半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

会員トピックス
とーくさろん

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あなただけの、似合わせヘアを提供

2021年10月18日(月)

Bist hair 磯部 友和さん

 僕は、美容室を開いている親戚の人が、楽しく仕事をしている姿を見て育ちました。両親が銀行員で忙しくしていたので、美容師は楽しいということが刷り込まれて(笑)、高校生の時に美容師になろうと決心しました。現場で技術を身に付けるために美容室で働きながら、通信制の美容学校(3年)で学ぶ道を選択しました。
 仕事終了後の練習も、その日に終わればラッキーな強行スケジュールでも遊びたくて(笑)、その後にカラオケや飲み屋に行ってました。仕事をちゃんとやって遊びたい、その頃の睡眠時間は2・3時間だったかな。くじけそうになった時もありましたが、お客さまにキレイな髪型になると喜んでいただいて、仕事は本当に楽しかったですね。仕事と勉強と遊び、いくら時間があっても足りないほどでした。21歳で店長になりましたが、いつか店を出したいという目標があったので、自分なりに頑張ったと思っています。
 店長時代にグループ店全体の教育係として技術を教え、髪型は細かいパーツをつなげていって形にする、プラモデルのような作業に近いということを実感しました。教えながら自分も学ぶということも多かったですね。そんな経験から、カウンセリングを大切にしています。希望する髪型、性格、ライフスタイル等のお話を聞くことは、その方が理想とし、似合うヘアスタイルをご提供することができる大事な要素と考えています。そして、美容師に必要なことは、スタイリングしたそのままのスタイルを保ち、お客さま一人ひとりの似合う髪型を創ることです。そのことに僕は自信を持ち、僕の売りは技術だと思っています。マニュアルでカットすることはできません。人それぞれ骨格が異なり、髪の生え方、流れ方、落ち方が違っています。その辺りのベーシックな所を把握して、その方に似合うスタイルを創り上げていくことと思っています。そういうことを当たり前に考え、追求していく努力をしていかないと、美容師として僕の年齢までは続けていけない世界です。
 独立したのは2013年です。この店は大通りから外れていて、店名だけが書いてあって見過ごしてしまいそうでしょう(笑)。大通りに面した大型店に勤めていた時にはお客さまがドンドンいらして、生産性を上げるために予約もきちんと入れて、時間通りに仕上げていく。そういう仕事の仕方に抵抗があったので、自分が理想とするスタイルの店を作りたかったのです。また、美容室は分業制が多いのですが、当店は最初から最後までお客さまの専属となって施術し、僕たちスタイリストも納得いく仕事がしたいと思っています。時間がかかる時はかかってしまいますが、それが美容室のあるべき姿と思っています。そして楽しく仕事をすることが一番重要と思っています。
 お客さまとの会話も楽しいものです。最初はお客さまと話すことが苦手だったのですが、今では会話を楽しむことができるようになり、「友達に髪型をほめられたの」「若くなったねと言われたの」などの喜びの声を聞くのは励みになります。女性はいつまでもキレイでいたいと思われるのは自然なことで、そのお手伝いができれば嬉しいですね。
 スタッフは元々同じ職場仲間で、一緒に自転車で走ったり、飲みに行ったりとプライベートでも仲良しで、切磋琢磨しながら腕を磨いています。髪も互いにカットしあって(笑)。この髪型も僕の希望を取り入れた彼の作品です。ちょっと個性的でしょう(笑)。時間が経つとパーマ
が取れてストレートになっていく過程も楽しんでいます。自分の髪型も商品なので、すごく奇抜にはしませんが、お洒落で独創的なのは大歓迎です。個性的で遊びのある髪型もありです。
 いつも髪型を変えて生活を楽しんでいらっしゃるお客さまとは「こっちの方がいいね」と僕もカットしながら楽しんでいます。いつも同じヘア
スタイルでは、どこの美容室に行っても同じだと思うんですね。お客さまのその時の心境やライフスタイルに合わせた、一番似合うあなただけの髪型を提供しています。
 いつの間にか生活をするための仕事ではなく、楽しく毎日を過ごすための仕事になっています。だんだん、仕事が趣味になっていきそうです(笑)。
 

■ 所在地/半田市天神町105 三愛ファミールハイツ1B 
■ 営業時間/10:00~19:00 【カラー・パーマの受付終了時間】カラーorパーマ:18:00 カラー&パーマ:17:00
■予約優先 ■ 定休日/月曜日・第2、3火曜日 ■ TEL/47-7739 ■ https://www.bist-hair.com
 




地元のためのテレビ局

2021年9月22日(水)

齋藤 美紗子さん 株式会社CAC

モノを作る仕事をしたいと思っていた私は、テレビっ子だったこともあり、テレビ番組を作りたいと考えるようになりました。会社説明会で、企画から発信まで全てに関わることが出来ると知り、やりたがりやの私にピッタリと閃きました。自分では内弁慶と思っていますが、昔から委員長や部長など、いろいろなことに立候補するような性格で。大学の先輩が入社していることも心強く、決め手となりました。
 入社して3年、番組制作に携わってきました。入ってすぐに(2019年)春祭りのアシスタントとして三脚を担いで走り回り、想像していた以上に体力を使いました。西尾市生まれの私は、地域が一体となっての祭りは初めてで、その結束力に驚きながら、興味深く思い出深い初仕事でした。 
 今は『知多から巡る優イチオシ』の番組を担当し、企画・段取りに携わっています。番組によって様々な業務を担当し、アナウンサーもしています。最初、カメラリハーサルの練習をした時、笑顔のつもりでしたが緊張して怖い顔になり、自分でも驚きました。地域の温かいニュースは、にこやかに正しく伝えるよう先輩に指導を受けながら努力しています。上司からは度胸があると思われているようですが、カメラが回る前は手が震えてドキドキしているんですよ。小学校の卒業文集に担任の先生から「一見しっかりしてそうに見えて、実は抜けている所がある」と書かれてしまいました(笑)。そんな所に、親しみを持っていただけたら嬉しいですね。 
放映エリアは半田、阿久比、武豊(一部)ですが、話題を追いかけて知多半島中に出かけます。取材先で「アナウンサーさんだよね」と声をかけていただき、その一言が糸口となり仕事がスムーズに進んだり、情報をいただくこともあります。「テレビとは印象が違うね」とよく言われます。カメラが回ると緊張して、猫をかぶっているんですかね(笑)。取材先での姿が本当の私だと思っています。取材前に大まかな構成を考えていくんですね。でも取材しているうちに全く違ったものが出来上がることはしょっちゅうです。頑張っているお子さんをピックアップするコーナーでは、現場に着いたら予定と違っていたり、お子さんの返答が想定していたことと真逆だったり・・・。想定外のことでも、その地域の情報を地元の方たちに伝えられるよう構成を考え直しながら取材を進めています。取材に行く先々でいろいろな職業の方や、様々な経歴を持たれている方たちとお話するのは好きですね。一人で動くことが多く、撮影をしながら取材して原稿を書き編集しています。編集モニターで音と映像を確認するまでは「ちゃんと撮影出来ていたかな」とハラハラドキドキです。でも毎日違う現場でいろいろな人と出会えるこの仕事が大好きです。  
 当社は常に新しいことにチャレンジしていく風潮があります。1年前はYouTubeチャンネルを開設して、CACチャンネルの人気コンテンツや、レギュラー番組のダイジェスト版を発信しています。チャンネル登録よろしくお願いしますね。また、好評だった『1979はじまりの物語~はんだ山車まつり誕生秘話~』の劇場版を公開予定です。色々な刺激を受けながら仕事をしていますが、今の仕事をこなすことで精一杯です。もう少し余裕が出来たら新しい企画に挑戦したいと思っています。目標は全ての仕事のレベルアップです。 
 入社する前に仕事でのやりがいを尋ねたら「地元のためになる」と仰っていたのですが、今やっとその言葉の意味が少しずつ分かってきたような気しています。取材先で多くの方々とお会いするうちに出演してくださった方に喜んでいただきたい、その方のためになるような番組を作っていきたいと考えるようになりました。地元の方々のお役に立つよう、ローカルテレビならではの良さや温かさをお伝えしていきたいと思っています。
 仕事中心の日々で、いつの間にか私も半田市民に近づきつつあり、家でも半田の話ばかりするので家族からは、「どこの住人?半田に魂を売った
の?!」と冗談っぽく言われています(笑)。テレビっ子の私は、今はカメラアングルやセリフの言い回しが気になって仕事モードでテレビを見るよう
になってしまいました。それだけこの仕事が好きということでしょうね。熱中できる仕事と出会えて幸せです!

■ 所在地/半田市有楽町8-26-2  ■ TEL/21-0070  ■ URL https://www.cac12.jp



ベンチャースピリットで、チャレンジ!

2021年8月10日(火)

鈴川織布株式会社 間瀬 隆行さん 北端 利行さん

間瀬 僕は、今年の1月にITイノベーション事業部を立ち上げた。その際、大学時代に一緒にIT会社を立ち上げた同級生(北端)に声を掛け相談した。その内は『中小企業は、人が辞めれば仕事が止まり、生産効率が落ちてしまう。そんな悩みを少しでも解消できるプログラムを作り、中小企業をサポートしたい。・(中略)このビジネスモデルであれば、必要とされるはず!改めて、スタートアップとして、弊社に来て欲しい!』と彼を口説き、入社してもらった。
北端 夜の10時から会議というのもしょっちゅう(笑)。大学時代もこんな生活だった。昼寝が出来ると邪な気持ちで保育士を目指したが、教育実習で現実を知り断念。編入した大学で、彼らが立ち上げた会社の後輩に誘われたのが出会いだった。僕は株や投資に興味を持っていて、パソコンスキルも『オタク』と言われるレベルだった。その会社の技術担当者が彼だったが、当時一部の技術では僕の方が詳しかった(笑)。
間瀬 2年生まで日本全国をドライブして遊び回っていた僕を「このままじゃあダメ」と発破をかけてくれた人が、僕の人生を変えてくれた最初の人。その言葉と、学生に実践経営の観点で経営学を教えてくれた先生の後押しもあって、産官学連携で16名の学生と会社(とれび)を設立。中津川市の空き店舗を借りて、中津川商工会議所の支援を受け、町を挙げて応援してもらった。日本で最初の産官学連携の会社になるはずだったが、1週間前に設立した会社があり、僕たちは第2号だったが、新聞やテレビ局から取材攻撃を受けた。ビジネスモデルの原案を38回中津川商工会議所会頭に見せて、ようやく決まった事業内容はインターネットカフェ、パソコン教室、ホームページ作成で、ホームページ部門で彼が収益を上げてくれた。
北端 トップだから頑張らなければいけないというオーラ全開で、猪突猛進の彼は初めて出会うタイプで新鮮だった。いつの間にか二人でいるようになり、会社で寝泊りし、商店街の会議にも参加していた。その商店街の関係で、町おこしの一つとして立ち上げた第1回中津川映画祭も手伝った。僕たちもウグイス嬢(?)になって、街中を看板をぶら下げて練り歩いたりして回った。それをニュースで放送されたのは、ちょっと自慢できる思い出(笑)。
間瀬 その頃はこの経験は将来役に立つ、アルバイトを辞めて会社に来い!と平気で言っていた(笑)。それで半年で半数が辞めたが、そういう人のグチや僕のストッパーになってくれたのが彼だった。補助金を受け、町や会議所がバックアップしてくれている。中途半端な気持ちでは大学のメンツも潰れると熱量がハンパでなかった。今では色々な考え方があるから面白いと考えられるが、あの頃は僕の気持ちが分からないかと怒っていた(笑)。彼ともぶつかったが目的はとれびを良くしようという想いで、互いに私利私欲がなかった気がする。
北端 彼は当時本当に志が高かった。経営を成功させる想いがとても強く率先して先導したが、そのストイック過ぎる熱量に周りが付いて来れなかった。僕が何かしなければこのプロジェクトは人が辞めすぎて破綻すると思い、僕なりに必死だったが、最後は二人とも会社経営を楽しんだ。あれから20年も経ったが、彼は何としてもやり遂げようといつも燃え続けている。卒業後はそれぞれの道に進み、僕が会社を辞めて人の役に立ち夢のあることをしようとフィリピンにいた時に、仕事でバングラデシュにいた彼から連絡があり、今回の話につながった。
間瀬 彼のビジネスセンスに感服していたので、社会貢献可能なビジネスモデルを作って、スタートアップしようと声をかけた。ちょうど彼は大手企業のシステムエンジニアを辞めたばかりで、ラッキーだった。僕は人との巡り合わせが良いと思う。入社したベンチャー企業の社長は、僕のビジネス人生を変えてくれた永遠の師匠で、今も家族ぐるみでお付き合いさせていただいている。
北端 僕も強運で、おばちゃん受けするタイプ(笑)。僕は人を支えていく裏方が性にあっていて、人生楽しくいきましょうと常に思っている。そのためには何かしらの形で努力をしているけれど。将来は長野に住んでスキーや山登り三昧で暮らすために今ガンバっている。
間瀬 僕たちはこのビジネスモデルを成功に導くという目的は一緒だがゴールは違う。彼は奥さんと楽しく暮らすというライフスタイルをゴールとし、僕は利益を追求すると共に、経営理念「全社員の幸福を求め、社会に貢献する」を実行し続け、このモデルを成功させることが責務。
 今は名立たる会社も最初は中小だった。ベンチャースピリットを忘れず、どんな時も恐れずチャレンジし、走り続けたい!

■ 所在地/半田市亀崎町6-78  ■ TEL/28-0258   ■ http://suzukawa.co.jp/



ダンボールの新たな価値を創造

2021年7月29日(木)

トミタパックス(株) 冨田 敬子さん

創立はクルマ社会元年と言われている昭和30年(1955年)です。以来、66年各種ダンボールケース等(自動車関連・電動工具等向)の製造販売を社業としてきました。創業者の父が亡くなった後、母(現会長)、6年前から私が代表を務めています。私は大学卒業後にプログラマーとして働き、当社に経理・総務担当者として入社したのは27年ほど前です。会合等に参加しても女性が1%くらいで男性が多い業界ですが、皆さんから気遣いしていただいて(笑)、お取引先さまや社員に恵まれ、社長業を務めています。
 『多品種・少量・短納期のトミタパックス』として時代に的確に対応し、数千点にも及ぶ包装物流資材をジャスト・イン・タイムにお届けしていますが、2年ほど前からダンボールの新たな価値を創造しようと取り組みを始めました。その頃、車の自動ブレーキの導入や電気自動車が普及し、クルマ業界の革命的な変化に危機感を覚えました。例えば電気自動車はエンジン車と比較すると部品数がとても少なく、その部品を入れるダンボール箱を製造している当社にとって大打撃になりかねないからです。今までダンボール製簡易トイレ『たすけくん』や同シリーズの防災用のダンボールベッド等を製造販売していますが(半田市・東海市・浜松市に納品)、客幅と営業領域を拡げていくことで、新たな活路を見出そうと考えました。
 そこで若い社員を中心に新規事業グループを立ち上げ、遊具『punnyほいく』を開発することにしました。保育士さんたちが苦労して牛乳パックやダンボールを集めて、遊具を作っていることがヒントになりました。ダンボールは95.5%はリサイクルされているリサイクル優等生で、表面は柔らかく、使い方により耐圧強度が高く頑丈な遊具ができます。
 モノを作ることが好きな社員がいて、発想がドンドン膨らんでいきました。最初は何が出来るんだろうと思っていましたが、色々な遊具が出来上がっていくとみんな楽しそうで、私は社員の熱意に引っぱられている感じで(笑)。
 遊具の販売前は、近隣の保育園や支援センター等で使っていただいて、ご意見を聞いています。「ここをこう直して」「4~5人入れるおうちが欲しい」等、色々な声が届きますが、出来るだけご期待に沿っていきたいと思っています。ご要望の中で特に取り組みたいのがダンボールの迷路です。お子さんは迷路が大好きですが、発売されている迷路は高価です。作り方を工夫して価格を抑えて販売できないかと考えています。木材、プラスチック、スチール等で作ってきたモノを、ダンボールでと考え家具作りも視野に入れています。まだまだ遊具の分野は知名度が低く売上比率も小さいのですが、自分たちで考え作るのは楽しいですね。
 この新規事業がスタートして、求人に応募してくる年齢層が若くなりました。また、工業製品の場合は、当社が作る包装材について最終消費者からの声が届くことはないのですが、遊具の場合はダイレクトに反応が返ってくるので、社員もやりがいを感じているようです。社内の雰囲気も明るくなったように思います。販促をしようと休日には半田赤レンガ建物とイオン東浦で定期的にイベント『ダンボールランド』を開催しています。先日はアニメで人気の刀をダンボールで作るワークショップを開きお子さんたちに大好評でした。私も搬入や搬出を手伝い、時には店番をしながら楽しんでいます。
 この4月からはさらに新しい活路を見出そうと、ダンボール用のインクジェットプリンターを導入しました。カラフルな箱を少しだけという個人や商店の皆さまにも、リーズナブルにご提供できます。
 私自身は社員の意見を聞き相談しながら物事を進めていくタイプですが、社員にやりがいを感じてもらいながら育てていくのが使命と感じています。お得意さまは三河地方の企業が多く、知多半島の方々とは余り接点がありませんでしたが、遊具を通して地元の皆さまに微力ながら貢献出来
るのではと思っています。
 多忙な毎日ですが、コロナが終息したら、趣味のバンドでライブ活動を楽しみたいですね。


■ 所在地/半田市州の崎町2 -140(本部・衣浦工場) 
■ TEL/29-3211   



食+ワイン+植物、カジュアルに愉しんで

2021年6月9日(水)

Kitchen Kato 加藤 裕之さん

飲食の世界では体力、気力のある30代位の独立が多いようですが、僕は半世紀も生きてやっとです(笑)。2020年1月にオーナーソムリエとしてレストランをオープンしました。最初にこの業界に関わったのは大学時代、レストランバーでのアルバイトがきっかけでした。そこで接客の愉しさを知ってしまったのですね(笑)。サラリーマン時代に、その恩師から半田でブライダルレストランを立ち上げるからと誘われました。その頃(1990年中頃)名古屋では、美味しい物を食べて結婚式をしましょうというブライダルレストランが流行っていました。生まれ育った故郷で何かしたいと思っていた僕はご縁を感じ、半田に戻って来ました。そこから再び飲食と関わり、一貫してホールスタッフ、ワインソムリエとしてお客さまと接して来ました。
 自分の夢の『理想のお店』を思い描き日々悪戦苦闘の毎日です。経営者になると苦労が絶えませんが、僕が好きな食べること(食)、飲むこと(ワイン)、観る・育てる(植物)に囲まれ幸せな毎日。白い壁にヴィンテージ家具とあふれるほどの観葉植物、白と茶色と緑の空間で、本場のフランス料理と自慢のワインを堪能してください。
 フランス料理は、ちょっと背筋を伸ばしてというイメージがあるかもしれませんが、当店ではビストロチックにカジュアルで、リラックスして召し上がってください。食事は愉しくが一番。お客さまをご案内したらニックネーム〈トミー〉の僕の出番です。先ずはオヤジギャグでご挨拶です(笑)。人は笑うことで幸せを感じ?、リラックスします。そこに美味しいものがあったら最高でしょう。25年ほどお客さまと接していますが、全てのものは人と人でつながっていると実感しています。だから僕はこの空間と時間を提供し、僕に会いに来ていただけるような店作りを理想としています。また、この空間は植物のためにレストランを開くという夢を持っている石井シェフ(食虫植物ウツボカズラの世界ではちょっとした有名人)に厨房は任せています。〈フランス料理ランチ革命〉と称した石井シェフの日替わりランチは、リーズナブルで気軽に食べられ好評です。僕たちも愉しみたいと遊び心を随所に散りばめています。ランチは1410円(前から読んだらイシイ、反対にしたらオイシイ、税込[贅沢っす込み])とか・・。イングリッシュガーデンの中には「どこでもドア」がお待ちしています。
 時にはお誕生日のお客さまにはハッピーバースデイのメロディーに歌詞を替えて、周りに聞こえるくらいの大きな声で歌ってお祝いします。勿論アカペラのサプライズです(笑)。イタリアンレストランのマネージャーとして勤務していた時に、根っからの明るいイタリア人たちが、お客さまを心から愉しませていらっしゃる光景を真近に見て来ました。お客さまと店側の距離をいかに近づけるか、1度目にご来店いただいた時より2度目、回を重ねるごとにお客さまとの距離が近づけば、人とのつながりが出来てくるのではないでしょうか。それには愉しんでいただける空間作りの大切さと、コミュニュケーションでのおもてなしとして、オヤジギャグのオンパレードです(笑)。日々、時世の話題を織り込んだネタを考えています。そんなネタを満載した料理本をいつか作るのが夢です。「あさりを使ったあっさりしたスープ仕立てのお魚料理」の写真にレシピを添えてとか・・(笑)。
 左胸の日本ソムリエ協会発行の「呼称資格認定バッジ」と「くまモンピンバッジ」は、ワインをこよなく愛する僕の宝物です。ブドウを持っているくまモンは、熊本ワイン復興を願って製作されたものです。当店が提供するワインは小さなワイナリーが拘って醸造したものばかりで、希少価値が高く個性的なものばかりです。ワインソムリエとして、そのワインのウンチクを語るより、ワイナリーの想い、育った背景をお伝えして、その風景を思い浮かべながら味わっていただけたら嬉しいですね。
 料理を愉しむ、会話を愉しむ、ワインを愉しむ。愉しみ方は十人十色ですが、味わう人のために時にはちょっとだけ洒落っ気たっぷりのスパイスを加えています。ぜひご来店ください。

■ 所在地/半田市平地町4-174-1(市立乙川東小学校北側) 
■ TEL/89-9777  
■ 営業時間/11:30~15:00(L.O. 13:30) 18:00~21:30(L.O.20:00)■ 定休日/火曜日  
■お子様(小学生未満)同伴の方は別室(個室)がご利用いただけますのでご予約の際にお伝えください。
■アレルギー対応についてもご予約の際にお申し付けください。 
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