/http://www.handa-shinanoji.com/
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2018年10月17日(水)
皆さんは今自分に合ったまくらを使っていますか?
そろそろふとん打ち直しした方が良いかな。と思っていませんか?
国道467号線沿い宮本町5丁目の交差点にひと際目立つ看板がある。今回の題名にもさせてもらったキャッチフレーズが書かれているが、人生の1/3は睡眠である事を考えると(もっと大切にしないと)と改めて考えてしまう。現地の開業は平成29年4月だが、先代は南知多町で現在もふとんの中村屋を営んでいる。代表の濱島氏も開業前は南知多でお店を手伝っていたが、販路開拓等の限界を感じ、現在の宮本町にオープンさせた。ふとん屋の原点は中身である綿を仕入れる事にある。現在のようにふとんを販売する事も大切な事だが、愛着のある寝具を新しいものにしたとき、なぜか寝つけなかったり、どこか身体に負荷をかけているような体験はなかったであろうか。中村屋では、そんな方々のためにも、打ち直しをお勧めしている。羽毛ふとんであれば19,800円〜、綿ふとんであれば8,800円〜とリーズナブルに打ち直しを提供している。この打ち直しが現在大変好調で新調するよりも売れ行きを伸ばしている。これはなにもモノが良いだけではない。ふとんを買う時、お客さんは様々な悩みをもって来店する。先ほど挙げた通り、寝つけなかったり、身体に負荷をかけていたり・・。来店したお客さんにはそんな悩みを解決してもらうためカウンセリングから始まる。一つ一つの悩みにしっかりと答え、お客さんに最適なふとんを提供する。このカウンセリングが商品の付加価値となり、打ち直しが売れ行きを伸ばしている最大の理由であろう。それだけ納得の商品提供をしている裏返しになる。
これが中村屋の最大の武器であり、お客さんから「ありがとう」と言ってもらえる信頼の証につながっている。
ふとんだけではない。もう一つの寝具であるまくらも現在売れ行きを伸ばしている。まくらもひとり一人に合うまくらは違う。これもまずはカウンセリングから始まり、最適の商品を提供する。
皆さんは今自分に合ったまくらを使っていますか?
そろそろふとん打ち直しした方が良いかな。と思っていませんか?
まずは快眠工房中村屋へお電話してみては。
(取材者:伊藤幸真)
所在地/半田市宮本町5-328-7
代表者/濱島匡志
創業/昭和33年1月
営業時間/10:00〜17:00
定休日/火曜日
TEL/77-4004 URL/https://kaiminkoubou.com/
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2018年9月25日(火)
「僕は医者ではないので手術や注射はできません。でも、病院では中々難しい症状を鍼灸でどうにか良くする手助けができれば。」そう加藤慎也氏は言う。保険を使える病院ではどの人も同じ医療を受けられる。しかしその反面病院では、例えば腰が痛いという症状を訴えても保険故の治療の限界にあたる場合もある。であれば保険を使う医療体系の中では難しい症状でも、自費の治療なら時間やお金はかかるけれどまだ出来る事があるかもしれない。そういう方々の受け皿の一つとなって、患者さんが自分の治療を受けて少しでも楽になってもらえれば、と語る。
大学生の時に交通事故に遭い、足の筋肉が潰れる大きな怪我をした。その時に旧知の鍼灸の先生にかかり、時間は要したが元通りに動ける経験をして感銘を受ける。大学を卒業後は別の道を目指すも改めて専門学校へ入り、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。取得後は半田の病院のリハビリ科で臨床経験を重ねていき、その中で自分を慕って下さる患者さんも少しずつ増えていった。地元が名古屋だから開業は名古屋でと考えてはいたが、患者さんとのご縁もあり半田での開業を決断。今年で十年を迎える。
来て頂いている方の多くは常連の患者さん。また、新規で来られる方も常連の方の紹介や親族が多いという。加藤治療院で自分が良くなったから、こんなに苦しんでいるから何とかしてやってほしいという思いで紹介されるという。「大切な人が苦しんでいるのを見るのはとても辛いと思います。だから御紹介者の方のその思いにも応えて、どうにかして治したいと思っています。」
治療者は患者さんと上下なく、共に歩むべきと思っている。二人三脚で一緒に治していきましょうという信念は開業以前から崩さない。「それには患者さんとの良い関係が大切だと思います。」今も師と仰ぐ修行先の恩師からの言葉に「加藤君は、構えて『先生』という風にしているよりは『町のおにいさん』位でいた方が、患者さんも力を抜いて色々な話をしやすいと思うよ。」という言葉があった。その言葉どおり、どんな事でも話しやすい雰囲気であるように心掛けている。そのせいか、取材中も脱線をしながら三時間も話してしまった。
氏の根底にある、「患者さんと共に歩み、患者さんが楽になる為に最善を尽くす。」その信念は今も変わる事なく、患者さんの為に引き出しを多く持っていられるように日々勉強をし続けていく。
(取材者:井上さや香)
事業所名/はり・きゅう・マッサージ 加藤治療院
所在地/半田市有楽町5-216-3 苺マンション1階西
TEL/0569-84-3240
受付時間/月〜金 午前9時〜午後1時、午後3時〜午後8時
土 午前9時〜午後1時、午後3時〜午後6時
休診日/日・祝
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2018年8月30日(木)
大切な家の壁や床、お気に入りの木製家具などにうっかりキズをつけてしまい、意気消沈してしまった経験は誰にでもあるのではないだろうか。自分で直そうにも限界があるし、かといって取り替えるには時間やお金も掛かる。そんな時に思い出してほしい事業所が、「捨てない・壊さない・取り替えない」を理念に掲げるウッドリペア田中である。主な事業内容は、木製家具や壁・床・タイルなど内装全般に生じたキズやアルミサッシのヘコミ等の修繕を行っており、最近では、建築会社等の依頼を受けて、引渡しを目前に控えた新築住宅の細かいキズなどを修繕する案件が増えてきている。
代表の田中寿さんは、幼い頃は運送業を営んでいた両親のもとでモノを大切に扱うという教育を受け、自分の持ち物は壊れても修理しながら使い続けたそうだ。高校卒業後にはトラックの運転手として社会へ踏み出し、その後は、廃棄物の再資源化を行うリサイクル企業などでのキャリアを経て、平成29年より個人事業主として第2の人生を歩み始めた。起業を決めた背景を伺うと、「これまでの社会人人生では会社などの組織に守られていたことが多かったが、一人の人間としてもっと成長したいという気持ちもあり、これからは個人の力で勝負してみようと思った。」と話す。個人事業主としてはまだまだ駆け出しの身であり、与えられた仕事で依頼主の期待を超える成果を出すために自らの技術の向上を課題に挙げる田中さんだが、今は営業などで毎日さまざまな人との出会いがあり、その中で自らの成長も感じることができることがやりがいに繋がっているそうだ。
今後の展望としては、「生涯現役でやり続けて自分の仕事を多くの方に知ってもらい、大量生産・大量消費が主流の現代にあっても、モノを大事に扱うという考えを広めたい。そして、モノを大事にする考えが周りの人を大事にすることにも繋がると信じているので、自分が子どもの頃にあったような個人商店や近所の家庭同士の付き合いが増えていったら嬉しい。」と話す。
取材中は、自分のことは終始控えめに語る田中さんだったが、その信念には決して揺るがない強固なものが感じられ、今後のますますの活躍を期待せずにはいられなかった。
(取材:齋田哲資)
所在地/半田市桐ヶ丘3-11-11
業種/内装補修業
創業年月/平成29年11月
代表者名/田中 寿
TEL/090-8075-3367
生年月日/昭和49年11月19日
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2018年7月10日(火)
知多半島道路半田中央インターを出て、半田方面へ県道碧南半田常滑線から一本北に入った、黒い屋根に「炭焼食堂烈火」との黄色の文字が印象的な、焼肉ベースの食堂がある。
同店は、清城町で平成20年2月にオープンした。その後、地元の岩滑新田でお店を持ちたいとの思いから、現地へ移転し5年目を迎えている。
代表の都築勝己氏は、専門学校後、中華料理店や和食店、焼肉店で15年程修業し、33歳で独立開業。以前に、勤めていた和食店で炭火料理を担当した事と炭焼きに拘り、代表の好きな漫画家の作品に「烈火の炎」があり、そこから店名を「炭焼食堂烈火」とした。
同店は、その時、一番お値打ちな産地のお肉や旬の魚介類を仕入れ、提供をしている。お昼の9種類のランチは、お刺身、中華、お肉の定食があり、「炭焼きミックス定食」(980円)が特におすすめ。夜は、炭焼きメニューの他、デザート付きの御膳が人気で、土日は家族づれが多く、お客様の7割は常連で、週3日通っている方もいる。
メニューはシーズン事に見直しをしており、旬を感じてもらうように努めている。また、車やバイクの趣味で繋がった仲間が、静岡や京都からも来店。ここ最近では、2,000円から予約ができるおまかせ料理が好評で、女子会のお客様も増えてきた。
休みは、車やバイクの仲間とツーリングも兼ね、人気店に出向き、料理の提供など研究している。
氏は、「アットホームなお店で、多くの人たちが気軽に来て頂けるお店にしたい。清潔で、お客様の笑顔があふれる料理を提供していきたい」と言う。
(取材者:竹内稔晴)
所在地/半田市平和町5-2-2
TEL/27-6315
代表者/都築勝己
営業時間/火〜日 11:00〜14:00(OS13:30)
17:30〜23:30(OS23:00)
定休日/日、第3日曜日
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)