半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

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新営業所完成 知多乗合㈱

2024年7月31日(水)

路線バスなどを運営する知多乗合㈱の
新営業所が完成した。

6月26日の完工式では、
「時代に合ったバス運行拠点が完成。働きやすい職場づくりとバスの安全運航に努める」
と社長の金森氏が挨拶。

同営業所には従業員の健康増進を支援するための器具が設置され、災害時の睡眠場所として利用できるよう一部の施設にカーペットを採用している。

代表/金森隆浩
住所/半田市住吉町2-163-7
TEL/21-5231
URL/https://www.chitabus.co.jp/



5/25(土)新規オープン Café Pollen

2024年7月31日(水)

名鉄知多半田駅とJR半田駅の中間にある中町1丁目交差点の角地に、コーヒーとスイーツが楽しめるカフェが新規オープンした。以前はフランス料理店だった店舗の良い雰囲気を残しながら、「半田市商業施設助成事業費補助金」を活用し、穏やかな時間が流れる店内に改装した。
雑貨店店長経験のある代表者がセレクトした雑貨も取り扱っているため、気に入ったものは購入して家でも楽しむことが出来る。

代表者/片山明日香
住所/半田市中町1-72-2 F・Yビル1階
営業時間/10:00~18:00
定休日/水曜および不定休



テラヘルツ波を利用した節電を提案 !

2024年7月31日(水)

有限会社 榊原技建

有限会社榊原技建は、28歳で世代交代した榊原翼氏が今年で3年目を迎え、新しい事業に挑戦をしている。
 同社は、平成元年半田市瑞穂町にて榊原技建として、前代表榊原渉氏が24歳の時に開業。総合建設業からスタートし、平成8年に法人成り、現在37年目を迎えている。渉氏は、60歳前後には代表取締役社長を後継者にバトンタッチをしたいと以前から考えており、令和3年に翼氏に世代交代をした。
 同社の事業は、土木部門として、道路工事、下水道工事、災害復旧工事、河川造成工事、宅地造成工事。建設部門は、建築外構工事を迅速で丁寧な仕事を目指し、多くの同業者等の協力を得て手掛けてきた。現在は下請工事がメインであるが、いずれは自社が元請として工事受注できるように体制を整えている。 
 時代も変わり、今まで通りの事業だけではいけないと翼氏の考え方を取り入れ、㈱ゼニス・アドバンと代理店契約を結び、令和5年度から新事業として「テラヘルツ波」技術を利用した「テラヘルツ事業」に挑戦し始めた。
 では「テラヘルツ波」はどんなものであろうか。以下は同社のHPからの拝借である。
 『「テラヘルツ波」はNASAが発見した電磁波で、人体に良い効果を与える遠赤外線の一種であると発表されています。テラヘルツ波は、可視光線を含まない赤外線から、レーダーなどに使用されるミリ波まで、周波数と、とても幅広い領域です。
1Thz(テラヘルツ)とは、1秒間に1兆回の振動数のことをいいます。テラヘルツ波は、可視光線の光波とレーダーや携帯電話などの電波の中間の領域で、光の持つ直進性と電波の持つ透過性の2つの特性を併せ持つエネルギー帯。育成光線は、(テラヘルツ波)の中の遠赤外線の中の波長・周波数のエネルギー帯のことをいいます。この育成光線をさらに絞り込み、周波数(テラヘルツ)前後、波長(ミクロン)前後のエネルギー帯を開発しました。これを弊社では「TB波エネルギー(Tera Bio Wave Energy)」と呼んでいます。TB波エネルギーには大きな特徴があります。それは、このエネルギーを照射した物体は、TB波エネルギーを放射する物体に生まれ変わることです。これを弊社ではTB-Tech加工と呼んでいます。TB波エネルギーを使うことで、節電効果が実現します。大がかりな設備投資がいらず、効果抜群の節電プランです。』 
 「テラヘルツ波」は、世界中で医療や通信、工業、農業、美容など様々な分野で注目を集めており、さらには近年高騰している電気代削減にも多くの効果が期待できる為、同社は節電プランとして提案している。同社は、この節電プランを用いて、美容
クリニック外科、大手スーパー、フィットネスジム等の施工を手掛け、電気代の節約ができ、大変喜ばれている。また人材育成に
も力を入れており社員には2級土木施工管理技士資格試験等に挑戦してもらい、多くの資格保有をしている。翼氏は、令和6年度中に1級土木施工管理技士資格取得を目指している。
 翼氏は「社員とのコミュニケーションを通じて、何を考え求めているのか把握することが大切である」と述べる。また、「同業他社と比べ平均年齢が若い人材で、迅速かつ丁寧な仕事を心掛けていきたい。建設土木工事とテラヘルツ節電工事を両立させ、事業拡大を行っていきたい。近い将来、宅地建物取引主任者の資格をとり、宅地造成事業にも力を入れたい」
と語る。(取材:中村稔晴)

【住所】半田市高砂町62-1  【代表】榊原 翼
【TEL】26-0609  【休日】土・日曜日
【HP】 https://sakakibaragiken.jp
【E-mail】 sakakibara.giken@nifty.com



一人ひとりの想いに寄り添う

2024年7月31日(水)

東京海上日動火災保険株式会社 半田支社 支社長 谷口 理恵氏

時代性、企業方針、上司や仲間、様々な出会いにより、歩む方向が左右されることがある。2度の大きな岐路に立ち、上司の強い勧めの結果、現在がある。形の見えない商品を売るからこそ、人間味あふれる企業ではないか?そこの一員となり刺激を受けながら成長したいと同社を志望。地元大阪で自宅通勤を希望し、一般職枠で入社した。
 「実際に仕事をすると、事務職というイメージはなく保険代理店の事務支援をしながらの営業活動でしたが、社内業務に満たされていたので、外での仕事はそんなに積極的ではありませんでした。28歳で愛知県で働く夫と結婚する時に退職届を提出しました。その時に当社でIターン制度が導入され、上司から「制度を活用したら」と勧められ、考え抜いた結果、関西から東海エリアへ異動しました。当時は女性活躍推進の取り組みが始まり、女性の営業社員も増えてきている中で、女性が無理なく営業活動ができるかを模索するお役をいただきました」
 通常、保険を販売する代理店は、商品等については営業社員、事務的なことは事務方が、担ってきた。その両方の業務経験者から指導を受けることは社員、ひいては代理店にとっても効率的でありメリットも多く営業推進の仕事は打ってつけだった。自身では営業スキルの弱さを実感しながらも、事務を経験してきた強みをどう活かせるかと思案し結果を出してきた。
 第一子を授かった時に、再び岐路が訪れた。社内で産休・育休後に職場復帰するケースはあったが、勤務する名古屋自動車営業第二部ではまだその例はなくイメージも湧かず、「仕事を続けることはできない」と退職という結論に達した。その時、上司から「できないと決めて辞めるのはおかしい。できなかった時に判断すればいい」と諭された。
 「周囲の方に恵まれてきました。次女の育休を終えた後も、時短勤務やサポートをしていただき、本格的に仕事に向き合うことができるようになったのは、10年ほど前からです。入社した時から与えられたことに責任を果たそう、社内の仲間、代理店さん、お客様のためになりたい、自分が担当した意味を見出したいと思い、それらが実践できる方法を考え続けてきました。ひたすら目の前のことをやっていたら、時が経っていたという感じです。色々な偶然の積み重ねに感謝しています」
 3年前、半田支社に担当課長として赴任となり、昨年4月に現職に就いた。同社は一つ上のポジションの視点で仕事をすることを課しており、半田支社に赴任以来、「支社長ならどうするか?」と自問自答しながら仕事に向き合ってきた。支社長の椅子は着任時から既定路線ではと言われることもあったが、実際にその役職に就いた時から、リーダーとしての視点で物事を見ていく自身の変化に驚いたと言う。組織として最大限の結果を生み出すための対策を講じ、地域貢献を最大目標とした。それには一人ひとりが最高のパフォーマンスをし、目指す目標に向かっていくことが大切であり、社員を知り、コミュニケーションを図るために月1回は1対1での面談を実施している。同時にそれぞれが自分の歩幅でいかに成長できるか。それをサポートしていくのが使
命であり、『寄り添う』ことがごく自然に備わってきたと振り返る。
 「一般的に描くリーダー像は、営業の第一線で戦い、リーダーシップを兼ね備えている人というイメージではないでしょうか?私は事務職の期間が長かったので、そういうリーダー像とは異なっていますが、一人ひとりの想いを大切にしたいと思い『寄り添う』ことが私にできることと考えるようになりました。当支社は女性が7割を占める職場で、そんな女性たちの悩みや言い分を、同性の私なら理解できる部分が多くあります。男性リーダーではスパッと言えることも、その気持ちが分かり過ぎるために戸惑ってしまうこともあります。そこが私の弱さだと思っていますが、役割として言わなければいけないことは言うように努力しています。『女性は感情の生き物』と言われることがありますが、感情を抑えて、言い方には気をつけていますが「今の言い方で良かったかしら」と常に悩んでいます。涙もろく、嬉しい時、楽しい時には自然に感情が前に出てしまいます。最近は、組織を育てることは子育てに似通っているかもと感じています。おかしな表現かもしれませんが、メンバー全員を愛おしいと感じるようになってきました」
 まだまだ男性社会の業界であり、男性部下との同行時には、対面者が最初に名刺を差し出すのは男性部下、ということもよくあるようだ。「やっぱり!」「女性だから信用されていないのか」と思い悩むこともあったが、いつしか「女性支社長として覚えてもらいやすいのが利点」と前向きに捉えられるようになった。昨今でも女性だから頼りないと印象を持たれることもあるようだが、『頼りない』からスタートし、その力量を発揮すれば『なかなかやる!』と高評価に繋がり、それも女性ならではの利点と微笑む。
 『事務職に精通』という強みを携えながら、時代性、企業方針、仲間たちとの出会いで道を拓いてきた。明日からも様々な経験を積み重ねながら、いくつもの強みを築き、新しい形のリーダーとして歩み続けるだろう。

●ちょっと一息●
 長女の育休中に聴講した勝間和代氏の講演会で「仕事、育児、家事の全てを70%で頑張ったら合わせて210%。満
点の100%から考えれば十分な数字、自分を誉めてあげましょう」というお話を伺い、フッと楽になれました。それからは仕
事100%にして目は子どもを見るとかバランスを取りながら生活をし、全てに完璧さを求めることは止めました。共働きです
ので子どもが小さい頃は淋しい思いをさせたことがあったと思いますが、今では娘たちから「仕事辞めないでね」と言われ
ています。ずっと私が家にいると困るようです(笑)。
 趣味はテニス、アウトドア(キャンプ)、お料理も好きです。子どもたちがお弁当持ちになって、家族4人分のお弁当を作
るようになりました。手際のよい私は30分もあればパパッと作れます。少し自慢です。私の好きな時間は家族で過ごすこ
と。今年のお盆休みも家族旅行を計画しています。私専用のビールサーバーからビールを飲む時間も好きです。嗜むほど
ですが(笑)。

1975年、神奈川県横浜市で生まれ、大阪府茨木市で育つ。99年同志社女子大学生活科学部卒業。同年、東京海上火災保険(株)大阪自動車営業第二部入社。2005年名古屋自動車営業第二部に異動。21年半田支社赴任。23年現職。半田ロータリークラブ所属。東海市在住。当所議員、金融部会副部会長。



ブッセで人と地域を幸せに

2024年7月31日(水)

㈲カレット洋菓子店 水谷 忠嗣さん

当店は1936年、常滑市で和菓子店を始め今年で88年目になります。先代の父が常滑市、半田市に地域に根ざした店舗を展開してきました。長男の私は『忠実に嗣ぐ』と想いを込めた名前を付けられ(笑)、子どもの頃から年末年始もちょっとした手伝いを頼まれていました。両親は家業に接して欲しい、見て欲しいという想いがあったようですが、せっかくの休みに、好きなテレビも見れず、当時は家業が嫌いでした(笑)。その後、後継者という決意はまだありませんでしたが、父と同じ日本菓子専門学校で学び、大阪、東京の洋菓子店で修行しました。 
 そんな中、28歳の時、父の他界がきっかけとなり、この会社を守る、従業員を守って幸せにすると決意し、4代目になりました。世界にはアメリカのドーナッツ、イタリアのティラミスなど色々な国の菓子がありますが、当店はキレイでキラキラしているフランス菓子をお手本にしています。今はSNSを意識した気を衒ったような菓子が注目される傾向にありますが、そこは意識せずシンプルであり、丁寧な菓子作りにこだわっています。先代がこの地域に根付かせた『ブッセ』はまさにそれで、日常生活
に溶け込んでいるような菓子です。ふんわりとした焼きたてのビスキュイ生地に、フレッシュバター100%のクリームをたっぷりとサンドしたシンプルで優しい味は、知多半島で育った方には『故郷の味』となっているのではないでしょうか。近年、季節感も味わっていただきたいと桜やラズベリーなど、季節限定の味もお届けしています。お客様から『安定したお菓子』という評価をいただきますが、パティシエの丁寧な菓子作り、販売スタッフの丁寧な対応、そういう努力があっての『安定』だと従業員に感
謝しています。同時に「いつもの味だから安心」「美味しいから食べたい」というお客様の信頼や期待にお応えしたいという気持ちも強いですね。
 変化の激しい時代の中で、洋菓子業界にも求められていることが変化してきています。先代から受け継いできた当店のスピリッツとも言えるブッセを大切にしながら、新しいチャレンジをし続けています。『伝統とチャレンジ』この二つの軸を守っていくこ
とが私の使命と思っています。
 お客様の気持ち、時代背景を反映させ、挑戦の一つとしてフローズンスイーツ部門を立ち上げ、今年7月からはネット販売も始めました。焼きたての美味しさをそのまま瞬間冷凍することで、旨味や香りを閉じ込め、お菓子の美味しさを保持します。ご自宅の冷凍庫に保管いただけば、好きな時間に好きなだけ解凍してお召しあがりいただけます(賞味期限30日)。 
 当店は知多半島と共に成長してきました。自然に恵まれたこの地域は醸造や農業、美味しい果物や野菜などの食材が溢れています。観光に訪れる方も多くなり、その素晴らしさ、当店の想いを生産者さんにお伝えし、皆さんのご協力のもと、自然の恵みとのコラボから色々な商品が生まれました。TOKONAMEプリンや、小ロットでこだわりを持って作るクラフトジェラート、今年4月から新たに発売したクレープ(一部、常滑店限定)など、知多半島の魅力を味わっていただけると思っています。より美味
しいものを作ることは、生産者さんの気持ちにも応えることだと考えています。この夏はトロピカルアフタヌーンティー、かき氷、パフェなど、キレイで美味しいメニューが満載です。カフェスペース桃パフェでゆったりとした時間を過ごしませんか! 
 先代は「お客様が必要としているものを、たくさん提供しなさい」という言葉を遺してくれました。私自身もむやみやたらに種類を増やすのではなく、本当にお客様が求めている菓子を、心を込め丁寧に作りお届けすることが大切だと考えています。これからも、その気持ちは変わらずにいたいですね。また、先代は常滑店のある矢田という地域に『矢田コミュニティ』を発足し地域貢献にも頑張っていました。私も今その団体に所属し、日々の草刈り、花壇に花を植えるなどの活動のお手伝いをしています。7月には常滑店前の矢田川沿いを松明を持って歩き、田の害虫を退治して豊作を願う『矢田虫送り(県指定無形民族文化財)』を開催しました。 
 半田店のある中心市街地エリアでは、昨年から中心市街地活性化のためのワークショップが開催されており、定期的に参加させていただいていますが、まだまだ社長業の仕事に追われている毎日です。半田も創業の地である常滑も両方が自分のベースだと考えています。私自身大きなことは出来ませんが、当店を育てていただいた恩返しのために、少しでもまちづくりのお手伝いが出来たらと考えています。

■ カレット半田店 半田市広小路町153-8 TEL.22-7340
■ カレット常滑店 常滑市矢田垣出口46-1 TEL.42-0720
■ 営業時間(半田店)お店・平日 9:00~19:00/土日祝 9:00~18:30 
         カフェ・毎日 9:00~17:00(L.O.16:00)