2022年3月14日(月)
高蔵高校2年生で将来を一緒に夢見た『運命の人』ともいえるクラスメイトと出会った。生まれた病院が一緒。近頃は「兄弟ですか?」と言われることもあり、奇縁を感じている。だが僕は高校卒業後は大学、彼は美容関係の仕事に進み環境が異なった。大雑把で飽き性の僕、几帳面で根気強い彼と性格も真逆だが、高校卒業後も週に1度くらいで会い、ご飯を食べて彼の好きな銭湯でのぼせてしまうまで、僕たちの夢『ふたりで何十年と続くような大きな会社を作る』を語り合った。ざっくりとした考えだが、お客様には喜んで頂けるサービスを求めやすい価格で、働く人には適切な賃金と働きやすい職場環境を提供することが重要という結論に達した。
とは言え、何をしたら良いのか、僕たちに何が出来るか見当が付かなかった。ある日、「最近白髪染めのお店が多いよ」と父が何気なく言った。時を同じくして祖母から「白髪染めのお店に行ってるが、予約がなかなか取れない」と聞いた。25歳の僕たちはそういう業態の店があることも知らなかった。興味をもって色々調べていくと魅力的な業態だった。店舗数が需要に追いついていないことも分かり、『鉄は熱いうちに打て』とばかりに、東海圏にフランチャイズ展開をして市場を獲得しようと、半年ほど構想を重ね、沢山の方に力添えを頂き、昨年7月17日に生まれ育った半田市宮本町に1号店をオープンした。
店名はお母さんのような暖かさ、安心感で白髪のことは何でも任せて頂けるお店に、と願いを込め『ハハカラー』とし、カラーに特化することで最高品質のサービスを素早く、リーズナブルにご提供することをコンセプトにした。白髪は約1~2カ月、早い方では2~3週間程で生えてくるので、誰もが白髪とは一生お付き合いをしていかなければならない。そんなお客様の白髪に対するお悩みをちょっぴりお手伝いが出来たらと考えている。だから1ヶ月に1回、無理なく通っていただけるような価格設定(天然オーガニックスタンドカラー/部分染め・1,260円、根元染め・2,350円、全体染め・2,800円(税込))とし、頭皮に優しく、低刺激、無臭の3拍子が揃った国産・国内最高品質のカラー剤を使用。施術時間は家事、お買い物の合間にも気軽にご来店いただけるよう最短40分に設定した。よく「価格が安いけど大丈夫なの?」と聞かれるが、一般的な美容室と違うのはカット・パーマの施術は行わず、細かい業務作業を簡略化し、各種材料を大量仕入れすることでコスト削減を図った。
『セルフブロー方式』はお客様ご自身で直接プロユースのドライヤー、アイロン、コテに加え美容室でしか販売されていない各種オイル、セット剤を体験して頂ける場とした。月毎に商品が変わったり「え!?こんな有名な物まで!?」と驚かれるような物を置いている。ご来店の際はお好きな物を自由にお試しを。
美容師の施術、この点も大きなポイントと思っている。構想段階で美容師免許は取ったけれど、結婚後に仕事と家庭のバランスが取れず第一線から退いている『休眠美容師』が多いことを知った。実際に働いている人より、休眠している人の方が多いという統計もある。そういう人たちをプロのカラーリストとして現場に復帰するお手伝いが出来ればと思い、家事や育児の合間にも気軽に働けるよう自由なシフトを組み、楽しく余裕を持って仕事をしてもらっている。お店のオープンから一致団結しているので、スタッフは仲が良くて、店の雰囲気も和やか。「お客さまに満足していただき、もう一度来たいと思ってもらえるような施術をしたい」と、スタッフは丁寧な対応を心がけている。2月1日からは新たなキャンペーンとして新規のお客さまに白髪染めの根本・全体染めを1,980円均一で提供している。ぜひ、プロ技術で抜群の仕上がりを体感して頂きたい。
僕たちは美容師ではないので、お客さまのカウンセリングを担当してスタッフを支えることくらいしかできないが、オープンから沢山
のお客様にご来店頂けるようになり、夢の第一歩を踏み出したのかなと思っている。
ここまでやってこれたのは父親の力が大きいと思っている。僕は今、家業とお店の運営という二足のわらじを履いているが、高校生の頃から起業をするという夢を見たのは父の影響が大きいと感じている。折に触れ、「社長は、こうでなくてはいけないよ」と、経営者たるものの道を解き、商売の楽しさ、、苦労も叩き込まれた。時には大声でケンカしたり、父に反抗して泣き叫ぶことがあったが、そういうことがあったからこそ、今の僕があると振り返ると感慨深い。
父は会長として僕たちを支えてくれているが、父と親友と一緒に始めた初めての会社。大切に育てていこうと思っている。父はハングリー精神に溢れ、いつも上を上を目指している。僕は石橋を叩き切ってから大丈夫!というタイプで、父とも真反対。そうだからこそ、この会社を大きくして、父を納得させてやろうと思うところがちょっとある。それが親孝行にもなるかなとも思う。
有難い事にオープンから間もないにも関わらずフランチャイズ店として協力したいというお話を頂いており、今年度にもう1店舗出店する予定。僕としてはスタートとしては及第点かなと思っているが、父を見習い、さらに上に向かっていきたい。今後5年間で、東海圏で20店舗の出店が目標。
これからも僕たちの夢に向かって、若さを武器に突っ走りたい。頑張れば結果はついてくる!
細川 凌太郎さん
■ 所在地/半田市宮本町5-329-5 1F
■営業時間/8:30~19:00(18:30Last) ■定休日/年中無休
■ TEL/0120-814-130 ■
HP/https://haha-color.com
2022年2月10日(木)
人生何が起きるか分からない、とつくづく感じています。私は小学校教諭の定年を控えて次の人生を考え、娘も起業を考えていた頃で
した。娘と私は別、一緒に何か始めるという発想はありませんでした。3年ほど前、娘の「起業するなら教育関係で始めようかな」の一言で、教育なら私も協力できるかもしれないと思ったんですね。そこで私の想いを娘に話したところ娘も賛同してくれ、2021年の4月『体験型学童スクール アナザ・ハウス』を開校することを決めました。先ずは40年近い教諭生活の中で、学習指導要領に制限され、出来なかったことを実践しようと思いました。私は共働きで子ども2人を育ててきましたが、両方の両親が子どもたちをみてくれ、あまり苦労していないんですね。そのお返しというと変ですが、今は子育てをしている方は母親に限らず色々な方がいらっしゃいます。そういう子育てを頑張っている方を支援したいという想いでサービスを構成しました。勉強だけを教える塾ではなく、安心安全な預かりと体験・探求型学習プログラム、STEAM教育と習い事(アナハ塾・英会話・ロボットプログラミング・そろばん・ピアノ・習字)が一つになった新しいスタイルの学童スクール(小学生対象)とし、名前の通り、『もうひとつのお家』として過ごしていただけたらと思います。
実は教諭の頃は、勉強の点数が良いことが良いと思っていた時期もありました。それは大切な要素ですが、これからの人生を生き抜く
には、目に見えない非認知能力を伸ばすことがかなり重要になってくると考えています。子どもは人生経験が少ないから気づかないだけ
で、自ら考える力・学ぶ力・伝え合う力・人と関わる力を持っています。その力を引き出すには、色々な体験を通して得意なこと、苦手なこと等、自分を知ることだと思うんですね。そして『なぜ?』『どうして?』という言葉を投げかけることが大切と思っています。子どもは与え方ひとつで、いくらでも力を発揮します。
そのお手伝いができればと、お預かりしている間に私なりにできること、情操教育を核とした質の高い体験・探求型プログラムを考案・実践し、来年度からは理数教育に重きをおいたSTEAM教育も導入します。実地体験=感動体験と考え、様々な体験で感性を豊かにし、課題を見つけ、課題解決をするために行動し、解決していく力を身に付けます。ブレインゲームなどを通じて楽しく遊びながら記憶力・分析力・集中力を高めます。また、芸術に触れ(今月の作曲家と画家を決めて学びます。お迎えの車中はクラシック音楽を流しています)情操を豊かに育み、想像力を高めます。こういうことはなかなかご家庭では出来そうで出来ないことだと思うんですね。そういうことでお役に立てれば嬉しいですね。
体験・探求型学習プログラムの一環として小学1年生のお子さんが『SDGsって何?』というテーマに取り組みました。興味をもってもらえそうなことを投げかけ、『なぜ?』という疑問から始まったのですが、きちんと目的を与え、私も真剣に勉強して的確な助言をすれば子どもは一生懸命に考えます。完成度の高さに、「先生がやらせているんじゃないの?」と言われてしまいましたが、心外です(笑)。それほど、子どもは能力を持っています。
あれもしたいこれもしたいと、色々考えることが好きなので、どんどんん新しいプログラムが出来上がっています。音楽鑑賞や理科実験、造形活動、絵画活動・遊び・スポーツ、読み聞かせなど行う『アナハタイム』を楽しみながら企画しています。星座を学び科学館でプラネタリウムの見学もしました。半田市内の施設に出かけ、半田を知っていただける機会になればいいなと思っています。色々なことを楽しく続けていくことが大切だと思っています。
今までは普通の親子関係でしたが、ここでは娘の弥優(みゆ)さんは経営者、私は実務担当です。、私の想いが先走ってしまって、弥優さんからダメ出しをされることがあります(笑)。経営者としてきちんと先を見る目を持ち、しっかりしていて見直しました。私の娘じゃないみたいです(笑)。弥優さんが教育関係で始めたいと言った言葉からの人生ですが、そういう機会を与えてくれたことは嬉しいことです。その感謝もあって、後進の育成が私の役割だと考えています。
楽しくて仕方ない毎日で、四六時中何が出来るかな、何をしようかなと考えています。確たる趣味は持っていませんが、趣味とはこういうことかと感じています。改めて私は子どもが好きだと感じました。今まで出来なかったことが出来るようになる、その瞬間を見ることは感動です。これからもそういう場面に遭遇出来るような、子どもの可能性を引き出し、伸ばす場所であり続けたいと思います。
(株)ユープロテクト
体験型学童スクール アナザ・ハウス 〜もうひとつのお家〜 榊原 浩子さん
■ 所在地/半田市宮本町3ー217‒21セントラルビル1F
■営業時間/平日 授業後~19:00 土曜日 8:00~19:00 長期休暇 8:00~19:00
■ TEL/89-7288 ■ HP/https://another-house.com
(株)ユープロテクト
STEAM教育・・・
Science(科学)、Technology(技術)、
Engineering(工学)、Art(芸術・教養)、
Mathematics(数学)の5つの単語の
頭文字を組み合わせた造語
2022年1月25日(火)
私と母(会長)のパンとの出会いは、ちょっとした一言から始まりました。パン好きの母の友人のビルのオーナーから、「このビルにパン屋さんが欲しい」と、半田市内でフレンチレストランを経営していた母が声をかけられ、2013年に高岳(名古屋市東区・本店)にお店を出すことになりました。私はフラワーデザイナーとして働きながら、少しずつお店を手伝うようになりました。そのような中で徐々に、生まれ育った地元にお店を出したい、と思うようになり、2020年8月に2号店としてここをオープンしました。コロナ禍の真っ只中で不安もありましたが、そういう時だからこそという想いが強かったですね。コロナ禍の中であらゆる行動が制限され、私自身も自由に動けない苦しさを存分に感じていました。そんな中でも、3食きちんと食べるんですよね(笑)。食べることは楽しくて大切なことと改めて実感しました。色々な制約の中で暗くなった世の中をパンを食べることで、美味しい!と一瞬でも明るい気持ちになれたらと願い、皆さまが心休まる場所になればという想いを込め、お店を作りました。非日常を意識した空間にこだわり、高い天井とおしゃれな商品棚、外からたっぷり陽が差し込み、開放感あふれる店舗にしました。
経営理念は『自然に優しく、地球に優しく、人に優しく、楽しく仕事をする』ことで、その想いは商品に表れています。国産にこだわった小麦粉、フランスのオーガニックのチョコレートなど、添加物、保存料を極力排除した原材料を使用しています。新鮮なうちに召し上がっていただくために、ちょっと小さめの食べきりサイズです。そしてビジュアルにもこだわり『カワイイ』を追求し、食べるだけでなく、買ってから食べるまでのドキドキ感も大事にしています。『カワイイ』パンをSNSにあげてくださるお客さまが多く、関東・関西地方からもご来店いただき、SNSの力を実感しています。(通販でも日本全国にお届けしています)
オープンして分かったことですが、半田へから本店にお買い求めにいらっしゃっていた方も多く「近くにできたので嬉しい」という声もお聞きしています。ショーケースの中のパンを宝石のように扱い、お客さまとの会話を大切にしながら、その日のお客さまのシーンに合ったパンをお届けしています。当店のパンは、お手土産としての需要も多く、経営者の方や営業マンがご挨拶がわりに、また、ご自分へのご褒美パンとしてなどでお買い求めになられる方が多いようで、「箱に入れてください」と言われるお客さまもいらっしゃいます。パンはお皿やフォークを使わずに、その場でそのままでお召し上がりいただけるので、気を遣わせることなく、さり気なく差し入れができます。
オーガニックの大粒なぶどう三種類をラム酒に漬け込んだ『ぶどうパン』も人気です。ぶどうを食べているような食感で「ぶどうパンは嫌いだったけれど、食べられるようになった」と言われるお客さまもいらっしゃいます。原材料のぶどうやチョコレートなど、本物の味を味わっていただけたら嬉しいですね。
私は海外へ一人旅に行ったり、自然とふれあうことが大好きです。何か始める時は不安よりもワクワク感が大きいですね。新しい取り組みとして、老舗のお弁当やさん(松浦商店)とコラボしてカレーパンを作ったり、『旅するterre à terre』としてキッチンカーでイベント会場に出かけることも始めました。最近、粘土で作った見本用のパンを娘が使って遊び始めたのを見て、これらのパンで『ままごとセット』を作ったら、子どもたちが遊びを通してパン屋さんになることを夢見たり、食べることへの興味を持ってくれるかなぁ、と想像するだけでワクワクしてきます。今後、販売を予定しています。
思い返せば、祖父母が作った野菜を食べて育った私は、一人暮らしをした時に初めて買い求めた野菜を食べて、味の違いに衝撃を受けました。祖父母の美味しい野菜を今まで当たり前に食べていたことが、すごく贅沢で幸せなことだったと気づき、食の質の大切さを実感しました。その想いが私の原点になっています。
店名はフランス語で『大地から大地です。私たちは『農家さんの大地から、お客さまの大地へ』つなぐ架け橋になりたいと思っています。
■ 所在地/半田市庚申町2-27-1
■ 営業時間/9:30~ 売り切れ次第終了 ■ 定休日/水曜日
■ TEL/59-0076 ■ http://terreaterre.info/
■ instagram terreaterre.official
■ 名古屋高岳店/名古屋市東区泉3丁目28-3 B1F
2021年12月9日(木)
僕はよく言えば柔軟性があって(笑)、大学を決める時に「これからは農業の時代」と聞いて、工学系が好きだったのに農学部に入ってしまった。東京に行ってお洒落な世界に浸ってみたいと夢見ていたので、目についたヘアサロンのような居酒屋さんでアルバイトもした。そんな中でいつか起業したいと考えていたが、21歳の時にこのまま大学で学んでいても、将来、役に立つとは考えられず、厳しいバイトにも耐えられなくて、全てをやめて半田に帰ってきた。あまり気の乗らない世界で、いい加減に学んだり働いたりしている自分が嫌で許せなくって、次の世界に挑戦しようと思った。
帰って来たものの家の仕事はしたくなくて、しばらくはパチンコで生計を立てていた。それも限界が来た頃に本来の負けん気が沸き上がり、勝つためにパチンコ台の仕組みを知りたいとパチンコ屋さんでアルバイトした。その頃に妻と出会い、義父から「そのままそこで働くか、家業に就くか」と問われ店に入った。24歳の時だった。
僕は一人っ子だが、祖父からも両親からも継いで欲しいとは一度も言われたことがなかった。でも僕が店に入ると言うと、父は何となく嬉しそうだった。入ったその日から父の下で修行が始まった。蕎麦打ちの工程(北海道の蕎麦の実を製粉機で粉にし、2〈小麦粉〉・8〈蕎麦粉〉でこねて、伸ばして切って提供する)を覚えるのは時間がかかる訳ではないが、美味しい蕎麦を作ることは難しく苦労した。気候や湿度、温度や水加減、伸ばし方など、全て一発勝負なので失敗は許されない。体調不良の時も根性で克服し(笑)、常に美味しい蕎麦づくりを目指した。また、包丁などはいい器具を使うことは大切だが、美味しい蕎麦は腕の良さで決まると実感した。
僕が小さい頃から通って来てくれているお客さまは、僕が店を手伝い始めると、「店を継ぐんだね、良かったね」「頑張ってね」と応援してくれた。実はその頃は継ぐ気はなくて(笑)、働いていると、そう思われちゃうんだなと、心の中で葛藤していた。お酒は弱いけれど好きなので、独立して蕎麦居酒屋のようなお店を出したいと密かに考え
ていた。でも、その店をやったら、この店がなくなってしまう。長い間ここの蕎麦を愛してくれている人たち、半田を訪れるたびに『信濃路の蕎麦』を楽しんでくれる人たちも悲しませてしまう。そんなことが頭を巡り、悩みに悩んで、大学時代のバイト先で仲良くなった仲間に相談し、色々アドバイスをもらって『継ごう』と心を決めたのは2年前。
そう決意してからは仕事に取り組む気持ちが変わったと自分でも思う。それまでは仕事中も頭の隅に「どうしたらいいのだろうか」と迷いが
あったが、今はこの道を極めようと思っている。そういうこともあって店舗改装に踏み切れた。ベージュと紺色の壁紙、お洒落な椅子やテーブル、照明など僕好みにイメージチェンジをし、11月3日にリフレッシュオープンした。蕎麦屋は何となく若い人からは敬遠されがちのようだが、若い人たちにも来てもらえるような店を目指している。そしていつか誰かを育てて、僕の夢の『蕎麦居酒屋』を開きたいと思っている。僕はずっと祖父が始めたこの店を守りながら、今日よりは明日、明日よりは明後日、美味しい蕎麦を作っていきたいと思っている。その道と決めたら負けたくない、まだまだ勉強中だが、常に上を目指したい。
当店は手打ち蕎麦専門店として1967年に創業し僕で3代目。それ以後、守り続けてきた地元の調味料にこだわったつゆと、自家製の手打ちを引き継いでいきたい。最近の機械は性能が良くてキレイな蕎麦が出来るようだが、味のある手打ちで勝負したいと思っている。僕のおすすめは『ざるそば』。蕎麦そのものの美味しさを味わっていただきたい。また、この時期は年越しそばをぜひご賞味いただけたらと思う。(持ち帰りは12月30日までに予約をいただけるとありがたいです)
最近、嬉しいことがあった。3人目で初めての男の子が生まれた。生まれる前はどちらでもいいと思っていたが、「男の子」と聞いて何だか嬉しかった。3人の子どものために、健康に気を付け始めた。痛風疑惑があり(笑)、改めて健康の大切さを実感し好きな脂物から野菜へと食生活を見直した。筋トレも始めて9キロほどダイエットした。体調は万
全、仕事も目一杯やり、最近は妻が出産ということもあって、休みには子どもと遊んだり、食事を作ったりして主夫みたい(笑)。
美味しいものを提供し、お客さまや家族の笑顔を見るのが僕の幸せと気づいた。色々迷ってきたけれど、この仕事は僕が探し求めてきた世界だと、いま思う。
■所在地/半田市昭和町2-70-1
■営業時間/11:00~14:30、17:00~21:00(コロナ禍の状況により時間が変更になる場合があります)
■定休日/水曜日 ■TEL/22-5639
2021年11月17日(水)
主人とは中学1年生で同じクラスになって以来、長いお付き合いになりました。高校も同じで卒業後はみんなでカラオケに行ったりして遊んでいました。ずっと知ってて安心感があって、そんなご縁で結婚しました。私の実家も自営業だったので、商売をやっているおうちは馴染み深かったということもあったと思います。
結婚と同時に家業のお手伝いをしました。地元の金融機関に勤めていたとはいえ分からないことばかりで、先ずは会議所さんの簿記初級講座を受講しました。3級整備士、保険業務に携わる資格を取りましたが、実家の母から「自分が身に付けたことは、誰からも盗まれないよ」と言われていたことが頭にあって、今では考えられないほど頑張っていましたね(笑)。
結婚当初は、気ままに暮らしていた独身生活からの変化に戸惑うことも多かったのですが、今ではすっかり強くなって(笑)。(主人は我慢しているかも)仕事も覚えて自分が出来ることが増えると、自信を持ち自然に強くなっていくんですね。
元々、義父母、義姉との家族経営ですが、今も義父母、甥、従姉妹の子ども、長女(産休中)、私たちの7人で仲良く働いています。15年ほど前に主人が代表になった時に中部運輸局
指定民間車検工場となり、義母から経理を一任されました。信頼していただき、とても嬉しかったのですが、やっていけるかしらという重圧も感じました。でも、今まで通りやっていけばいいんじゃないかな、頑張ろうと決心しました。今も決算時には数字を報告し、アドバイスをいただいています。義父母が元気なのはとても有り難く、今の私たちがあるのは、創業者である二人が頑張ってくれたからと感謝しています。
地元亀崎の人たちは潮干祭を中心に生活をしているような人が多く、お祭りが近くなると主人たちも仕事そっちのけで(笑)出かけることが多くなります。そんな時は、お客さまにご迷惑がかからないような態勢を取っています。そういう臨機応変に対応出来るのは家族経営ならではの利点と実感しています。ただ、その反動ですごく多忙になってしまうこともありますが、無理をきいてくださるお客さまたちには頭が下がります。
「地元のお客さまを大切にしてね」義父母から常日頃言われている言葉です。そのためには、先ず私たち従業員が、心を一つにしていくことが大切なことです。それぞれ年齢層が異なり、考え方もそれぞれです。中間層の私たちがみんなを上手くつなげていって、地元の方たちが望む仕事をしていくことだと思っています。地元密着で迅速な対応を心がけています。主人も少しでも地元のためにと消防団、幼稚園、小・中学校PTA活動などのお役を受けてきました。ここ亀崎は人と人とのつながりが密で温かい地域です。周りの方々に助けていただいて
いることは多くあります。
そういう人との出会いで、私も2年ほど前に会議所さんの女性会にお誘いいただきました。今まで仕事をこなすので精一杯だったのですが、入会を機に出かける機会も多くなって顔見知りの方々も増えました。様々な年齢層、色々な職種のメンバーからのお話を聞くことが出来て、女性会は楽しく学びの場になっています。
今では2人の娘も結婚して夫婦二人の生活になりました。ずっと一緒で互いに遠慮もなくなったので、仕事中は異論を唱えることもありますが、買い物や映画に一緒に行き、基本的には仲良し夫婦かな?!でも自宅に帰れば自分の時間を大切にしています。コロナ禍の前は、私はレイトショーを楽しんでいました。今は家でゆっくり映画を観ることが至福の時ですね。
今、長女が産後の里帰り中です。私が子どもが小さい頃はこの事務所で育てたように、彼女もここで働きながら子育てをしていくことでしょう。孫の成長、楽しみがまた一つ増えました。
■ 所在地/半田市亀崎町10-80 ■ 営業時間/8:30~17:30
■定休日/日・祝・第4土曜日 ■ TEL/29-0680