

2026年1月5日(月)
今回ご紹介する会員事業所は、半田市有楽町にある「Othello(オセロ)」である。
早朝4時。まだ街が静かなころOthelloの一日は始まる。厨房で仕込みを行い、午前中は高齢者施設や事業所への配達。午後になるとお弁当の回収をしつつ、高齢者の個人宅を回り、夕食のお弁当を届ける。曜日に決まった定休日はなく、「終わったら終わり」という地域密着の働き方である。日曜日も完全休業ではなく、必要に応じて柔軟に対応している。「毎日、少しでも利用者さんの楽しみになるように」という代表の木下氏の思いは、朝の準備の段階からすでに現れている。材料を選ぶとき、盛り付けを考えるとき、味の確認を行うとき、すべてにその思いが反映されている。
木下氏は20代前半から約24年間、介護の現場で働いてきた。施設職員、ケアマネージャー、新規事業所長と経験を重ね、岐阜県から常滑市へ異動後も地域の高齢者と向き合い続けた。その中で、高齢者がより楽しめる食事を求めていることを強く感じてきた。「自分が食べたいと思えるものを届けたい。大切な家族に食べてもらいたいと思える食事をつくりたい。」この想いこそが、Othelloの原点である。
安定した企業での管理職を辞め、自らの道を選ぶには大きな決断が必要であった。しかし、木下氏は迷わなかった。自分の人生でやりたいことをやり、正しいと思うことは正しく行う。そのために、白黒はっきりさせる覚悟で社名『Othello』に想いを込めた。そして、やらないことが最大の失敗だと考え、迷わず前に進んだ。
開業当初は想像以上に忙しく、1日3時間しか眠れない日もあったという。それでも、利用者からの「美味しかったよ」「楽しみにしているよ」という声に支えられ、少しずつ迷いや葛藤は消えていった。木下氏は、困難も含めて自分の決断を信じ、日々の仕事に真摯に向き合っている。
【副菜にこだわるお弁当づくりと地域への思い】
Othelloのお弁当でまず目に入るのは、色とりどりの副菜だ。木下氏が特にこだわるのは、この副菜の充実である。「街の定食屋さんでも、お味噌汁や小鉢が美味しいと嬉しいでしょう?お弁当でも同じです。メインは予算や種類に制約がありますが、副菜は工夫次第でいくらでも楽しめます。」Othelloでは、季節の食材を活かし、3~4品の副菜を丁寧に手作りしている。副菜ひとつひとつに食材選びから調理までのこだわりがあり、彩り、食感、味のバランスに細心の注意を払う。もしメインが好みでなくても、副菜で“食べる楽しみ”を感じてもらえるよう工夫している。スタッフにも「自分が本当に食べたいか」「家族に出したいと思うか」を問いかけ、全員が同じ意識で調理にあたっている。この一体感が、Othelloのお弁当の味や見た目、温かさに表れてい
る。
木下氏は、長く介護事業に携わってきた経験を活かし、今後はお弁当配達にとどまらず、地域の方々が食で少しでも幸せを感じられる取り組みもしていきたいと考えている。「食べることは楽しみであるべき」という信念を胸に、今日も厨房で笑顔を思い浮かべながらお弁当を作り続けている。Othelloのお弁当は、単なる食事ではなく、地域の人々にとっての“楽しみ”として定着している。木下氏の真っすぐな想いと、丁寧な仕事が、地域の人々の毎日を彩っているのである。(取材:伊藤七海)
【住所】半田市有楽町5ー216ー2 【代表者】木下 豪
【創業】令和6年8月
【営業時間】年中無休(但し日曜日は要相談)
【TEL】080-5115-3397
2025年12月2日(火)
当誌をお届けするにあたり、いつも終盤に行き着くのが平野夫妻の店。温かい笑顔と時に厳しい叱咤激励を受ければ、猛暑の夏でも極寒の冬でも、不思議な事に店を後にする頃には最後の力が漲ってきた…そんな当たり前だった光景が今はもうない。
妻みち子さんが急逝したのは昨年春のこと。高校時代の同級生同士で長年連れ添い、布の裁断から縫製まで全て手作業で二人三脚でこなしてきた。「世の中が変わって見え、何もかもがどうでもよくなった」とかけがえのない伴侶を失った当時の心境を語る店主の利保氏(73歳)。それでも氏を今もなお商売に駆り立てる理由は何か伺った。
利保氏は先代の父親から商売のいろはを何一つ教わったことがない。年の離れた従兄が父から衣料品の商いを学ぶ姿を見て育ち、高校3年生の夏には既に鉄工業への途上。しかしその従兄が別の道を選んだことで急転直下で「お鉢」が回ってきた。以来、取引先で修業を積み、自転車で知多半島から西三河、名古屋の問屋を回る日々。文字通り自らの足で商売の基礎を育んだ。培われていったのは、人と人との繋がり。その精神は今でも店の根幹に息づいている。
所帯を持ち昭和58年に現店舗を父から引き継ぐと、修業時代のご縁から学校用品を扱うようになった。客の一人ひとりの要望に細やかに応え、やがて「繊維のことなら“ひらの”に聞け」と言われるほど地域に根ざした存在となる。
亀崎では潮干祭を避けて通れない。父の代からも祭礼装束は扱ってきたが、「腹に巻く晒は面倒」「締めると痛い」「緩いと下がる」といった若い衆らの声につぶさに耳を傾け、ゴム素材を使った巻かない晒「穿くんです」を考案。実用新案の登録にまで至った。平成25年には西組花王車の車元を務め、平成28年に潮干祭がユネスコ無形文化遺産に登録されてから、祭礼装束への情熱を一層強めた。高齢化する重鎮世代から熱心に聞き取り、装束の伝統を後世に残すため、伊勢木綿を藍で染め、掌も青く染まるほど毎日作業を続ける。近年ではわらじ職人の高齢化で品薄が続く中、全国の職人や海外業者に直接交渉するなど、培ったフットワークを如何なく発揮。今では市内他地区の山車組はもとより全国の祭り関係者からも注文が寄せられる。お囃子の笛袋も五月人形に使われる絢爛な生地を用い、所有者の名を刺繡して世界に二つとない品が生まれる。
数年前のコロナ禍で巷にマスクが不足した際には、夫妻で日夜手縫いを続け、いち早く地元の人々へ提供した。市内企業からは千枚単位の注文が入り、「金山駅にいるけど今から買いに行っていいか」との電話も。同店の名が世を駆け、夫妻にとって“最後にして最高の共同作業”となった。
この取材中、近所の老婦人が来店した。「この布に紐を通して欲しくて云々…」誰でもできそうな頼み事だが、聞けば「こんなことでも親身に受けてくれるからいつも来る」のだと。友人から「いつまで商売をやるんだ?」とよく聞かれ、その時に氏は必ずこう答えるという。「お前はコンビニで弁当を買った時だけ可愛い店員さんから『ありがとう』と言われるだろ?俺はお金をいただいた上に『ありがとう』と言われるんだよ」その言葉に筆者は大きくうなずき、当分はまだそちらには行かないみたいですよ、とレジ後方の遺影に視線を送った。(取材:森 啓貴)
2025年12月2日(火)
藤平 小さい頃からお菓子作りが好きで、辻製菓専門学校で和菓子・洋菓子・製パンを学びました。中でも、生菓子の繊細な細工に魅了され、美しい和菓子を作りたいと和菓子屋さんを10店ほど訪ね、歴史を感じるお店の佇まいと店頭に並ぶ和菓子、おすすめされた『いちご大福』が凄く美味しくて感動し、是非働きたい!と思い、ご縁をいただきました。
大橋 僕も和菓子の美しさ、上品な甘さが好きで自分で作ってみたいと思っていました。一旦は食品会社に勤めましたが、やっぱり和菓子を
作りたい!と思って、ハローワークでここの求人を見て応募しました。13年ほど前のことです。
藤平 僕はふみくんより2年先輩で15年ほど勤めています。菓子職人は同じ作業をコツコツとすることが大切で、学校で習ってきても、しっかりキレイに出来るまで5・6年かかりました。例えば餡子の包み方一つをとっても、毎日毎日考えながら同じ作業をし、ある日突然「これだ!」と思える日が来るんですね。その感触というか感覚が身につけば、後は指が自然に動いてくれます。個人差はありますが、一人前になるには時間がかかる世界だと感じています。
大橋 僕は全くゼロからの出発だったので、学ぶことが多くて苦労しました。もちろん今も学ぶことばかりですが、旦那さん、奥さんや恭平さんから優しく教えてもらいながら作るのが楽しいので、今まで続けてこられたと感謝しています。僕自身はコツコツと作業をし続けていくことが好きな性格なので、この仕事はあっているのかなと思っています。
藤平 いつまでも学ぶことばかりと実感しています。愛知県知事賞受賞の『ちんとろ最中』は丸初の代表的銘菓です。バラ売りでお客様に注文をいただいてから、その場で作ってお渡しするスタイルでしたが、2年前に上半田の祭礼『ちんとろ祭』会場に出店することになり、日持ちするように真空パックで包装しました。そのおかげで、半田のお土産として買い求めてくださる方が多くなり、製造数が30倍にもなりました。売り方を変えるだけで、売上が左右するんだと驚き、とても勉強になりました。
大橋 僕は時々店頭に立つことがあり、お客様から「キレイで美味しそうだね」「可愛いお菓子ね」と喜んでいただける声をお聞きすることは、作り手にとって励みとなり嬉しいことです。近年は若い人たちやお子さんに向けて時代のニーズに合ったキレイで可愛いお菓子を創っています。玩具屋さんの『㈱ひよこのおかげ』様とのコラボ商品『ぴより~な』は、可愛いだけでなく口当たり柔らか、上品な味わいで、ネットにて全国発送もお受けしています。
藤平 和菓子の美しさに取り憑かれた僕ですが、和洋折衷菓子を創りたいとも思っていました。ハロウィーンの時にはカボチャやオバケ、クリスマスシーズンには雪だるまやサンタクロース、ツリーなどの創作生菓子を創り、今は来年の干支『馬』を試作中です。旦那さん、奥さん、ふみくん、他のスタッフと新しい商品創りのための話し合いを常にしています。前は意見の違いから僕自身、感情的になったこともありますが、今は互いの気持ちが分かり、一つのチームとして『より良い商品』創りを目指しています。旦那さんや奥さんの経験値から、学ぶべきことがたくさんあることが分かってきました。
大橋 以前から民放テレビ、NHKなどのメディアにもよく取り上げられ、多くの人々にお店が紹介されました。134年(明治26年創業)続く老舗和菓子店の一員として、昔ながらの技術と製法を守りながら、新しい商品創りに日々取り組み精進しています。
藤平 そういう伝統を大切にしながら、多くのお客様に当店のお菓子を知っていただきたくて、SNSで発信しています。この間も新製品をアップして帰宅したら、母から「今度のお菓子可愛いね」とチェックされて(笑)家族総出で応援してもらっています。独立したいと考えていた時期もありますが、今は「丸初のために一緒に頑張ろう」と思っています。入って1年目からお菓子を作らせてもらい、色々な経験をさせていただけたので、今があると思っています。その恩返しというのも変ですが、今は「大好きな丸初のためにお役に立ちたい」と考えています。
大橋 たまたまですが僕たちは家も近所(知多市)で、小・中は同じ学校。地元の話も互いに分かり合えるし、本当に優しくていい先輩と家族の様な旦那さんや奥さん、スタッフとの良い出会いがあったと思っています。
藤平 12月になると丸初自慢の『いちご大福』が店頭に並び始めます。このいちご大福は、地元の4Lサイズの苺を契約農家から特別に仕入れ、苺と羽二重餅と餡の絶妙なバランスで、わざわざ遠方からもお買い求め頂いています。
僕たちは今、彼女募集中です。口数が少ない僕は一緒にいて落ち着ける人、気を遣わずいられる人がいいなと思います。趣味は野球観戦(ドラゴンズファン)とソーシャルゲーム、スパでゆっくり過ごすことです。
大橋 僕も明るくて元気で、僕を引っ張ってくれる様な人が好きです(笑)。趣味は映画鑑賞です。宜しくお願いします。
■ 半田市本町7ー20
■ 営業時間/8:30~18:30
■ 定休日/火曜日(月2回不定連休あり)
■ TEL/0569-21-0391
2025年11月4日(火)
Pain Es(t パンエスト)の由来はフランス語で【パン 東】、オーナーである東さん自身のお名前を冠にしたお店。焼きたてのパンの良い香りが漂う中、明るい声で「いらっしゃいませ!!」の声が響き渡り、その声の明るさそのままに、店内も活気に満ち溢れている。
ショーケースにはずらりと並んだ複数のパン。自信があり、力を入れているだけあって一番人気はクロワッサン。かじると外側はパリッと香ばしく、中はふんわりと柔らかい。噛みしめるごとに、バターのコクがじんわりと広がり、鼻から抜ける小麦の香りは至福の心地よさ。たまに、自宅に持ち帰って食べることもあるが、温かくて美味しいのはもちろん、冷めてもおいしいのは不思議に思うくらいである。
オーナーは、学卒後一般企業へ就職したが、小さい頃から食べることや作ることが好きだったため、飲食の道を目指し、イタリアンレストランでの勤務を経てパン屋をオープンした異色の経歴の持ち主。パン屋を創業した理由をお聞きすると「パンの魅力に惹かれました」と、笑顔でお話くださった。「地元半田市でパンの魅力を知ってほしい」という想いからオープンしたこのお店は、地産地消に拘っており、極力地元の食材を使用している。
小麦は愛知県産を含め10種類以上を使い、パンの種類ごとに最高の状態になるよう数種類ずつブレンドする拘りには驚かされた。「どうしたらもっと美味しいパンが出来るのかを常に考えています」と語るオーナー。試作品をスタッフに評価してもらうなど、スタッフからの意見には常に耳を傾けるようにしているとのこと。「美味しいパンは自分一人では作り上げられない。スタッフ全員から助けてもらっており、感謝を忘れずみんなが働きやすい環境を常に考えていたい」との言葉。取材させて頂いた中、スタッフへの感謝の言葉や温かい雰囲気からもパンの美味しさが伝わるようだった。
新たな挑戦と夢
数々のパンを生み出してきたオーナーは、イタリア料理が得意であり、惣菜系のパンにも確かな自信を持っている。お客様に「美味しい」と言っていただけることこそが何よりの喜びだと語り、将来の夢は“パンを心から楽しめるベーカリーレストラン”のオープンだそう。
その夢への第一歩として、2025年9月、常滑市に2号店「Nories Bakery (from Pain Est)」をオープンした。半田店よりも広いイートインスペースを設け、ゆっくりとくつろげる空間を用意。さらに店舗前には駐車場も完備し、より多くのお客様に気軽に訪れていただける環境を整えた。
半田市で愛されてきたPain Estのパンが、常滑市でも多くの方に親しまれ、夢への大きな一歩を踏み出した。半田店で愛される定番の味、そして常滑店で広がる新しい楽しみ。どちらのお店でもそれぞれの魅力で迎えてくれるのでぜひ立ち寄っていただきたい。
(取材:井島直亮)
【Pain Est】
住所:半田市泉町1-4 泉ビル1F
営業時間:火10:00~17:00 水~土9:00~18:00
定休日:日・月 TEL:0569-26-6226
【Nories Bakery from Pain Est】
住所:常滑市金山六治68 タケヤビル1F
営業時間:水~金10:30~16:00 土10:30~17:00
定休日:日・月・火 TEL:0569-59-2826
2025年11月4日(火)
店名、『たかやん味一番』は、初代のたこ焼への情熱がぎっしり詰まっています。昭和が終わる頃、初代の隆(たかし)氏が若い頃に商売をしていた時の面白さが忘れられず、「どこの真似もしたくない、どこにもない、たこ焼を作ろう」と食べ歩きをして生まれたのが『元祖』です。その時のニックネーム『たかやん』と、美味しいたこ焼ができた自信から『味一番』という言葉を合わせて屋号にしました。今も『たこ焼をちょうだい』と買いにいらしたお客様にとって、たこ焼=元祖で、当店の一番人気です。その秘密は、拘りの真蛸と、昆布、煮干しなど17種類の天然素材を手間暇かけて(昆布は北海道日高昆布を少し炒り、千葉産煮干しを1日天日干しにするなど)仕上げた秘伝の生地にあります。(この生地は『たこ焼の粉』として販売し、自宅で『たかやん味一番』が楽しめます)。たこ焼にはソースや醤油をかけるものと思われていた創業当時に、『タレに頼らない味』で勝負した『元祖』は、従来のたこ焼とは一線を画し、その素朴でごまかしがなく飽きのこない美味しさは、誕生以来、『ソース
のいらないたこ焼』として愛され続けています。
来る日も来る日もたこ焼を試食させられていた2代目であった義父は当時を振り返り、「蛸にそんなに拘って!」とぼやきながら手伝っていたそうですが、開店当初から「これはこれで美味しい」と買い求めるお客様の行列を見て驚いたそうです。今では、「商売は特徴があると強い」と初代の偉業に敬意を払われています。シンプルさを追求したたこ焼は、蛸の旨味を際立たせた引き算の結果です。私もその努力や発想の素晴らしさを日々体感しています。90歳となった初代は、今も年に数回店に現れ、焼き台の前に立ちます。気づいたお客様からは、「初代が焼いていてラッキー」という喜びの声や、今も尚、現役の初代に驚きの声が上がります。
そんな初代の想いをしっかり受け止めた2代目は、初代の「美味いから余計なものを入れるな」という言葉を守り、『元祖』を大切にしながら、一つずつメニューを増やしてきました。『塩マヨ』『醤油マヨ』『ネギデラックス』や、季節限定の品(エビからデラックス・サビぽんデラックス・ネギぽんデラックス)など、時代のニーズに応えてきました。中でも大皿(元祖・塩マヨ・醤油マヨ・ソースマヨ、32個入り)は、人が集まるお祭りや年末年始・ご家庭でのパーティなどでの大人気商品です。
私が3代目のバトンを受け取ったのは数年前で、今は義両親と私の3人で本店を切り盛りしています。食べることが大好きな私は、食生活学科でフードコーディネーターの勉強もし、学生時代は飲食店でのアルバイト経験もあります。だから全く知らない世界でもないので、結婚してすぐに楽しくお店のお手伝いを少しずつ始め、もう15年経ちました。
『知る人ぞ知る店』として派手なPRをせず、たこ焼の美味しさを知っていただきたいと頑張ってきたお店の3代目として、『味を守る』プレッシャーを感じています。創業以来変わらぬ美味しさを提供できるのは『焼き方』にかかっています。鉄板に油をほぼ使わず火加減を調節しながら焼き上げますが、暑さ、寒さなど季節によって焼き方も変わってきます。そこは『勘』の勝負となり、その『勘』を掴むのに10年ほどかかりました。見て覚えて、職人の世界ですね。今では生地作りから焼き、接客までこなせるようになりましたが、これからはお店の経営も学ぼうと、やりがいを感じています。『知りたい、やりたい』と、好奇心いっぱいの私は新しい世界を知ることをとても楽しみにしています。
近年、蛸と肉の二刀流に進化しようと、たこ焼の中身がステーキ肉の『知多半とんぶたこ焼 Ⓡ』の新グルメが仲間入りしました。手作りで素朴な味は好評で、多くのお客様にご愛顧いただいています。『知りたい、やりたい』私は、『どこかに行きたい』私でもあり(笑)、イベントがあれば焼き台と材料を持って出かけます。この10月にはフランス車の集い『アロンフランセ車山2025』に義父と一緒に出店しました。フランスの人に美味しいたこ焼を食べていただいて、とても嬉しかったです。初めての遠出ですが、これを機にもっと色々な所で出店しようと考えています。いずれはキッチンカーで行こうと、あれこれ模索中です。『どこかに行きたい』私のもう一つの夢は韓国に行くことです。KーPOPにハマっていて3人の娘と共に推し活に夢中です。韓国語も勉強中で、KーPOPは生きていく上での楽しみです。来年は義母を誘って韓国に行こうかな。仕事とKーPOP、楽しいことは何があっても頑張れます。
2代目 重成さんより
「恵美ちゃんは、何にでも前向きで頑張り屋さんで、頼もしい存在です。まさか家業を継いでくれるとは想像もしていなかったので、本当に感謝しています。初代は小規模で丁寧に仕事をしていくのが商売の本道という考え方で、僕は丁寧な仕事をしながら、多店舗経営をして多くの方に美味しいたこ焼を食べていただきたいと実現してきました。恵美ちゃんはもっと広く時代を見ていて、色々なことを考慮した新メニューの開発、イベントに出店、キッチンカー販売をするために試行錯誤しています。僕たち夫婦は、恵美ちゃんの一番の応援団です」
■ 半田市美原町1-248
■ 営業時間/10:00~18:30
■ 定休日/木曜日
■ TEL/0569-29-3276
■有楽町店:半田市有楽町6-225(コロナ前) 営業時間/10:00~19:00 営業日/土日・祝日 TEL/0569-21-0808
■花園店:半田市花園町5-11ー1(花園公園西)営業時間/10:00~19:00 営業日/土日・祝日 TEL/0569-23 -6606